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2009/02/28

20世紀少年-第2章-最後の希望

20th2nd
はむちぃ: おや、20世紀少年の実写映画は第1章で懲りて、レンタルまで待つと言っておられたような(;一o一)?
ゆうけい: いやあ、やっぱり気になってねえ(^_^;)、観てきちゃいました「20世紀少年-第2章-最後の希望」を。

『 西暦2015年。2000年に起こった「血の大晦日」は、ケンヂたちが行ったものとされ、それを阻止した“ともだち”は世界の救世主として崇められていた。ケンヂの姪、カンナは高校生に成長し、学校で習う「血の大晦日」に憤りを感じていた。そんなカンナは学校で問題児扱いされ、「ともだちランド」に送られることに。それは、社会のルールからはみ出した人間を洗脳する施設だった。

監督 : 堤幸彦
原作・脚本・監修 : 浦沢直樹、長崎尚志
出演 : 豊川悦司 、 常盤貴子 、 平愛梨 、 香川照之 、 ユースケ・サンタマリア 、 藤木直人 、 石塚英彦 、 宇梶剛士 、 小日向文世 、 佐々木蔵之介 、 黒木瞳 、 唐沢寿明
(goo映画より) 』

は: 第1章は原作のコアだけを時系列でまとめたダイジェスト版のような作りになって失敗しているとおっしゃいましたが?
ゆ: それが驚いた事に、ブリッジに過ぎない中間部にしてはわりと良く出来ていたんですよ!今回は構成を映画用に徹底的に練り直しましたね、後でパンフレットを読んだらやっぱりその旨を長崎氏が書いてました。
は: 長い中間部ですから、そのまま作っていると恐ろしく長時間になってしまいますもんね。
ゆ: そうそう、だから取捨選択して切り取られた部分も多いし、原作とは異なる展開もあったりして、ファンには賛否両論があるだろうと思いますが、一本の映画としては良くまとめてあると思います。

は: 前回も役者は原作の雰囲気を忠実に再現していて良いキャスティングだとおっしゃってましたが、今回15年経ったメークはいかがだったでございましょうか?
ゆ: これも良かったですね。今回生き残り組では豊川悦司のおっちょ、香川照之のヨシツネ(冒頭写真左)の二人が中心となるのですが、メーク、演技とも原作のイメージ通りで素晴らしい出来でした。それ以外では13番(ともだち側の殺し屋)のARATAが鮮烈な印象を残してくれましたね。
は: 新たな登場人物ではやはり遠藤カンナ役の平愛梨様(冒頭写真右)、小泉響子役の木南晴夏様が中心でございますね。
ゆ: カンナになりきろうと努力すると、天然でそっくり過ぎる木南の対比が面白かったですね(笑。

は: 最近のマルチメディア戦略の常で細部にも凝ってありましたでしょうね。
ゆ: まあ色々とね、一番気に入ったのはサダキヨ(ユースケ・サンタマリア)の乗る、たった330台しか作られなかった幻の名車TOYOTA 2000GTのナンバープレートを「20-00」にして実際に公道を走らせているところですね(笑。

は: では映画としては合格点だと言う事でよろしゅうございましょうか?
ゆ: それが難しい所でね、キャストやスタッフがどう頑張っても実写だとあまりにも荒唐無稽になってしまうところがこの原作の泣き所ですよね。前田有一の発言を前回も引用しましたが、何億と言うお金をかけてこのような幼稚な映画を作っていいものかどうか、本当に考え込んでしまいますね。
は: あんな変な党首を日本が、ましてや全世界が支持するとはとても思えませんよね。
ゆ: 「あ~そびましょ」に「ばっはっは~い」ですからねえ(苦笑。でもまあ、原作ファンなら一見の価値はあると思いますよ。

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2009/02/27

静物画の秘密展@兵庫県立美術館

Photo
 学生時代西洋史を専攻された方なら、「ヨーロッパで史上最大の貴族は何家か?」と問われれば即座に「ハプスブルグ家」の名前を思い出されると思います。そのハプスブルグ家の蒐集した絵画を一堂に集め管理している美術館がウィーン美術史美術館です。去年上野のフェルメール展の記事で来なくて残念だった、と書いた彼の「絵画芸術」もこの美術館に保存されています。その美術館の静物画( Still Life )を中心に75点の絵画が今兵庫県立美術館で催されているウィーン美術史美術館所蔵静物画の秘密展に来ております。昨日やっと体調も少し良くなってきたので鑑賞してまいりました。ちなみにトリビアですが、女優の鰐淵晴子さんはハプスブルグ家の末裔です。

『 ウィーン美術史美術館は「ヨーロッパ最大の貴族」ハプスブルク家の400年にわたる遺産をもとに1891年に開館した美術館です。そのコレクションは、ハプスブルク家と関わりの深かったオランダ・フランドル地方、スペインをはじめとしてヨーロッパ各地から収集され、世界屈指の質・量を誇ります。そして、2009年は、「日本オーストリア交流年」。この記念すべき年の幕開けに、ウィーンの誇る珠玉の作品が神戸にやってきます。

 静物画の黄金期である17世紀の作品を中心に、さまざまな静物画、そして静物が重要な役割を果たしている風俗画や肖像画を展示します。ヤン・ブリューゲル(父)の花、コルネーリス・デ・ヘームの食卓、バスケニスの楽器・・・美術の歴史に残る静物画の名手たちに出会えます。また、ヤン・ステーンのにぎやかな風俗画における雑多な家庭風景や、物の質感を表現するヘーラルト・ダウの超絶技巧をはじめとして、様々な絵画の中で静物の放つ魅力を堪能していただけます。知る人ぞ知る名作・ペレダの《静物:虚栄(ヴァニタス)》も見逃せません。

 本展覧会ではあまりにも有名なベラスケスの《薔薇色の衣裳のマルガリータ王女》が日本初公開されます。ハプスブルク家の華麗な歴史を彩った王女の可憐な姿をご覧頂く稀有な機会です。 』

 「静物画の秘密展」と言いながら一番の呼び物はベラスケスの肖像画「薔薇色の衣裳のマルガリータ王女」(冒頭写真)です(苦笑。マネが「画家の中の画家」と呼んだスペインの大画家の作品が何故ここにあるのかというと、解説にもあるようにハプスブルグ家の勢力がスペインまで及んでいたからに他なりません。

 婚姻政策が繁栄の基礎であったハプスブルグ家は当時のスペイン王フェリペ4世の娘マルガリータの嫁ぎ先を後の神聖ローマ皇帝レオポルト一世と生まれて間もなくから決めており、フェリペ4世に引き立てられ宮廷の要職にあったベラスケスが何年にも渡ってその準備として肖像画を書き続けたわけです。今回来日した作品はマルガリータが僅か3歳の頃のものです。

 静物画的に見ると、マルガリータの名前に合わせてガラスの花瓶に飾ってあるマーガレットの美しさ、胸のブローチの質感などがさすがベラスケスという感じがします。

Photo_2 
 さて、取り敢えずは静物画の傑作中の傑作「青い花瓶の花束」を見てみましょう。「花のブリューゲル」と称されたヤン・ブリューゲル(父)の作品、さすが周囲の絵画を圧倒する迫力でした。
 よく見ると四季の花が咲き乱れており、当時では一度に花瓶に活けることは困難であったと思われる事から、ブリューゲルの想像力と構成力の賜物と思われます。壁に解説がありましたが、(父)と書いてあるようにブリューゲルの一族は悉く画家で、むしろ一族の工房で絵が産み出されていたと言っても寡言ではないようです。この他にも、今回の展示では花が誰、鳥が誰、人物が誰といった共作が数多くみられました。

 さて、フランドルの画家の作品が何故(以下略^^;)、当然フランドル・オランダなどもハプスブルグ家の勢力範囲内にあったからですね。当時世界最初のバブル時代を迎えていたオランダを中心とした地域の作品も数多く展示されていました。

2
 これまたスペインの奇才デ・ペレダの傑作「静物:虚栄(ヴァニタス)」です。静物画の一分野に「虚栄(Vanity)」があると言うのも不思議な気がしますが、当時の宗教感、或いは「華美を慎め」という統治政策の落とし子なのでしょうか、3点ほど「Vanity」関連の絵がありました。やはり共通しているのは頭蓋骨です。専門家の私から見ても17世紀によくこれだけ観察しているなと(笑。ちなみにこの作品はハプスブルグ家自体の没落をも暗示していると言われています。

2_2
 先ほどオランダも版図の一部だったと述べましたが、そのオランダで静物画を得意としていたデ・ヘームの「朝食図」です。フェルメールに代表されるように細密画を得意としたオランダの画家だけあって、なんでもないような静物画ですが、実に細やかな配慮が行き届いています。当時食べあわせが良いとされていた三点セット牡蠣、レモン、胡椒をそつなく配していますし、異質な懐中時計が先ほど述べた「Vanity」の主題をも取り込んでいるとも言われているそうです。

 この配置を再現したテーブルを展示してあり、これまた興味深いものでした。意外に奥行きが深くまた、低い位置にテーブルがあります。

 その他にも色々なジャンルの静物画がありました。もちろん「Vanity」とか言う説教臭い絵ばかりではなく、牛の解体とか、猟の獲物の鳥とか、以下にも肉食民族らしい絵も満載でした。ちなみに鳥の大きさで絵の注文先の階層が分かるそうです。まあ、そんなこんなで結構面白い展覧会でした。

 ちなみに1階で催されているコレクション展にも寄ってみましたが、こちらは現代アートが主体で、静物画を堪能した後で見ると新たな刺激が得られます。特に典型的な静物画に描かれている沢山のオレンジ全てに様々な表情の顔がついている絵があって、思わずニヤリとしてしまいました。

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2009/02/23

ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌

ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌 スタンダード・エディション [DVD]
はむちぃ: 皆様お久しぶりでございます、はむちぃでございます、見事「おくりびと」がアカデミー外国語映画賞日本アカデミー賞10冠に輝きましたこの時期に何故か「ゲゲゲの鬼太郎」第二弾「千年呪い歌」のレビューでございます。
ゆうけい: 皆さんこんにちは~、中山功太です~、R-1取るのと前髪無くなるのとどっちが早いか心配してましたけど、お陰さんで取る事ができました~、はは、違うかっ!
は: 違いますっ!功太ファンのご主人様にはおめでたい事でございますがR-1GPではございません、それも何でゲゲゲでございますか、と訊いております(-_-;)。
ゆ: ただいまから、「そこまで日本の法律厳しく無いよ」をお送りいたします、ピ、ピ、ピ、ピ~、「Ge3もあこまでオカルトチックなのは確信犯やで~」、違うかっ!
は: 違います、オーディオのGe3ではございません、エ・イ・ガ!ですってば(--〆)

ゆ: まあまあ、はむちぃ君そうそう興奮せずに(^_^;)、まあ「おくりびと」、当ブログでは結構厳しい評価をしましたが賞はそこそこ取るとは思ってました。けど、なんぼなんでも日本アカデミー賞10冠は取りすぎでしょう。
は: おまけにモックンの義母様を司会に持ってくるなんてちょっとあざとうございましたね。
ゆ: そうそう、主演男優賞はあの中じゃどう見ても堤真一でしょうねえ、まあそれはそれとしてゲゲゲの鬼太郎、第一弾を取り上げた時に第二弾公開が決まっておりましたし、渾身の名演技が向こうが山埼努ならこっちは故緒形拳さん、ヒロインが向こうが広末ならこっちは麗奈ちゃんだぜ!と言うわけで取り上げてみましょうか。まあ敢えて向こうがモックンならこっちはウェンツだぜ、とは申しませんが(危。

『水木しげる原作の人気漫画を豪華キャスト共演で実写映画化したシリーズ第2弾。“かごめの歌”を聞いた女性が失踪する怪事件が発生。事件の背後に妖怪の関与を感じ取った鬼太郎は、千年の時を経て蘇った悪霊の呪いが原因であることを突き止める。

【キャスト】
ウエンツ瑛士
北乃きい
田中麗奈
大泉 洋
田の中 勇
間 寛平

河本準一(次長課長)
ブラザートム
星野亜希
上地雄輔
中川翔子(友情出演)

寺島しのぶ
ソ・ジソブ
佐野史郎
笹野高史
萩原聖人
室井 滋
緒形 拳

【スタッフ】
原作; 水木しげる
脚本; 沢村光彦
監督; 本木克英
製作; 松本輝起・亀山千広
(AMAZON解説より)』

は: 今回は第一弾に比べて安心して観ていられましたね。
ゆ: ウェンツの鬼太郎に慣れた事と、敢えて下手な子役を出さずに人間側の主人公を北乃きい一人に絞ったところが良かったですね。
は: 脇を固める俳優さんも良かったのではないでしょうか。
ゆ: それでも人間を守るのか、と迫るぬらりひょんが緒形拳さんですし、人間に恨みを持ち、ぬらりひょんに騙されて人間の魂を集める薄幸の妖怪が寺島しのぶですからね、良いキャスティングでお遊び映画の中に一本筋を通したところに好感が持てましたね。

は: 前回は全然怖く無いのが致命的と申されておられましたが?
ゆ: そうですねえ、前回よりは笑いと怖さのバランスは改善しましたが、やっぱりあまり怖く無かったですねえ~(苦笑、導入部でもっと怖がらせてくれないと北乃きいの恐怖が全然伝わって来ないですよね。妖怪同士の戦いもまだ笑いの要素が勝ってますし。
は: 鬼太郎様の活躍も今一つでしたね。
ゆ: 前回よりは演技できてたのは評価できますが、相変わらずうじうじしてますねえ、もっと強い鬼太郎が見たいですね。
は: 強い鬼太郎綺麗な猫娘でございますね(一o一)。
ゆ: 麗奈ちゃんの衣装だけは前回の方がよかったですね~(^^ゞ。

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2009/02/21

PLUTO 7 / 浦沢直樹

PLUTO 豪華版 7 (ビッグコミックススペシャル)
PLUTO 豪華版 7 (ビッグコミックススペシャル)
 浦沢直樹手塚治虫の鉄腕アトム「地上最大のロボットの巻」のリメークに挑戦したPLUTOの7巻が出ました。前巻では、この作品の主人公として扱われていたゲジヒトがついに斃れ、残されたのはエプシロンのみ。と言うわけで当然ながら本巻はエプシロン対プルートゥの対決が中心となります。そして次巻が最終巻である事がはっきりと予告されています。

 予想通り、エプシロンの能力はプルートゥをはるかに凌駕しています。一旦は勝利を収めるエプシロンですが、予想通り、彼の優しさが、、、後は伏せておかないと浜村淳症候群(関西限定ネタ)になっちゃいますね(笑。一つだけ本巻の見所を挙げておくと、今まで竜巻の中に隠れていたり、暗闇に潜んでいたりしていたプルートゥの全貌が明らかになります。また、ボラーが一瞬その巨大な姿を垣間見せます。

 そして何十億という人格をシミュレートしながら眠り続けるアトムゲジヒトの意識が、そしてエプシロンの意識が降り注ぎ、ついに本巻の最後で覚醒します。

 アトムプルートの最後の対決、そして最後まで残されたボラーの謎の二点を中心に次巻は展開し終焉を迎えます。ちなみにウランがピノキオを作ったゼペット爺さんも操り人形であると、興味深い手がかりを呟いていました。

 豪華版の別冊付録「PLUTO設定画集」では、浦沢直樹と長崎尚志が対談していますが、拍子をめくるといきなり

「早く終わらせたくてしょうがないんです」

の文字が(笑。そして対談中でこれがプレッシャーが少ない方であるはずの長崎氏の台詞であると知って二度ビックリ。手塚治虫作品に挑む事の大変さが良く分かりますね。でも

「ちゃんと終われそうなんですよ(笑。それがかなりのプレッシャーだったんですけど多分きれいに終われるかなと。」

と言うことですので、浦沢版「鉄腕アトム」は二十世紀少年のような腰砕けはなく、彼の代表作の一つになるでしょう。楽しみです。

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2009/02/20

昨日のマスターズ練習

Ayase2
 この頃体調の関係で不定期なマスターズ日記です。えっ、写真のためにも毎週行けって?そんな御無体な~(笑。

アップ: 個人メドレー:100Mx4本
 
100個メでSKPS、無茶や~。というわけでちょっとずつ手を抜きながら何とか終了。

スカーリング: 25Mx4本
 フロント、ミッド、フィニッシュ、最後は前から後ろへ全部。結構疲れます。

クロール: 50M x2本
 蹴伸び+ドルフィン2回でスタート、ターンの練習。この後休憩。

クロール:50Mx4本、2セット
 本日のメインメニュー。ディセンディングで、インタバルは1分50,40,30,20秒と短くなって行きます。ひえ~。1セット目は44,42,42,41とまあまあでしたが、2セット目は50,44,41,42とボロボロでした。

ダウン: 200M

計: 1200M

 やっぱり個人練習でキックとスピード練習をやってないのでだめですね。というか、毎週行ける体調を取り戻したいというのが本音ですが。

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2009/02/19

壁と卵

Harukiisrael
 村上春樹氏がイスラエル賞を受賞し、時あたかもイスラエルのガザ攻撃の最中であったため、彼がそれを受け入れるかどうかが注目されていました。結局彼はそれを受け入れ、受賞スピーチで婉曲にガザ攻撃を批判するという態度を取りました。

 私は彼がどういう行動を取ろうが彼の文学のファンであり続けるでしょうし、また逆に彼の行動全てが正しいと盲信するものでもありません。ただ、現在日本を代表する作家として海外での注目度の高い人ですから、日本の見識をしょって立たなければならないというプレッシャーは相当のものだっただろうと同情していました。

 彼のスピーチは「わざわざイスラエルに出向いてガザ攻撃を批判した」と言う事で、日本のみならず世界でもかなり注目を集めたようです。やっと先日ほぼ全文を読みましたが、これまた分かり辛い比喩と諧謔を駆使した婉曲な表現をしていましたね、そのあたりはいかにも彼らしいと思います。

 冒頭の部分で

「小説家は嘘つきでかつ、人の意見と逆のことをしたがるものだ
(Novelists aren't the only ones who tell lies - politicians do (sorry, Mr. President) - and diplomats, too. / I like to do exactly the opposite of what I'm told. It's in my nature as a novelist.)」

と笑わせた上で

「さて今日は私は真実を語ろうと思う。そんな日は年に数日も無いが今日がその日だ。
(Today, I will tell the truth. There are only a few days a year when I do not engage in telling lies. Today is one of them. )」

と大見得を切ってみせます。そこで、直接的にガザ攻撃を批判するのかと多くの方が思ったでしょう。でも彼のとった手法は比喩でした。手前味噌ですが、私としては予想通りでした。そして、その比喩は率直に申し上げてやや分かりにくいものでした。その割には予想外に一般マスコミが取り上げていましたが、それが「壁と卵」です。

If there is a hard, high wall and an egg that breaks against it, no matter how right the wall or how wrong the egg, I will stand on the side of the egg.

多くの解説が試みられていますが、単純にそれ以降の文章を解釈すると、

壁 = 人間が作り上げてきたシステム、制度。時にそれ自身が暴走し人を殺す事がある

卵 = 個々の人間自身、壊れ易い殻の中に魂を宿している

と言う事になります。個々の人間の尊厳を尊びながらその人間がよってたかって作り上げてきた現代のシステムが冷酷なものであることを主張することにより、そのシステムが今なしていることを暗に批判するという形を取っています。

 日頃から村上春樹氏の文章に接しているものならば十分彼の意図を汲み取れますが、そうでない方々にとっては隔靴掻痒の感は否めないでしょう。マスコミは何となくハイブロウな雰囲気を感じ取って話題にしたようですが、一方で批判が多いのも仕方無い事と思います。
 例えば先日「MURAKAMI」と言う本を紹介しましたが、もう一方の村上である龍氏ならばもっと直截的にスピーチすることにより世間の耳目を集めたでしょうね。
 とは言え、客観的に見れば受賞を受け入れた以上、あの場ではあれくらいの言動が限界でしたでしょうし、個人的には良く行動され発言されたと思います。最後の

「I am grateful to you, Israelis, for reading my books. I hope we are sharing something meaningful. You are the biggest reason why I am here.」

と言う言辞をイスラエル人が皮肉ではなく素直な謝辞と受け取り、それが何某かの平和へのつてとなるように祈っています。

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2009/02/16

Coldplay@神戸ワールド記念ホール

Coldplay3
 先日「Viva La Vida」がグラミー賞年間最優秀楽曲賞を受賞したColdplayが神戸にやってきました。グラミーを取った自信に溢れるステージでどの楽曲も異様なまでのエネルギーに満ちていました。スタジアム級のワールド記念ホールを埋め尽くした観客の声援も凄まじく、旬のバンドのライブの興奮を体中で浴びて帰ってきました。嬉しいことにプロ用機材でなければ持ち込み可能でしたので、情報のあとで幾つか写真をご紹介します。

Date: Feb 14th, 2009, 18:00-
Place: Warld Kinen Hall, Kobe

Opening act:Jon Hopkins featuring Davide Rossi

Coldplay:
Chris Martin (vo,g,kbd)
Jonny Buckland (g)
Gyu Berryman (b)
Will Champion (ds)
 and
Phil Harvey

Setlist
1: Life In Technicolor
2: Violet Hill
3: Clocks
4: In My Place
5: Speed Of Sound
6: Yellow
7: Chinese Sleep Chant
8: 42
9: Fix You
10: Strawberry Swing
11: Talk ?
12: The Hardest Part
13: Viva La Vida
14: Lost!
15: Green Eyes
16: ? ( Will Champion vocal )
17: Viva La Vida (remix interlude)
18: Politik
19: Lovers In Japan
20: Death And All His Friends

EC-1: The Scientist
EC-2: Life In Technicolor ii ~The Escapist

Coldplay1
開始直後、バックライトに照らされてカーテン越しにバンドのメンバーが見えます。

Coldplay2
「Yellow」: 沢山の大小の黄色いボールがアリーナを乱舞しています。

Coldplay5
「Lovers In Japan」: 日本関係の画像がスクリーンに流れますが、後半の画像は何か変でした(笑。

Coldplay8
多分アンコールの「Life In Technicolor ii」あたり、盛り上がりも最高潮でした。

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2009/02/14

Rachael Yamagata@NAGOYA Blue Note

Rachaelyamagata090213
 昨年4年振りに待望の新作を発表したレイチェル・ヤマガタが早速来日してくれました!!!今回はブルーノートの招聘だったようで、大阪ブルーノートが無くなったため、私としては名古屋ブルーノートに出かけるしかありません。と言うわけで急遽ジモティのどるさんもお誘いしての名古屋遠征でライブを堪能して参りました。

Place: Nagoya Blue Note, Nagoya、Japan
Time: Feb 13th. 2009, 1st set; 18:30-

Rachael Yamagata(vo)

with special guest
Kevin Devine(vo,g)

Michael Chavez(g)
Oliver Klaus(cello)
Daniel Carlisle(b)
Christopher Giraldi(ds)

Setlist

Opening Act by Kevin Devine ( 5 tunes )

1: Letter Read (p)
2: Be Be Your Love (p)
3: What If I Leave? (g)
4: Faster (g)
5: Worn Me Down (g)
6: Elephants (p)
7: Elephants Instrumental (p)
8: Over And Over (p)
9: Sunday Afternoon (g)
EC
10: Reason Why (p)

 定刻になり、Kevin Devineが登場、アコギ一本で5曲歌いました。ニック・ドレイクに似たエモーショナルな歌唱を聞かせる人でなかなか良かったですが、5曲は歌いすぎ(笑。

 そしていよいよバンドのメンバーとともにレイチェルが登場。写真で見ていて若干危惧していた通り、4年前より大分恰幅が良くなっておられました(苦笑。白と黒の縞のワンピースが良く似合ってましたが、ハイヒールのかかとが細くて大丈夫か心配でした、時々転びそうになってたし(^_^;)。

 でも大丈夫。そんな事より4年前私を完全にノックアウトした歌唱は健在でした。ブルーノートと言う上品な場所柄もあってか、或いは4年間の成長の証なのか、奥歯を噛締めて唸るような、あるいは声を振り絞って唾が飛ぶような荒々しい歌い方は少し影を潜め、その代わりに声量が増して、歌い回しで感情を表現できるようになっていましたね。私としては人の心を鷲掴みにするような4年前の歌い方も忘れられませんが。

 そう言えば今回はさすがにタバコすぱすぱはありませんでした(笑。MCも時間の制約からか少なかったです。名古屋名物「テバサキ」を教えて貰ってたくらいでしたね。

 セットリストは、大体ファンの想像どおり、期待通りで、「Happenstance」から4曲、「Elephants」から6曲でした。前回ハードなナンバー「Letter Read」から始まったので今回も一曲目は「Elephants」では無いだろうと思ってましたが、予想どおりでした。
 どの曲も素晴らしかったですが、前回アルバムには入っていないにもかかわらず本チャンの最後に持ってきた「Sunday Afternoon」を今回もやはり最後に持ってきました。アレンジが深まったこともありますが、前回にもまして凄みのある演奏でした。
 そしてアンコールはやっぱり「Reason Why」です。これだけは譲れないのでしょうね。
 あと、インストナンバーの後に自然な流れで持ってきた「Over And Over」が、個人的に好きな曲のでとても嬉しかったです。

 演奏陣も前回より凄腕を連れてきていました。特にギターのMichael Chavezはテクニックが申し分無い上に、イフェクタの使い分けによりアルバムの雰囲気を見事にステージ上に再現していました。最初に音合わせしながら「彼もドイツ系よね」とレイチェルが笑いながら紹介していたドラムのChristopher Giraldiもシンバルワークが上手く、特にバラードナンバーでは曲の終わりを見事に締めていました。

 そしてチェロに今回はOliver Klausを連れてきていたので「Moments With Oliver」を期待したのですが、残念ながらありませんでした。でもとても良いアクセントを曲につけていて彼の存在感は抜群でした。

 ブルーノートの時間の制約上10曲と言うのはある程度仕方無いのでしょうけれど、お値段を考えると後2曲くらいは聴きたかったですね。でもステージ終了後サイン会があったのはブルーノートとしては異例でとっても嬉しかったです。前回も一言二言喋って握手をして貰いましたが、今回はもう少し会話が出来て嬉しかったです。

Welcome back to Japan, Rachael, I'm very glad to see you again!

と語りかけたらとても喜んでくれて「ワオ、前も聴きに来てくれたのね!」と答えてくれました。

「4年前は骨折してて大変だったね、もう大丈夫?」

と聞いたら大笑いして

「そうそうここ(左前腕)だったわ、もうすっかり大丈夫よ」

と返してくれました。調子に乗って

「今度の新作はとてつもなく素晴らしいよ、US盤、日本盤、アナログの3種類買っちゃった~」って言ったら目を丸くして驚いてました(笑。と言うわけでTシャツのサインは宝物です。

 4年前と同じくとても気さくにみんなと話してましたから、東京BNへ行かれる方もお楽しみに。そうそう、まだ手に入れてなかった「Loose Ends EP」も売ってました。まだお持ちで無い方はこれもお楽しみに。

 というわけで13日の金曜日は私にとってはとても楽しい、思い出深い日となりました。クラッシック・ファンにもかかわらずお付き合いいただいたどるさんに感謝します。幸い初めてのブルーノートをとても楽しんでいただけたようで嬉しかったです。

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2009/02/12

Upojenie / Anna Maria Jopek & Friends with Pat Metheny

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Upojenie

 ポーランドの歌姫アンナ・マリア・ヨペクの2003年のアルバムで、パット・メセニーがプロデュースしています。リンク先はメセニーの名義で高音質で有名なNonesuchレーベルから出ているUS盤ですが、私が聴いているのは実は帰省しておられたオラシオさんに頂いた正真正銘のポーランド盤です、思いがけない嬉しいプレゼントでした、ありがとうございます。

 オラシオさんもおっしゃってましたが、本当にメセニーはどこにでも顔を出す人ですね~。AMAZONのリンク先のレビューにもありますが、メセニーのカバー曲が数多く収録されております。始めのうち気がつかなくて「Still Life」「Offlamp」の頃のシンセギターに似てるなあと思っていたら. So May It Secretly Begin、Are You Going  With Me?なんかもしっかりカバーされていたのでした。

 残念ながら私はポーランド語は分かりませんが独特の浮遊感と妖艶さを感じるボーカルで気持ち良くメセニーの音楽世界を東欧色に塗り替えています。また、アルバムタイトルの「Upojenie」はアンナのオリジナルですが、ボーカル、サックスとメセニーのアコギ、シンセギターがとてもマッチしていて素晴らしいです。ちなみに「Upojenie」は虜と言う意味だそうで、まさに虜になりそうな雰囲気です。

 サポートする「Friends」もオラシオさんの折り紙付きの凄腕ポーランド・ミュージシャンばかりで、なんとあの超絶技巧ピアニストLeszek Mozdzerも参加してます。メセニーの「Travels」に入っていた「Farmer's Trust」のカバー「By On Bye Tu」なんか最高ですね。

 ヨペクのリンク先の公式HPで試聴もできますのでヨーロッパ・ジャズファンもメセニーファンも是非ご一聴を。

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2009/02/11

アクセスカウンターを変更しました

Yuaoi2
 このブログのアクセスカウンターは設置以来ずっとXREA.COMを利用していたのですが、最近表示が不安定になってきたので、ココログ自体のアクセス解析のカウンターに変更することにしました。幸い以前と良く似たデザインがあったのでそれを採用しております。

 ちなみにこのカウンターはブログを始めてから数ヵ月後にコースをベーシックからプラスに変更した後にカウントが始まったため、以前よりかなり少なく表示される事になります。お陰で30万までのカウントダウンにちょっと余裕が出来ました(笑。手ぐすねひいてお待ちになっていた方も何卒よろしくご了承くださいませ。

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2009/02/09

神鋼スティーラーズ今季終了

Kobelcosteelers
 ラグビートップリーグのKOBELCOスティーラーズが2月7日の日本選手権でNECに29-30で敗れ、今季終了と相成りました(涙。トップリーグでは久しぶりに4位に入りましたが、ここまでが限界だったようです。今季は目標に掲げた個々のパフォーマンスの向上は一定の成果は出て、特にスクラム第一列が安定したと思います。ELVにも比較的上手く対応出来たのではないでしょうか。
 しかし、私が見た幾つかの試合の全てがそうだったのですが、試合の中での好不調の波が大きく、相手に一旦主導権を渡してしまうとガタガタッと崩れるところが課題だと思います。他の上位チームに比して層が薄いのも気になりますね。主将でSHの後藤がいなくなると途端にあたふたします、昨日のNEC戦などその際たるものでしょう。新戦力のFBデルポート(南ア)の獲得は成功でしたが、彼がいないと最終ラインが脆いです。
 来季はバックスの立て直し、それに年齢的に限界の近い元木、伊藤、大畑の後継者の成長を望みたいと思います。

 他の試合ではリコー対帝京の試合が凄かったですね。帝京の無念のPG失敗で同点で終了、トライ差で辛うじて勝ち残ったリコーはあのオーストラリアの英雄ラーカムを要しているチームですからねえ。

 さて、最後に触れざるをえないのがクリスチャン・ロアマヌ(東芝)の大麻疑惑です。ブレイブルーパスの公式HPに公式のアナウンスメントがあり、B検体で陽性が確定した場合日本選手権を辞退する予定だそうです。そんな逃げ口上を用意したなら言っておきますが、

JADAがA検体を陽性と発表すれば間違いという事は先ずあり得ない

です。それならMS杯決勝も辞退しておくべきだったと思いますね。一応優勝おめでとうと言っておきますが。

 それにしても後味の悪いシーズンとなりました。世間ではトップリーグに対する関心が薄いからそう騒がれませんが、ロアマヌは今シーズンのトライ王であり、彼の活躍が東芝のトップリーグ一位に大きく貢献している事は間違いない事実です。プロ野球でホームラン王が大麻を吸っていたら転地がひっくり返ったような大騒ぎになるでしょう。
 先日逮捕されたヴィヴィリとこのロアマヌは埼工大時代にも暴行事件をおこしており、それを知りながら採用した二人が再びそれぞれに不祥事をおこしたわけで、東芝のチェックが甘いと謗りを受けてもしょうがないと思います。

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2009/02/08

原田知世@NHK芸術劇場

Geijyutugekijyou1
 綾瀬はるかパワーおそるべし、水泳もAshramも吹っ飛ばされてしまいました(笑。で対抗手段として、ここはアラフォー名女優+クラネタを持ってくるしかありません。と言う訳で久々に原田知世様にご登場願いましょう。2月6日のNHK芸術劇場に朗読で出演されました。

NHK芸術劇場②「音楽物語『ぞうのババール』」

1: 音楽物語「ぞうのババール」(プーランク)
2: 組曲「マ・メール・ロア」(ラヴェル)
3: 「風変わりな美女」から(サティー)

<出演>
Geijyutugekijou2
原田知世(朗読)(1、2)
江口玲(ピアノ、写真右) (1、2、3)
山中千尋(ピアノ、写真左) (2、3)

<収録> 2008年6月27日 NHK・101スタジオ

 「ぞうのババール」はプーランクが甥っ子や姪っ子たちにおねだりされてジャン・ド・ブリュノフ作の同名の絵本に音楽を付けた作品です。
 原田知世様が読んでおられた絵本は確かうちの娘にも買ってやった覚えがあるのですが、童話と言うにはどうもみょうちくりんな作品ですよね。母親が撃たれて死んだのに都会で楽しく暮らしていたら森の王が死んで都会を知っているおまえが王になれと言われてさっさと帰っていく変な象(苦笑。
 そのせいなのか、それとも立派な音楽作品なのか、プーランクの作品も妙に暗めのとても子供が喜びそうに無いようなBGMとなっております。はたして親戚の子供たちは本心から喜んだんでしょうか?
 とはいえ、江口玲さんの倍音を良く響かせたタッチやペダリングはさすがに素晴らしく、ちょっと声量の足りない知世様の朗読を良くバックアップしておりました。写真の如く思いきったショートカットにした知世様はとてもチャーミングでした。

 「マ・メール・ロワ(Ma Mère l'Oye)」は、マザー・グースを題材にしたこれまた子供にねだられてのラヴェルの作曲で、友人であるゴデブスキ夫妻の2人の子、ジャンとマリーのために作られたそうです。原曲ではピアノ四手連弾の組曲ですが、今回はジャズ・ピアニストの山中千尋さんが加わっての二人の連弾でした。
 ここでの知世様のハイライトは、有名な「美女と野獣」の朗読でした。鳥の羽根をあしらったカチューシャがとても素敵でございました。
 とはいえ、聴き所は何と言ってもクラシック+ジャズの異種格闘技的連弾。低音の響きをふくよかに聞かせる江口さんと、見事な筋肉質の腕から繰り出す高音域の一音一音のタッチの強さを持ち味とする山中さんとの持ち味のブレンド感が絶妙でした。ついでに言うと山中さんの演奏スタイルと江口さんとの絡みは「エッチ度爆発(某常連さん談)」でございました(笑。

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 アンコール的な三曲目はサティの「風変わりな美女」とラヴェルの「美女と野獣」の連弾。山中千尋さんってホント風変わりな美女と言う表現がぴったりでした。正統派美女の知世様は傍で椅子に座って聴き入っておられました。最後の拍手が可愛かったです(をいをい。

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2009/02/07

Ashram / Ashram

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 以前「A Taste Of」で紹介したザビエル・レコードの店長一押しシリーズ、今回は幻の名作と言われる「Ashram」でした。2002年に発表された、アルバムタイトルと同名のネオ・クラシカル・ユニットAshramの実質上のファーストアルバムですが、今回未発表曲を加えたデジパック仕様での再発との事で早速購入してみました。

01. Fairy Wind (vo,p,vn,cello)
02. For My Sun (vo,p,vn)
03. Forever at your Mercy (vo,p,d-bass)
04. Fourth (unreleased) (p,vn)
05. Spirit of the Rising Moon (vo,p,vn,cello)
06. Lucky´s Song (vo,p)
07. Nevermore Sorrow (vo,p,vn,cello)
08. Horizons (p)
09. Forgive Me (vo,p,vn,cello)
10. She's Fiddling (vo,vn,cello)
11. Fragile (p,vn)
12. Elisewin (vo,p,cello,d-bass)
13. Oceans (vo)
14. I've Lost Myself (vo,p)
15. Sweet Autumn (vo,p,vn,cello)
16. Silver Eyes (vo,vn,cello)

Sergio Panarella - voice
Luigi Rubino - piano
Edo Notarlorerti - violin

Leonardo Massa - cello
Fulvio Gombos - double-bass

『クリスタルのように繊細で澄んだユニセクシャル・ヴォイスが悲哀に満ちたメロディを切々と歌い上げ、抜群の演奏技術と表現力を持つヴァイオリン、ノーブルでリリカルなピアノが、欧州の秋を彷彿とさせるような美しいサウンドタペストリーを紡ぎ出し、日本人の美的感覚を揺さぶります。まさに「地球に生まれて良かったぁ~~!」と感激させられる超極美傑作です。美しい物が好きな方全ての人へ大推薦。ラストのシークレットトラック(暗黒面)の聞き逃しに注意!(ザビエルレコードHPより)』

 Ashramとはヒンドゥー教の修行者(或いは修行所)と言う意味ですが、メンバーは全てイタリア人でナポリで結成されています。Yogaの瞑想用音楽かと言われたらまあ確かにそんな気がしないでも無いですが、それよりはやはりEuropean Gothicの範疇に入る音楽だろうと思います。

 それにしても店長の煽りが決して誇張では無いと感じるほど美しい音です。テノール(+カウンターテノール)、ピアノ、弦のみで綾なす静謐でやや暗めのゴシック・サウンドはネオアコの究極とでも言うべき世界を形成しています。さすがクラシックの王国イタリアの産んだユニットだけの事はありますね。それに一曲一曲構成を絶妙に変えていますので聴き飽きません。曲名の後に構成を書いておきましたので、公式HPあるいはザビエルのHPでの試聴の参考にしてください。

 それにしても驚きはボーカルのSergio Panarellaです。おそらくクラシックの素養があるのではないかと思いますが、そんじょそこらのロック/ポップ・ボーカルとはレベルが違いますね。まあシャウトはしないので比較しても始まらないんですが。幸い全て英語で歌っており、耽美的な詩の世界も堪能できます。
 カウンターテノールも見事で一曲目の「Fairy Wind」など

アニー・レノックスの新譜です」

と紹介されたら本当に信じてしまいそうです。
 そうそう、店長のコメントにもありますが16曲目の10分くらいからDark SideのAshramが聴けます、お聴き逃し無く。

 というわけで、Coulour Caneがエレクトロニクスを駆使しての美の世界なら、こちらはネオアコの極致です。これからもザビエルレコード店長の一押しからは目を離せませんね。

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2009/02/06

昨日のマスターズ練習

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  お約束の「綾瀬はるか様」どえっす。阿Q匕O〇の不具合でセルのベト全が聴けずにメゲメゲの某K氏に捧げまする、どやっ、おっちゃん、元気出してやっ!
 と言う訳で久々のマスターズ日記です。1月の第一回に出たものの、その後体調を崩してしまい久々の恐々で出かけて参りました。

アップ: 個人メドレー:100Mx1本
 
か、体がきしんで動かん(ToT)

キック: 100Mx1本
 アップの続きではありますが、ただでさえ苦手なキック、殿に下がらせていただきました。

片手クロール: 25Mx2本、50Mx1本
 伸ばしたほうの手と顎の間にゴムボールを挟んで落とさないように泳ぎます。まあこれくらいは楽勝で、息抜きですな。

クロール: 50M x4本
 蹴伸び+ドルフィン2回でスタート、ターンの練習。この後休憩。

クロール: 200Mx4本
 本日のメインメニュー。5分半のインタバルで3本イージー、最後の1本がハード。最後のハードの後の脈拍が年齢基準+4/10secになるように。私の場合24/10secにならないとイケないのですが久々だったためもあってか26くらいになってしまいました。156/分は上がりすぎだなあ。

ダウン: 50Mx4本
 自由に。適当に4種目や潜水を入れつつたらたらと。

計: 1500M

 マスターズを休んでいる間も時々は自分で泳いでたんですが、やっぱりハードさが違いますね、明日の朝が心配です。

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2009/02/05

ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発

ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発 [DVD]
はむちぃ: 皆様こん**は、はむちぃでございます。2月に入りまして、いよいよきいちご賞が間近となって参りました。
ゆうけい: どもっ、トホホ映画探検隊のゆうけいどぇっす、じゃあ前祝でトホホ映画を鑑賞しましょうか、はむちぃ君!
は: どうしてトホホ映画になるとこうテンションが高くおなりになるのでございましょうかね、で、何をご覧になるので?
ゆ: 北野たけし大先生のおふざけ怪獣映画にして、松竹唯一の大怪獣ギララを現在に蘇らせた「ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発」でございます!(^^)!。

『 第65回ヴェネツィア国際映画祭・公式招待作品 「日本以外全部沈没」を超える大スケールで贈る、爆笑特撮パニック・ムービー!
<ストーリー> G8(主要8カ国首脳会議)の首脳が一堂に会して行われるこの夏一番の国際イベント<北海道洞爺湖サミット>。地球温暖化防止など重要な議題の数々に会議が白熱する中、札幌に宇宙から飛来した大怪獣がギララが出現した!サミットは急遽、<G8宇宙怪獣対策作戦本部>に変更され、各国首脳が様々な退治法を提案、地球防衛軍がそれを実行するがそのすべては失敗、さらに地球制服を企む悪の集団に会議場はジャックされ、ついに人類滅亡と地球崩壊のカウントダウンが始まった!! 取材に訪れていた記者・すみれは、伝説の守り神“タケ魔人”に助けを求めるが…。』

は: これはまた、60-70年代怪獣映画へのオマージュでもありながら、政治的に危ないネタ連発のスリル万点の映画でございますね。
ゆ: 全く、五社協定を何と考えているのでしょう、松竹怪獣に大映の大魔神をぶつけるとは失礼千万な(^_^;)!
は: ちがいますっ、G8の各国の弱みをバンバン突っこみつつ最後は某隣国を「地球制服を企む悪の集団」に仕立てるところなどでございましょっ!
ゆ: チープな物真似芸人に安部元首相、小泉元首相、金正日氏なんかをやらせるところなんか、たけしのセンスなんでしょうねえ。
は: それにしても現実世界でサミットをやる頃にはや~めた、で福田(これまた前)首相になってたところなんか、現実政治の方がチープでしたね(毒)。
ゆ: 全く、あの頃から安部元首相は腹が痛かったんですねえ(笑。ヘタレ振りをアメリカ大統領に笑われるところなんか、同じ日本人として真剣に情けなかったですね。

は: まあ、他の国の代表もそれなりに弱みを突っ込まれておられましたし、、、(^_^;)
ゆ: 某フランス代表はスケベだし、某ロシア代表は要人暗殺をほのめかすしね(笑。おまけに最後はポテドンまで飛び出すし、まあそれでもギララタケ魔人の敵ではなかったですね(^O^)。
は: それにしてもギララの造形は懐かしいとは言え、今見るとトホホでございますねえ、カネゴンをパクってごてごてあれこれくっつけたとでも申しましょうか。
ゆ: それに比べると大映の大魔人は意匠的に古さを感じさせませんね。ガメラもそうですし、大映は東宝のゴジラシリーズには及ばないにしても、当時しっかりと特撮映画に取り組んでいた事が分かりますね。

は: と言うわけでやっとストーリーに参りますが、しっかりとあの頃の怪獣映画の作法を守っているにもかかわらず、トホホになってしまうのは時代の流れでございましょうね。
ゆ: では恒例に従いまして不詳不肖ゆうけいが列挙させていただきますm(__)m。 

・宇宙からやってきた胞子の突然変異での怪獣化
・都市の破壊(必ずビルは叩き潰す)→発電所の破壊(必ず電線はちぎられる)
・火山エネルギーを利用してのおびき寄せ
・珍妙な作戦による全く無駄な攻撃
・対策本部へ迷い込んだ少年が怪獣を命名する(ガメラシリーズのギャオスがそうでした)
・新聞記者とカメラマンが解決の糸口を発見する(よりによって東スポ(笑))
・魔人を呼び出す変な踊りをする集団(ネチコマ!で誰が出てくるか一発で分かります)
・やられた怪獣は必ず爆発する

は: お見事でございます。それに出演陣もなつかしの顔を揃えておりましたね。
ゆ: ウルトラマンの黒部進、キャプテンウルトラの中田博久、健在ですね。ベータカプセルが出てきたのには笑いましたが。あとはもう何と言ってもトホホ映画には欠かせないこの方、故水野晴郎大先生ですね、痛々しいお姿でしたが、しっかり脳裏に焼き付けさせていただきましたm(__)m。

は: 何だか今日のレビューはトホホ系の臭いがしませんね(・・?
ゆ: まあ百聞は一見にしかずで、見ればしっかりトホホ系でございます、トホホ系竹をさし上げましょう。
は: おおっ、竹は初めてでございますね、多分、ん?ひょっとしたらたけし様で
ゆ: おあとがよろしい様で~。

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2009/02/03

ANIMATO / John Abercrombie

Animato
 ギタリスト、ジョン・アバクロンビーの1989年の作品のリイシューですが、先日まことさんが紹介しておられて興味をひかれたので買ってみました。

1. Right Now 
2. Single Moon 
3. Agitato 
4. First Light 
5. Last Light 
6. For Hope Of Hope 
7. Bright Reign 
8. Ollie Mention 

John Abercrombie (g, g-synth)
Jon Christensen (ds, perc)
Vince Mendoza (composer and synth)

 先ずは何と言ってもジャケットが良いですね(笑。ECMの美意識を感じさせる素晴らしい意匠だと思います。にもかかわらず、このリイシューは作りが安っぽくてディスクが取り出しにくい。ECMもキースに金をかけすぎなんじゃないでしょうか(苦笑。

 ジョンはECM系のギタリストの代表的な人で、内省的で静かなサウンドが特徴的ではありますが、もちろん早弾のフレーズも結構聴かせる人です。最近の作品ではチャールズ・ロイドの「The Water Is Wide」でのサポートがとても印象に残っています。写真を見て、こんなおっさんだったのかとも思いましたが(^_^;)。

 さてこのアルバムではヴィンス・メンドーサが大半の作曲とシンセを担当しており、その柔らかいサウンドウォールの前でジョンとヤンの二人が演奏していると言う印象を受けます。ジョンのギターシンセの音がパット・メセニーの「Watercolors」の頃の音に似てるのがちょっと気になりますが、淡色系の水彩画を見ているような美しい曲が並んでいます。ジョンとヤンのインタープレイがややハードな1、ECM的美意識が溢れ出ている7から8への流れなどが特に聴きどころだと思いますね。

 もちろんじっくり聞き込めば利き所はここかしこにありますが、そうでなくともナイトキャップ代わりやドライブのBGMにもお勧めの一枚です。

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2009/02/01

おくりびと

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はむちぃ: 皆様こん**は、本日はモントリオール世界映画際グランプリに輝き、アカデミー外国語映画賞にノミネートされました「おくりびと」をレビューいたします。
ゆうけい: こん**は、ブラッド・ピットです~、ベンジャミン・バトンで今度のアカデミー賞は頂きです~、ははっ、違うかっ!(^O^)
は: 違います、外国語映画賞でございます(--〆)。
ゆ: まあ、向こうの人にはこういうのは目新しいでしょうからひょっとしたらひょっとするかもしれませんが、まあそれよりキネマ旬報の2008年度ベスト1に選ばれていますから、それなりの映画なんでしょうね。

『 楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた大悟(本木雅弘)は好条件の求人広告を見つける。面接に向かうと社長の佐々木(山崎努)に即採用されるが、業務内容は遺体を棺に収める仕事。当初は戸惑っていた大悟だったが、さまざまな境遇の別れと向き合ううちに、納棺師の仕事に誇りを見いだしてゆく。(シネマトゥデイ)

監督: 滝田洋二郎
脚本: 小山薫堂
音楽: 久石 譲

キャスト: 
本木雅弘
広末涼子
山埼努
余貴美子
吉行和子
峰岸徹、杉本哲太、山田辰夫 他 』

は: 笑いあり涙ありで、死と向き合う仕事と親子の絆を捉えた佳作ではございますが、、、
ゆ: 何とも雑な映画ですね~、これが1位ですか~、キネ旬さん?脚本が生硬で先が読めてしまうのは、まあ映画初脚本の小山薫堂だからある程度仕方無いにしても、演出にアラがやたら目立ちすぎますね。とても「壬生義士伝」を撮った滝田洋二郎だとは思えませんでした。
は: 演出の瑕疵とは例えばどういうところでございますか?
ゆ: ストーリーがばれない程度に細部にこだわって言いますと

山埼努につけられた頬の傷が次のシーンではかけらも残っていない本木雅弘
タコが生きていると貰った時にわからない広末涼子
そのタコをわざわざ「」に放流したら死んでしまって唖然とする本木雅弘
隣の人が絞めてくれた鳥の「」を皿に乗せる広末涼子
の遡上が完全にオモチャ
親が残してくれたクラシック喫茶に残されたJBLDiatone(多分)をアナログで鳴らす場面があるのに、全くそういう風にイコライジングしていない
に実家に帰りに戻ってきて「妊娠」を告げる広末涼子
その間、やたら川原の土手でチェロを弾く本木雅弘
死後もう手を組んで貰ってるのにまだを握り続けていた故・峰岸徹(お悔やみ申し上げます)

ああしんど、これを見ると先日大した事が無いと言ってたクロサワの完全主義が懐かしいわ(爆。
は: 良くそれだけ並び立てたモノでございますねえ、オーマニならではのご意見もございますし(-_-;)。でも確かに言われてみればそうでございますね。で、脚本が生硬とはどういうところでございましょう?
ゆ: まあ、起承あたりはテンポもまずまずで良いんですが、そのあたりで誰と誰が死んでストーリーが転結するかミエミエになってしまうところが一番の欠点でしょうね。途中でラストがわかってしまう映画程情け無いものはありません。それでも吉行和子さんが亡くなって泣かせてくれる所くらいは評価して良いですけど、あとは商売柄もあってか全然泣けませんでしたね。

は: 商売柄、というお言葉が出ましたが、彼等がおくりびとならご主人様は

「おくりだしびと」

でございますね。
ゆ: まあね、言ってみれば我々の敗北から彼らの仕事が始まるわけで辛いのは辛いんだけど、結構繋がりの深いお商売なんですよね。
は: 病院でもある程度の処置はされるんですよね。
ゆ: そうそう、どこの病院の詰め所にも「エンゼルセット」て言うのがありましてね、この映画で納棺師が行う程では無いにしてもそれに近いような処置は、大抵の場合看護師がしてさし上げるんですよ。
は: それにしても納棺師と言うご職業が存在するのは存じ上げませんでした。
ゆ: 外国人の方が見ると日本の伝統技術集団だと勘違いしそうですが、昔は大抵親族が行っていたし、今も必ずしも遺族の前であのような方が納棺されるわけではなく、葬儀会社が見えないところでされている場合も多いと思いますけどね。
は: パンフレットによりますと、1969年ごろに函館で漁船沈没事故があった際に30以上ものご遺体を納棺する際地元の花屋さんが手伝ったのがきっかけらしゅうございます。
ゆ: 歴史は浅いんですね。まあ、「死」というものが見えにくくなっている事が現在の日本人の精神の荒廃に影響していると常々思っていますので、こういう形で目の当たりに「死」を見る事ができるのは良いことだと個人的には思いますね。

は: それなのにこのお仕事が忌み嫌われているのがこの映画でも大きいテーマになっておりますね。
ゆ: 井沢元彦氏曰くの「穢れの思想」ですね。広末涼子がこの映画で一番難しかったと語った

穢らわしいっ!

と叫ぶ場面がいみじくもそれを象徴していますね。彼女が「穢れの系譜」やこの職業におつきになっている方のバックグラウンドまで理解して演じていたかは分かりませんが、日本人の無意識の精神の中に刻み込まれているのが良くわかるシーンですね。
は: 職業に貴賎の区別は無いとうわべでは申しておりますが、、、
ゆ: 実際は日本人が文明を築き始めた頃からはっきりとつけてきたんですね。同和教育とか大きな事を言ってても、こういう映画を見ると現実がどういうものかが良くわかりますね。

は: さて、俳優陣の頑張りはいかがでございましたでしょう。
ゆ: これもまずまずと言うところですね。山埼努、吉行和子、余貴美子あたりのサポートあってこその、本木、広末の好演だったと思いますが、これで広末にハリウッドからオファーが来ると言うのもちょっと過大評価かなと思いますね。それにしても本木君、服を脱ぐと凄いんですね(笑。

は: という事で最後に一言お願いいたしいます。
ゆ: はっきり言って、外国人には物珍しいので過大評価され、それを日本人が真に受けているところがあると思います。虚心坦懐に見ればもっと改善点があったと思いますから、今回のスタッフはもっと精進してよりよい映画を作って欲しいです。

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