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2009/05/31

おと・な・り

Otonari
はむちぃ: 今回の映画レビューは「おと・な・り」でございます。
ゆうけい: 音が一つのテーマとなっておりますゆえ、オーディオファイルとしては見逃せません。
は: 嘘おっしゃい、当然ながら麻生久美子様狙いででございましょう。
ゆ: あ、やっぱそうなっちゃいます~?(^_^;)
は: Q太郎ネタはマンネリでございます(-.-)。
ゆ: まあ冗談はともかく先日の「情熱大陸」の麻生久美子さんは本当に魅力的でしたからね。その番組中で3つの映画の撮影シーンを紹介していたんですが、「ニライカナイからの手紙」で蒼井優、「虹の女神」で上野樹里の素晴らしい演技を引き出した名シェフ熊澤尚人麻生久美子をどう料理するのか興味をそそられ、この映画を選んで観てきました。ゆるゆる派の三木聡(インスタント沼)はまた今度ね(笑。

『 
キャスト: 岡田准一 麻生久美子
監督: 熊澤尚人
脚本: まなべゆきこ
2009年 J・STORM

【耳をすませば、恋がはじまる。】

人気モデルの撮影に忙しい日々を送りながらも、風景写真を撮りたいという思いを抱えるカメラマンの聡。フラワーデザイナーを目指して花屋でアルバイトをしながら、留学を目前に控えた七緒。同じアパートのお隣同士であるふたりは、ともに30歳、恋人なし。顔を合わせたことは一度もないが、壁越しに聞こえてくる音はいつしか、互いにとって心地いい響きになっていた。口ずさむ「風を集めて」のメロディ、フランス語、コーヒー豆を挽く音・・・。

音によって心を通わせるふたりの恋の行方は・・・。

監督は『ニライカナイからの手紙』『虹の女神 Rainbow Song』など、揺れ動く若者たちの感情をナチュラルかつ丹念にすくいとってきた熊澤尚人。主演に岡田准一・麻生久美子。透明感あふれるふたりが、新しい物語を紡ぎだす。』

は: ほんのりと心温まる佳作でございましたね。
ゆ: いやあ、よかったですね~、泣くほどの物語でもないのにちょっと最後はウルウルきちゃいました(笑、帰って即はっぴぃえんどのLPを引っ張り出して「風を集めて」を聴いてしまいましたよ。
は: さすが「虹の女神」を撮った熊澤尚人監督ですね。
ゆ: 「虹の女神」では惹かれ合いながらも素直になれずに結ばれる事のなかった二人を上野樹里と市原隼人に上手く演じさせましたが、今回は恋愛未満の二人の生活を淡々と描いていきながら終盤少しずつ二人の距離が縮まっていくところを上手くコントロールして「はっぴぃえんど」の物語に観客を引き込ませましたね。 

は: 映像面で熊澤監督は岩井俊二派とでもいうんでしょうか、光と影を上手くお使いですね。
ゆ: 日暮の湖のシーンやコスモス畑のシーンにその本領が発揮されていましたが、基本的にはストーリーと同じであまり凝りすぎずにオーソドックスに撮ってましたね。ただ、二人の生活の色分けにちょっとしたこだわりを感じました。
は: 麻生久美子様は花屋さんに勤めていて様々な色に囲まれており、片やカメラマン役の岡田准一様の所属するオフィスは白と黒のモノートーンで統一されていて対照的でございました。
ゆ: 二人の生活環境の違いを上手く演出していましたね。 

は: その二人が古いアパートの隣同士でありながら生活時間の違いからお互いを見かけた事はないものの、様々なでお互いを意識しあっているわけですね。
ゆ: 映像とともに今回の重要なテーマですね。鍵のジャランと響き合う音、ドアベルの音、コーヒー・ミルの音、フランス語レッスンCDの声、そして「風を集めて」の鼻歌、色んな音に意味を持たせていましたね。ただ、それがストーリー展開に少しばかり無理を強いていたり、逆にストーリーに今一つ絡みきれていないきらいはありましたけれど。
は: そのあたりはまなべゆきこ様の頭の中で描いた音と実際の演出での効果の齟齬があったのでございましょうね。
ゆ: ことほど左様に音を扱うとは難しいものなのですな(笑。でもね、映画が終わった後パンフレットを読んだらまなべゆきこさんが

「モノローグ無しで書こうと決めていた」

と語っておられたんだよね、これには一本取られました。観ている間は全然気づかなかったんですが、これを読んでから思い返すと、対談で麻生久美子が語っていたように鳥肌が立ちました

は: 音楽としてははっぴぃえんどの「風を集めて」が効果的に使われておりました。麻生久美子様がいつも鼻歌として歌っておられ、岡田准一様はそれを高校時代合唱した事があるから知っている、と言う設定でございました。
ゆ: 二人が全く別世界に暮らしているように見えて実は と言う伏線のネタとして、リアルタイムで聴いていた世代としては嬉しい採用ですね。それにしても30歳前後の世代だとこの歌を高校時代合唱するんですねえ(笑。
は: この伏線をうまく一番の見せ場のシーンに繋げておりましたね。
ゆ: 壁越しに見知らぬ二人が初めて気持ちを通じ合う場面ですね、今年見た映画の中でも出色の名シーンだったと思います。

Otonari_2
は: さてお待たせいたしました、麻生久美子様ですがいかがでございましたでしょう。自分と等身大の役柄がやっと来て嬉しかった、と語っておられますが。
ゆ: 今まで等身大の役柄が無かったとはねえ、麻生久美子の七不思議ですな(笑。本当に先日の「情熱大陸」での素の部分と殆ど変わらない感じでしたね、それでいてちゃんと演技になっていて何の違和感もない。オダギリジョーをして麻生久美子は生まれついての映画女優だと言わしめたのが良く分かりますね。
は: とは言え、パンフレットのまなべゆきこさんとの対談を読みますと、脚本をよく読み込んで理解していることも分かります。
ゆ: そうですね、でも彼女の場合理解と言うよりは肌で感じ取ると言ったほうが正しいかもしれませんね。

は: お相手役の岡田准一様はいかがでございました?
ゆ: 男前は得やのう(笑。まあ冗談はともかくとしてスクリーンの大写しに耐えられるだけの演技はしていましたよね、
は: ジャニーズでも何人か映画俳優として合格の人はいますけど、その一人でございましょうね。
ゆ: おっ、はむちぃ君言うねえ(笑。付け加えると音の映画に臨むということで「善き人のためのソナタ」を意識した、とパンフレットで語ってましたがこれには感心しました。

は: その他の役者さんはいかがでしたでしょうか?
ゆ: 堅実に脇を固められる人を配していますね、厳しい事をいえばそれ以上でも以下でもないキャスティングですけど。まあ、森本レオさんは久しぶりにはまり役でした。一点だけ文句を言わせていただくと、デリカシーのない女に関西弁を喋らせるのだけは勘弁して欲しかったです。

は: と言うわけでございまして、麻生久美子ファン必見の佳作でございます、是非どうぞご覧下さいませ。
ゆ: 映画館に行きますと、野島聡(岡田准一演じるカメラマン)撮影の写真も見られますよ、それにつけてもサイン入りのポスター欲しいのう。

は: ところでご主人様の基調音(普段意識していないけれどいつも聞こえていて、聞こえなくなると不安になるもの)は何でございます?
ゆ: そうですねえ、アンプのスイッチを入れる音ですかね(^_^;)。学生時代からず~っと長い間Sansui AU-607を使っていたんだけれど、そのトグルスイッチを上げると

「カシーン!」

っていう金属音的な付帯音を伴う音がしたんだよね、あれが好きでね、あの残響の無いスイッチを入れても今一つオーディオを聴く、と言う心構えにならないんだよね。
は: 今はオールアキュでございますが?
ゆ: パワーアンプクリーン電源のスイッチにそれに似た残響音があるんだよね、この感覚は残していって欲しいですね。

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2009/05/29

今日のマスターズ練習

Haruka5
 初夏らしいショットでございます。というわけで5月最後のマスターズ練習日記です。前日の上級コースのキャッチの練習が思いの外効いて今日は全身筋肉痛でしたが、50ハード月間も今日で終わりと思って出かけて来ました。

アップ: 50M x7本
 例によってスイッチ、つまり25ずつ個人メドレー順に50を7本で100個メ二周します。今日は遅刻しかけで個人アップ無しのいきなりだったので開き直って本当にゆ~っくり開始。何とか後続に追いつかれることもなく、徐々にペースアップ。

ボールドリル: 50M x4本
 
久々のボールを使ったドリル。顎と肩の間にボールを挟んで片手クロール、行きは右手帰りは左手。できるだけストローク数を少なく。大体13ストロークから初めて11くらいが限界。

スイム:50M x2本
 ゆっくり大きくストローク数を減らして。終了後休憩。

スイム: 50M x14本
 
本日のメイン。ハード、ハード、イージーが1単位。一本目のハードはできればクロール以外で。但し途中変更不可。。。。。無理です。やむなく2本ともクロールを選択。ちなみにサークルはこれまでより少し長めの90秒。昨日のキャッチの練習を思いだしつつヘコヘコなんとか最後まで持ちました。

ダウン: 200M

計: 1550M

 めでたく50ハードシリーズ終了。来月からは100が入ってきてゆっくり系になるらしいので俄然やる気が出て来ました(笑。

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2009/05/28

Live at the O2 Arena / Katie Melua

Live at the O2 Arena
 グルジア生まれでイギリス在住の歌姫Katie Meluaの初ライブアルバムがリリースされました。エリザベス女王の前でも歌った出世曲「The Closest thing To Crazy」を収録したデビューアルバム「Call Off The Search」、「Nine Million Bicycles」の大ヒットを産みながら日本では発売されなかった「Piece By Piece」、拙ブログでも以レビューした3rd albumの「Pictures」の過去3枚からのヒット曲を中心に、珍しいグルジアのフォークソングや、なんとJanis Joplinのカバー等全19曲、CDの収録時間ぎりぎりまでたっぷりと聴かせてくれます。

1. Piece by Piece 
2. Lilac Wine 
3. Kviteli Potlebi (Yellow Leaves) 
4. My Aphrodisiac Is You 
5. Crawling Up A Hill 
6. Mary Pickford 
7. Blues In The Night 
8. If You Were A Sailboat 
9. Ghost Town 
10. Perfect Circle 
11. Spiders Web 
12. Toy Collection 
13. Scary Films 
14. Mockingbird Song 
15. The Closest thing To Crazy 
16. Nine Million Bicycles 
17. On The Road Again 
18. Kosmic Blues 
19. I Cried For You

Katie Melua

Henry Spinetti(ds)
Tim Harries (b)
Luke Patashnick (g)
Jim Watson (p)
Luis Jordan (perc, g)
Grank Gallagher (keys, vn, pipes)

recorded live at the O2 on Nov 8th, 2009
produced by Mike Batt
2009, Dramatico

 バックバンドは6人、結構上手いです。残念ながら育ての親のマイク・バットはプロデュースに専念しているようです。

 さて、ケイティですが、エレクトリック・ギター一本で歌いだす1からもう既に大物の風格が漂っています。さすがクイーンと共演して臆せず堂々と歌っていただけのことはあります。

 スローなナンバーから結構ハードなナンバーまでまで幅広く歌いこなせる歌唱力・声量はさすがですが、やはり持ち味・最大の聴かせ所は1、8, 15, 16、19などの大ヒットしたバラードでしょう。時には言葉をかみしめる様にじっくりと歌い、時には軽く流し、時にはちょっと声を裏返し、時にはビブラートを効かせスキャットを入れたりと、ライブならではのフェイクを自在にいれつつ歌いこむそれらの歌にはちょっとジーンと来ますね。

 グルジアのフォークソングの3もほのぼのとしますが、MCで「Georgian」と発音しているので、アメリカのジョージア州の民謡か?と勘違いしそうになりました(笑。グルジアもGeorgiaなんですね。

 さて、そのアメリカの生んだ偉大なシンガー、ジャニス・ジョプリンの「Kozmic Blues」や如何に?静かでスローな導入部からして違和感がありますが、まあなにしろ声が綺麗過ぎるし上手すぎます(笑。彼女はエラ・フィッツジェラルドエヴァ・キャシディのファンで歌唱法も参考にしている事は以前のレビューでも書きましたが、さすがにジャニスの真似は難しく、ケイティ節で処理するしかなかったんでしょうね。
 バックの演奏が現代版Full Tilt Boogieっぽい結構良い感じを出しているので、余計に惜しいです。今回聴いた限りではしばしば比較の対象となるノラ・ジョーンズの方がカバーは上手いですね。

 とは言えまあそれも贅沢な注文で、ケイティ・ファンには文句なくお勧めできますし、初めて聴かれる方にも彼女のベスト集としてお勧めできるアルバムです。録音もライブとしては良好の部類に入ります(輸入盤)。なお、CDの収録時間の制限の関係で入れられなかった下記の3曲はオフィシャルHPからダウンロードできるそうです。

Thank You Star
Two Bare Feet
Spellbound

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2009/05/27

少女横顔 / 小磯良平(リトグラフ)

Koiso1
 「いつかは本物の小磯良平画伯の作品を家に飾りたい」という私の夢がついにかないました。感無量です。
 もちろん小磯画伯の油絵などは高値の花もいいところですし、個人で持つレベルのものでもありません。でも決して強がりでなく、私が望んでいたのはデッサン画でした。たとえデッサンでも自筆画ならやはり美術館所蔵レベルですので、必然的にエッチングリトグラフになります。ちなみにエッチングですとバブルの過ぎた今でも小磯作品の場合200万円は下りませんが、リトグラフだと大分お安くなります。と言っても勿論そう易々と買える値段でもありません。

 実はまだバブルの名残が残っていた頃、これは欲しいと思えるリトが売りに出ていたことがあったのですが、残念ながらそれでも高価で手は出せませんでした。とはいえ手が届かない値段でもなかったので惜しいことをしたなあ、という後悔の念はずっと消えずにいました。そして、いつか

デッサンの筆致の素晴らしさとモデルの美しさの両立した作品

に巡りあえればその時はきっと、と思っていたのですが、ついに先日このリトグラフを某アトリエでみつけたのです。画伯独特のデッサンの一つ一つの線の生き生きとしていること、そしてモデルの女性の美しさに思わず見惚れて立ち尽くしてしまいました。
 というわけで、今回はどうしても手に入れたくて、アトリエと交渉し、家内の理解も得て購入することができました。

 以上が入手の経緯なのですが、冒頭のデッサン画、皆さん如何でしょうか。熱心な小磯ファンの中には「こんな横顔の絵見たことないなあ」という方もいらっしゃるでしょうね。実は私も見惚れた後で冷静に思い返してみたのですが記憶にありませんでした。また、この作品には捺印だけで見慣れたkoisoのサインはありません。

Certificate
 アトリエの方の説明によるとこの作品は氏の死後アトリエから原版が発見され、ご遺族ご了承のもとに捺印した上で150部刷られたリトであるとの事でした。それもあり少し求めやすい値段になっていたのかもしれませんが、決して贋作ではないようです(笑。卸元が長く小磯作品を扱って定評のある梅田の某画廊であることからしても信用してよいものと思われます。

Atelier
 以前ご紹介したことのある、小磯良平記念美術館内に保存されている小磯画伯のアトリエです。この部屋に(もちろん移転前でしょうが)原版が眠っていたのかと思うと感慨深いものがあります。

 さて、何故そんなにデッサン画にこだわるのか?というと、小磯画伯のデッサン力が傑出していると常々感じているからです。
 小磯画伯がマネを尊敬していたことは有名ですが、以前紹介したことのある「ベルト・モリゾの肖像」をはじめ、人物画の得意だったマネの技巧を先生も求め続けておられたのでしょう。ですから人物、殊に女性のデッサンの完成度は余人の追随を許さないものがあると思います。柔らかいタッチの鉛筆の線は一見無造作に描かれているように見えて邪魔な線は一本もなく、髪の毛のほつれの一本まで生き生きとしています。ご自身生前には、

「柔らかい鉛筆で無造作に引かれた線は、仕上がった絵よりも、いつも面白く、生き生きしている」
「無駄と思われるような線も不思議と効果があり、捨てがたいものである」

と語っておられます。

 勿論世評もそうで、中には出来上がった油絵よりも素晴らしいと思えるものも多いという指摘もあり、流通市場では小磯作品の重要な一ジャンルとして確立しています。
 その中でもやはり女性像は圧倒的に人気があり、「白川女(しらかわめ)」系と「バレリーナ」系が二大主流と言われています。このリトグラフは後ろで髪を束ねてあげておりますので「白川女」系の範疇に入る作品かと思います。それにしてもこのデッサンは美しい(嬉。ということで、このリトグラフは末永く大事にしたいと思います。

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2009/05/22

マリス博士の奇想天外な人生 / キャリー・マリス(福岡伸一訳)

マリス博士の奇想天外な人生 (ハヤカワ文庫 NF)
 知らない方はこの写真のサーフボードを抱えたおっさんが分子生物学に革命をもたらしてノーベル賞を受賞したなんて信じられないでしょうね。
 新型インフルエンザ関連ネタはそろそろ打ち止めにしようと思っていたのですが、実は某所でPCR法について書いたところ意外に反響が大きかったので、こちらでも「転写増幅」(笑)してPCR法の思い出なぞ書いてみようかと思った次第です。

 さて、最近の新型インフルエンザ関連のニュースで今や新聞で目にしない日は無い、と言って過言では無い「PCR」という検査方法ですが、これが何の略か、どんな検査方法か、ご存知の方はそう多くないのではないでしょううか。

 正式名称はPolymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)と言います。ある特定のDNA断片があればそれを短時間で大量に増幅できるという、分子生物学者にとっては夢のような方法なのです。この方法が開発されたことにより、欲しいDNA断片を大量に増幅したり、微量の検体から簡単に目的とするDNAを検出したりする事が可能となり、分子生物学界に革命をもたらしたと言っても過言ではありません。
 ですから私などニュースで

確定するまでに数時間待たされる

とか言う記事を見る度に、

 「をいをい、こんな短時間で、あるか無いか分からんような検体から恐ろしいほど正確に診断できるなんて昔は夢物語だったんざますわよ、何贅沢ぬかしてけつかるんでございます?」

と、末成由美風に怒りを爆発させている次第です(笑。

(なお、インフルエンザウィルスの遺伝子はRNAですので、実際にはreal time RT PCR法が用いられています。この場合一旦DNAに逆転写してから増幅するのですが、それを話し出すとややこしくなるので今回は割愛します。)

 さて、この方法が開発されたのは1980年代後半で、丁度私が研究室にいた時代でした。この関連のペーパーを目にして、およそ研究者と呼ばれる人は皆が皆大変興奮していたことを思いだします。特に脳裏に焼きついて離れないのが、私の1年先輩のS先生でした。この先生は臨床を離れ研究者の道を選択され、アメリカで准教授まで勤められた後日本に戻られ、今はK大学の教授をしておられます。余談ですが、元阪神のランディ・バースの自伝にS先生がチラッと出てきます。それはさておき、一言でこのS先生を説明すると、

「この人を差し置いて誰を天才と呼ぶのか、そしてこの人を善人と呼ばずして誰を善人と呼ぶのか!」

というくらい素晴らしい人でした。この先生が帰神された際に

「ゆうけい君、アメリカにはやっぱりすっごい天才がおるわ、やっぱり恐ろしい国や」

と興奮気味に延々と語ってくださったのが、キャリー・マリスという人物と、彼が発見・開発したPCRという方法だったのです。以下簡単に発見の経緯をまとめてみます。

 およそ発明と言うものには思いもかけない発想が必要なものですが、この方法も変わりものの天才のひょんな思いつきから始まりました。それが、キャリー・マリスなのです。この方法の発明によりノーベル化学賞を受賞していますが、サーファーでマリファナ愛好歴もあり、奇行奇言癖でも知られています。そのあたりは以前紹介したことのある研究者福岡伸一先生の訳された「マリス博士の奇想天外な人生(冒頭リンク)」に詳しいのでぜひご一読ください。宣伝文句を転写しておきます。

『DNAの断片を増幅するPCRを開発して、93年度のノーベル化学賞に輝いたマリス博士。この世紀の発見はなんと、ドライブ・デート中のひらめきから生まれたものだった!?幼少期から繰り返した危険な実験の数々、LSDのトリップ体験もユーモラスに赤裸々告白。毒グモとの死闘あり、宇宙人との遭遇あり…マリス博士が織りなすなんても楽しい人生に、きっとあなたも魅了されるはず。巻末に著者特別インタビュー掲載。(AMAZON解説より)』

 さて、その方法。そもそもDNAを増幅するにはDNA合成酵素(ポリメラーゼ)という酵素が必要なのですが、普通のDNAポリメラーゼは蛋白質である以上、当然ながら高温では変性・失活してしまいます。
 一方DNAの増幅には必ずアニーリングという高温処理が必要なのです。だから高音処理した後はその都度冷やしてポリメラーゼを追加して、と言う煩雑な処理が昔は必要だったのです。 ですから今から考えると恐ろしく時間がかかりました。逆に言うと高温のままでポリメラーゼが働いてくれれば飛躍的に増幅時間が短縮できるのです。

 そこでマリスは思いついたのですね、今から考えればそんな事誰でも思いつきそうなのですが、それこそコロンブスの卵だったのです。
 実は温泉や海底の熱水噴出孔などでも生きている「好熱菌」という微生物が存在する事は1970年代から知られていました。その中には驚くべきことに80℃以上と言う超高熱でも元気な菌も存在するのです。ここまで書けばお分かりでしょうが、

「そいつらのDNAポリメラーゼは高熱下でも変性しないんじゃなかろうか?」

と言うアイデアがキャリー・マリスの頭に浮かんだのですね。上記の宣伝文句にあるように、彼はこれをドライブ・デート中に思いついたらしいです、S先生のおっしゃるように確かに天才とはこういう人を言うんでしょう。ただの秀才の理屈屋なら、どんな生物の持っている酵素だって蛋白質だから抽出精製したらやっぱり熱で失活してしまうだろう、と却下して忘れてしまうところですが、彼はそれを実際にやってみたのです。

 その結果は、今PCR法が存在するという事だけでお分かりですね。彼が抽出した高熱に安定なポリメラーゼはTaqポリメラーゼと言いますが、TaqとはThermus aquaticsに由来しています。ずばり好熱菌のことです。

 と言うわけで、PCRという活字を見る度にあの頃の事がS先生の思い出とともに懐かしく蘇ってきます。日本で爆発的に軽症のインフルエンザ感染者が増えているのは案外この機械が精密すぎるせいもあるかもしれませんね。

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2009/05/20

百頭女 / マックス・エルンスト(巖谷國士訳)

百頭女 (河出文庫)
 新型インフルエンザの影響はいたる所に出ておりまして、先日紹介した兵庫県立美術館の「ピカソとクレーの生きた時代展」も中止の憂き目に遭ってしまいました。
 そこで「マックス・エルンストの絵が観たかったぞ!」というおそらく十指にも満たないであろうシュールレアリスム・ファンの常連様の期待を背に受けまして、今日は天下の奇書「百頭女(La Femme 100 Tetes)」(巖谷國士訳)を紹介してみましょう。
 正直言ってこの本を紹介する日が来るとは夢にも思っておりませんでしたが、インフルエンザで学校が休みでどこへも出かけられず暇を持て余しているお子様方にもお勧めの絵本ですよ(大嘘。

 1929年にシュールレアリスムの画家マックス・エルンストが出版した、147ページ・9章からなるコラージュ・ロマン小説(?)で、1頁は挿絵と簡単なキャプションから成り立っており、全編悪夢のような幻想と反宗教、反道徳、暴力、破壊に満ちた世界像が描かれており、破壊からの新たな世界の再構築がはかられているようないないような(^_^;)。。。。。まあ凄い本です。
 小説と言ってもストーリーは無いに等しく、章間のつながりもあるようでありません。絵と注釈が全く一致しないページも、ごく普通にあります。

 全章を通して出て来る主人公(?)は謎の百頭女鳥類の長ロプロプなんでしょう、フフフ。簡単に紹介しますと、

百頭女: 当然ながらも頭はありません、名前はジェルミナルで「私の妹」らしいです。ちなみに「百頭女は秘密を守る」というテーマが繰り返し何度も出てきます。これはエルンストの、妹との近親相姦願望を仄めかしているのではないかと見る向きもあります。ちなみに第8章のラストに絵の無いページが一つだけあり、そこには

   こころしたまえ

人の記憶にとどまるかぎり、百頭女はかつて一度なりとも、再増殖の幽霊と関係したことはない。これからもそうはならないだろう。 -むしろ露のなかにひたされて、凍った菫の花を糧とすることだ。」

と書かれております。「こころしたまえ」と言われても、「はあそうですか」としか答え様がありませんが(笑。

ロプロプ: エルンストの産んだ最高のクリーチャーと世評は高く、他の彼の作品にも登場するので、エルンスト自身ではないかと言われていますが、その真の姿は誰も知りません。最初ロプロプはパリ市街に姿を現し、

「パリ盆地では、鳥類の長ロプロプが、街灯たちに夜の食事を運んでくる」

のですが、終章ではどういう訳か、

「ロプロプ、共感ある撲滅者にしてもと鳥類の長なりし者は、いくらかのこった宇宙の破片の上に、ニワトコの弾丸を数発ぶっぱなす。」

といつの間にか鳥類の長ではなくなっているようです。ワケワカメ。

Hyakutou
(「両眼の無い眼、百頭女は秘密を守る」の一つ)

 実在の人物もパストゥールセザンヌマタ・ハリ等々出ては来ますが、扱いは殆ど無機物同然です。唯一、「ファントマダンテジュール・ベルヌ」の頁では3人が仲良く飛行船に乗っております。これに関し批評家サラーヌ・アレクサンドリアン

「この物語にはまさに、大衆小説(ベルヌ)と恐怖映画(ファントマ)の影像によって表現された一種の神曲(ダンテ)があるのだ。」

と述べております。はあ、そうですか、ベルヌでさえ高尚になりファントマなんて恐くもなんともない現在の低俗な世界にあってはあまり説得力が、、、(苦笑。

 もちろんコラージュが主体の絵画ですから、どこかで見たような様々な人物や動物も出てきます。動物では猿が多く、こちらは結構賢くて質問に答えております。

「あの猿に聞いてごらんー百頭女って誰?
教父のように彼は答えるだろうー百頭女をじっと見つめるだけで、わしにはあれが誰なのかわかる。
 だが君が説明をもとめればそれだけで、わしにはその答えがわからなくなってしまう。」

なんじゃ結局分からんのかよ、なんて言ってはいけません。所詮猿ですから。いやいや案外宇宙の真理が含有されているかもしれません(大嘘。少なくとも人よりは賢い設定のようです。

 えっ?何が何だか分からないって?ご心配なく、『シュルレアリスムの父』アンドレ・ブルトンが緒言を書いておりますので、そこから抜粋・コラージュして、この本の端的な紹介となるようにリコンストラクションしてみましょう。

「 待ちのぞまれていたものは、あるいくつかの表現の距離をおいた必然的な強化を、他のあらゆるものの消去によって増進させられた強化を、基本的に考慮しているような一冊の書物であった。(中略)
 待ちのぞまれていたものは、あたかも彫像を溝のなかに出現させるためには最小限その彫像の作者であらねばならないとでもいうように、印刷インクと活字以外にはなにひとつ他の本と共通するところをもちたくないと思う奇癖をまぬかれた一冊の書物であった。(中略)
 さらに待ちのぞまれていたものは、私たちにいわせればどうでもいいような、少なくとも偉大さの点からは好ましくないような、ある物理的・精神的公準(中略)のおかげで混同されているばかりのいくつかの世界の神秘的でいかがわしい特性を、同時に拒んでしまうような一冊の書物である。(中略)

 待ちのぞまれていたものは、要するに、『百頭女』であったのだ。

 なぜなら人も知るように、今日マックス・エルンストただひとりが、自己表現を企てる者ならば誰にでもある「フォルム」への卑小な関心(中略)のすべてを、自身のうちで厳しく抑制してきたからである。
 なぜなら人も知るように、マックス・エルンストこそは、近代の幻視の領域をひろげることのできる一切を前にしても、また未来と過去のなかに獲得できるかどうかは私たちだけにかかっている数知れない真の再認に属する幻想を呼び起こすことのできる一切を前にしても、決して尻込みするような人間ではなかったからである(中略)
 『百頭女』は現代のこのうえもない絵本となるだろう。(中略)一九三〇年をむかえる前夜、私たちの進歩の概念はこのようなものである。」

 う~ん、我ながら素晴らしいコラージュだ(爆。えっ、ますます分からないって!?そうですねえ、では最後にいくつか「いかにもシュール」というキャプションを紹介してみます。

「人は沸騰する洗濯剤によって、沈黙のうちに激情と負傷の魅力を増すだろう。」
「三番目の二十日鼠がすわると、伝説の乙女の体の飛ぶのが見られる。」
「直径の大きな叫び声が、果物と肉片を棺桶のなかで窒息させる」→「すると水いらずのささやかな祝宴がはじまる。」
「だが、波はにがい」→「真実はいつまでも単純で、巨大な車輪たちは、にがい波間を縦横に走るだろう。」
「体のない体がその体と平行に位置を占め、幽霊のない幽霊のように、ある特殊な唾液を用いて、郵便切手づくりの役にたつ子宮を私たちに示す。」

そして最後にロプロプと百頭女の饗宴を。

「九度目の誕生に続く第七の年代を思いださせるために、見えない眼をしたジェルミナルと、月とロプロプとは、彼らの頭でいくつかの卵形を描きだす。」

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2009/05/19

昨日のマスターズ練習

Ayase4_2
 OPVまだ観ておりません、新型インフルエンザで街中へも行けません、残念、と言うわけで、マスターズ練習日記。ウプしたつもりで下書きのままでした。綾瀬はるかファンの皆様すみません(違。というわけで先週金曜日分です。

 只今50ハード月間真っ最中、昨日は朝から軽い眩暈がしていて夜にジムまで行ったものの風呂だけ入って帰って来ましたが、果たして今日は?やっぱり、キツッ!

アップ: 50M x7本
 例によってスイッチ、つまり25ずつ個人メドレー順に50を7本で100個メ二周します。きついけど大分慣れて来たので、なんとか最後まで持ち堪えられるようになってきますた。

プル: 50M x4本、3セット
 90秒サークル。1セット目はブレスの制限以外普通。2セット目は後半25を前半より速く。3セット目は徐々にスピードを上げていってラストでトップスピードに。2セット目からはややきつくなり、せこく掻きの水深を浅くして対応。3セット目はアナログで上げていく技術はないのでデジタル的に12.5ずつアップしていきました(笑。終了後休憩。

スイム: 50M x11本
 
本日のメイン。ハード、ハード、ハード、イージーが1単位ででクロールか、ハード、イージーが1単位で他種目か。。。究極の選択ですな(--〆)。やむなく前者を選択。ちなみにサークルはこれまでより少し長めの80秒。途中でこりゃ持たんと思いはじめ、4ビートに変更して42,3秒で。何とか最後まで持ちました。

ダウン: 200M

計: 1700M

 今月はこの調子であと2回50のハードが続きます。当分目標となる大会も無いけどまあ頑張りますか。

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2009/05/15

抱卵

Hiyoegg
奥方の母性を覚ます抱卵期 ゆうけい
ひよどりも 抱卵すれば母の顔 はむちぃ

 4月のある日、家内が庭の木に営巣しかけの巣を見つけました。何の巣だろう、メジロかなエナガかな、と楽しみにしていたのですが、ある日私が巣にヒヨドリがいるのを見つけて報告するとがっくり。鵯越と地名があるくらいでこの辺では普通に見かける鳥なのですが、家内は

でかい
色が汚い
声が悪い
他の小鳥をけ散らす

と、いつもヒヨドリを毛嫌いしているのです。じゃあ巣を撤去するか?と考えているうちにを産んでいるのを発見。家内の母性本能が目覚めたのか、このまま置いておこうという事になりました。
 ここ数日ヒヨドリがずっと抱卵しております。果たして雛は孵るんでしょうか?あまり脅かさないようにオーディオも音量を落として聴いております(苦笑。

 ちなみにはむちぃ君、ひよどりは秋の季語なのだよ(笑。

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2009/05/14

30万ヒット企画結果発表

Double299999
 まずはこの画像を見ていただきましょう。左がDolonさん、右がパリンドロームさんから送っていただいた画像です。見事に299999番がかぶっております。別物であることは最近の記事の「30万ヒット記念企画(補足あり)」のフォントの色の違いで証明できていると思います。めったに見られないものを見せていただき、お二人に感謝いたします。

 30万番の方は名乗り出て来られませんでしたので、このお二人に記念品贈呈ということになりました。DolonさんはCardas Golden Reference(XLR,1M)を所望されましたので早速郵送させていただきました。

 パリンドロームさんには優先権第2位であることを快くご了承いただき、ありがとうございました。そして、当初からの希望であったとのことで、CDレビューをご選択いただきました。何枚かご提案を頂いたのですが、下記CDに決定いたしました。

マーラー:交響曲第7番ホ短調『夜の歌』
シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団
ガブリエル・フェルツ(Gabriel Feltz)指揮
レーベル:Dreyer-gaido

(参考CD)
マーラー:交響曲第6番イ短調『悲劇的』
シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団
ガブリエル・フェルツ(Gabriel Feltz)指揮
レーベル:Dreyer-gaido

 おおっ、マーラー再び(^_^;)!7番はABCBAの構成で、パリンドローム(回文)さんのチョイスに実に相応しいですし、これだなと思いました(笑。

 パリンドロームさんによりますとガブリエル・フェルツさんはまだ無名の若手ですが生きの良い演奏をする方だそうで、かなり個性的なマーラーを聴かせてくれるようです。「立派なヘンタイ演奏」と評しておられる評論かもおられるとか。この指揮者にもいたく興味をそそられました。

 とは言え、マーラーの交響曲の中でもとりわけ難関の7番、、、ゆうけい&はむちぃにできるんでしょうか(大汗。ということで本当に選択して良いものかどうか大分悩んだのですが、Tak Saekiさんのリクエストで繰り広げた「マーラー5番勝負」の課題曲だった6番もあるということなので、それも合わせて聴いてしまおうという誘惑に勝てず無謀なチョイスをしてしまいました。

 手に入れるのに少し時間がかかりそうなので、レビューは6月以降になるかと思います。気長にお待ちくださいませ。アドバイス・コメントもお待ちしております。

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2009/05/12

WALL・E(ウォーリー)

ウォーリー [DVD]
はむちぃ: 皆様こん**は、本日の映画レビューは洋画アニメで世界的に大ヒットし、本年度アカデミー賞長編アニメーション賞も受賞いたしました「WALL・E(ウォーリー)」でございます。
ゆうけい: 短編賞の「つみきのいえ」に続いてこれでアカデミー賞のアニメ部門は制覇しますな(笑。まあ冗談はともかく、ディズニー傘下に入ったとは言え、数々の傑作を生み出してきたPIXAR Animation Studioの作品ですからな、決して失望させてくれることは無いでしょう。
は: では早速参りましょう。 

『キミは、ボクのタカラモノ。
宇宙で一番ピュアな愛が、地球を救う力になる。
ピクサーが贈る、29世紀のラブストーリー

700年間、ひとりぼっちで働いてきたゴミ処理ロボットのウォーリー。
ある日突然、ピカピカの天使が現れた。地球の未来を変える、驚くべき秘密と共に…。

『モンスターズ・インク』『カーズ』のスタッフが結集!
ディズニー/ピクサー史上最大のスケールで贈る、“愛”と“感動”の最高傑作!
(AMAZON解説より)』

は: 圧倒的な完成度を誇るCGを背景に、感情を持つようになったロボット同士のほのかな交歓を描いてなかなか泣ける作品でございましたね(ウルウル。
ゆ: はむちぃ君もバーチャルで暮らすうちに随分知性と感情を身に付けたからねえ(笑。確かにピクサーの面目躍如たるものがありますな、

「どうだい、これが世界水準のアニメだよ」

とピクサー総帥のジョン・ラセターが胸を張っているような気がしますね。旧型ロボットのウォーリーと最新鋭ロボットのイヴの造形も上手いし、この二人(?)を軸とした無声映画的ストーリー展開はちょっとチャップリンを連想させるほどで、本当に面白かったですね。でもねえ、、、(ーー;)
は: は、何か瑕疵がございましたでしょうか?
ゆ: う~~~ん、、、、、(-_-)
は: ご主人様がこういう映画で考え込まれるときはプロットか、SF設定でございますね、多分。

ゆ: 図星ですな(苦笑。先ずストーリーの大前提の説明が弱すぎるんだよね。
は: 何故人類が地球上から完全に姿を消したのか、生物が絶滅したのか、という点でございますね。
ゆ: その通り。後半で一応理由は分かるんだけど、それでは弱すぎるでしょう。基本的設定に瑕疵があると映画全体に説得力が無くなるんだよねえ。

は: SF的設定でもお気に召さない点がございましたか?
ゆ: もうそれは色々とありまくりで、全部は語れないほどですね。虚構世界の中で愛を描いてきたピクサー・スタジオの作品なんですが、ここまで無茶な設定をしているのは珍しいですねえ。
は: あまリしゃべりすぎるとネタバレにもなりますしね。では一番気に入らない一点だけお願いいたします。
ゆ: 700年間ユートピアのような巨大宇宙船の中で暮らした人類が、

「皆同じようなデブデブの体型になり、骨格も筋力も弱り、ロボットの助け無しでは起居さえままならなくなっている」

と言う描写は結構秀逸だと思うんです。
は: はいはい、これは現実に宇宙生活で危惧されている点も含まれておりますね。
ゆ: その通り、だからこそその設定をラストの方で活かしてくれると思っていたんだ。ネタバレにならない程度にぼかして言うと、私はてっきり

「一見人間としての尊厳を取り戻したように見えるバカ船長より、実はコマンドの通りにしか判断できないオートパイロットの方が実は正しかった」

という、皮肉などんでん返しが用意されていると思っていたんだけれど、全くのスルー。。。(--〆)
は: そう言われますと確かに、人類はダシに使われただけでございましたね。

ゆ: でもまあ、のほほんと見るには良い映画ですね、サッチモの「ラヴィアン・ローズ」をはじめとするトーマス・ニューマンの選曲・音楽も良いし、この映画のキーとなる男女が手をつなぐシーンの出てくる映画が「ハロー・ドーリー」であるところもノスタルジアを感じさせて良いですね。
は: 「ハロー・ウォーリー」と言ったところでございましょうか、ピクサーの総帥ジョン・ラセター様の温かいお人柄が偲ばれますね。
ゆ: そうですね、そう言えばエンドロールの最後の方で

in loving memory of Justin Wright

というクレジットが流れてきました。調べてみましたら、Justin Wrightさんは心臓病で心臓移植を受けた既往のあるピクサー社の社員で、去年心臓発作で亡くなられたそうです。最新の技術を応用しながら社員一人一人の仕事を大事にするピクサーの一面が見て取れますね。
は: それがピクサー映画が傑作を生み続ける秘密かもしれませんね。そしてエンドロール終了後に待っているPIXARロゴとウォーリーのコラボレーションも、皆様お見逃しなく!

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2009/05/10

30万ヒット記念企画(補足あり)

Photo
 今晩気がつきましたら、アクセスカンウンターが299000を超えておりました(大汗。いよいよ来たか、折角ブログ付属のカウンターに変更して数を減らしたのに(笑。。。いえいえ、これも日頃の皆様のご愛顧のお陰でございます。そう言えば最近携帯からのアクセスもカウントされておりまして、そちらも25000を超えておりましてクリビツでございます。

 と言うわけで恒例の企画、やらんわけにもいかんでしょう、ということで発表でございます。権利者は今回は次の二名に限らせていただきます。

300000のキリ番を踏んでいただいた方
299999の5N番を踏んでいただいた方

まず、プリントスクリーン(Prnt Scrn)でカウンタの表示されている画面をキャプチャしてペイント等にJPEGで保存してください。分からない方はWindowsですとこちらのサイトが分かりやすいと思いますので参照してください。Macですとこちらのサイトが分かりやすいかと思います。

次にコメント欄に自己申告をお願いします。なお、メールアドレスは表示はされませんので必ずお書きくださいませ。こちらからメールを差し上げた後、返信にてメールに保存した画像を添付して送っていただき、確認させていただきます。万が一、画像証拠が無く、重複してコメントのあった場合には生ログを調査の上、当方で判断させていただきます。

あとはメールのやり取りで行いますが、賞品は次の2点からお選びください。

1: 音楽CD1枚(2ChSACDも可)または映画DVD1本(洋画邦画を問わず日本で手に入るもの、シリーズものは不可、R指定も不可)のレビューをゆうけい&はむちぃに書かせる

2: 次の二点のうち好きな方を贈呈します
 A: 美術展のポストカード10枚組セット、選択は私に任せてください。
 B: Cardas Golden Reference Interconnect Cable (XLR, 1m); 完動品ですが、K's Labで買った平行輸入品で、元袋もございません事をご了承ください。

お二人ともが2の同じ贈呈品を希望された場合、300000番の方に優先権がある事にさせていただきます。

なお、30万を超えた日の24時までに誰も申告が無い場合には無効とさせていただきます。

では、くれぐれも無茶振りの無いようにお願いいたします。m(__)m

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2009/05/09

昨日のマスターズ練習

Yuaoi090508
 大会も終わって初心に帰って優ちゃんです。と言うわけで、マスターズ練習日記、大会も終わって練習も軽くなるかと思いきや、全然変わりませんでした、キツッ!

アップ: 50M x8本
 前半25がグライドキック、後半25がスイムで個人メドレー順に2セット。先週のアップよりきついんでないかい?(-.-)

スイム: 25M x4本、3セット
 同一種目で右片手、左片手、ストローク数少なく、最後はダッシュ、を3セット。三本目と四本目で極端にストローク数の差が出ないように。私の場合12-3ストローク、18ストロークくらいでした。まあまあでしょうか。終了後休憩。

プル: 50M x10本
 
本日のメイン。1分15秒サークルでハード、ハード、イージーを繰り返して最後がハード。。。まあ先週よりましか。注意点は呼吸回数をできるだけ少なくする事。さすがに最後は腕がだるくて思うように掻けませんでしたが、とりあえずサークルは余裕でクリア。

キック: 100M
 この期に及んでまだキックをやるか。それもアウトで。。。これ先週のコピペ。もう大会も終わったし、先週の5秒落ちくらいにしときました、許されよ。

ダウン: 200M

計: 1500M

 今月はこの調子で50のハードが続くらしい。。。どっしようかな~(苦笑。

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2009/05/08

The Brooklyn Follies / Paul Auster

The Brooklyn Follies
(Picador, Paperback)
はむちぃ: ご主人様の洋書レビューにかりだされて参りましたはむちぃでございます。で、例によってまたまたポール・オースター様でございますね、確か以前のレビューで次は最新作「Man In The Dark」を読むぞと大見得を切られましたが?(;一_一)
ゆうけい: なかなかペイパーバックが出ずに実は未読でね、今日やっと届きましたのでぼちぼちとそちらにチャレンジする予定です。で先日洋画「グラン・トリノ」のレビューをした時に思いだしたのが、オースターの「The Brooklyn Follies」だったんですよ。
は: グラン・トリノが現代のアメリカを活写しているのと関係があるのでございますか?
ゆ: そうそう。この本もさりげなく現代アメリカの一面を描写していますので紹介したいと思います。

は: さてこの本は2005年に発表され、アメリカでは大変な話題を呼びベストセラーになったのでございましたね。
ゆ: 書評でも彼のベストに押す声も多かったようですが一方で、アメリカ人のトラウマを上手く利用している事がベストセラーになった背景にある、という意地悪な見方もありました。私もそういうケレンはあまり好きではないので半信半疑で読んでみたのですが、やっぱりオースターはオースターでした、テンポの良いスラップスティック・コメディ・タッチで目まぐるしく話は進み、、、
は: 最後はほのぼのと味わい深く終わるかと思いきや、、、
ゆ: 最後の最後にグラン・トリノではありませんが「衝撃のラスト」を用意するという実にサービス精神旺盛な小説となっていました。

は: ストーリーテラーとしての成熟を見せるオースター様が、その手法により現代アメリカについて問題提起しをしているという点で意義深い作品なのでございますね。では早速内容紹介に参りましょう。
ゆ: 舞台は主にニューヨーク市・ブルックリン地区、時あたかもブッシュとゴアが熾烈な大統領選を繰り広げていた2000年春から、翌2001年秋にかけての物語です。
は: 主人公の名前はNathan Glass。これだけでにやっとするオースターファンも多いでしょうね。
ゆ: 初期の代表作「The  New York Trilogy」の一編が「City Of Glass」でしたからね。ニューヨーク市を舞台にした物語の主人公にGlassというセカンド・ネームをつけたところに僅かながらポストモダンの香りが残っていますね。

は: さて、そのネイサン・グラス氏は優秀な保険販売員でしたが、肺癌を告知されたのをきっかけに早期退職し、「静かな死に場所」として自分の生まれたブルックリンの街を選んで一人で戻ってきました。
ゆ: 現実にもブルックリンはニューヨークで一番ユダヤ教徒が多い街なんですが、グラス氏も当然ユダヤ人です。このあたりはオースター自身とイメージがかぶるところがありますね。
は: そのグラス氏、妻とは喧嘩のすえ離婚し、説得に来た娘もかんかんに怒らせて帰してしまいます。
ゆ: そして、慰みに身の回りのFolly(どうでもいい様な愚かな事、ばかげた出来事)を書き貯めていき、それをThe Book of Human Follyと名付けて余生の楽しみとすることにしました。これがそのまま本の題名となっています。

は: となりますとオースター様得意のムダ話、薀蓄話が延々と続くのかなと思われるかもしれませんが、今回は違いますね。ブルックリンの街は、彼を静かに放っておいてくれませんでした。
ゆ: まずは、長らく音信不通だった甥のThomas Wood(以後トム)と偶然再会します。幼い頃から文学好きのネイサンの影響を受けアメリカ文学の研究をしているはずだったトムは何故か落ちぶれてタクシー運転手を経て古本屋の店員になっていました。ただそれだけにこの二人の文学に関する薀蓄話は物凄く深くて、ホーソンポーソローウィトゲンシュタイン、更にはカフカまで様々な作家のトリビアが満載されております。

は: その万年文学青年トム様が声もかけられないまま恋する美しい人妻が宝石商のNancy様でございます。
ゆ: その奥手のトムが勝手に名付けた名前がなんとB.P.M. (beautiful perfect mother)、この三文字には笑いましたね(^_^;)。最初は単なる端役かと思いきや、彼女自身とその母までもが物語の最後までこの話に関わってきます。

は: そしてこの物語のもう一人の主人公ともいうべき、トムが働く古本屋の主人がHarry Brightman(以後ハリー)様でございます。
ゆ: 絵画の贋作事件に関わり前科のある、一癖も二癖もある同性愛者なのですが、これがまた憎めないとても魅力的な人物なんですよ。
は: とはいえ、またまたホーソンの「緋文字」の手書き原稿なる怪しげなブツを巡って一儲けしようと企んでいるようで、ネイサンの忠告も聞き入れる耳を持たないんですね。
ゆ: それが後半のどんでん返し的展開につながっていくのですが、ホント、オースターの自家薬籠中の人物造形ですね。特に彼がネイサンやトムに語る「Hotel Existence」という夢想はオースターにしてはロマンチックでした。
は: 夢想なのに「実在ホテル」というあたりはオースター様得意のウィットでしょうね(笑。
ゆ: まあ一種のユートピアなんですが、酒の上の話だけで終わるかと思いきや、その後面白い展開を見せます。

は: そして突然現れて物語を急展開させるのが、突然トムのもとを訪れた少女Lucyちゃん。トムの妹で、ポルノフィルムのモデルになったり、ロックバンドのボーカリストになったりしているうちに音信不通となっているAuroraの娘さんなのですが、やってきて以後何故か一言も口を聞きません。
ゆ: それに関しては南部の怪しげなカルト的宗教が関係してくるのが後半分かってきますがここでは言及しません。それより困りきった二人がLucyをバーモント州の親戚のおばさんに預けるべく向かう道中が本当に面白く、この小説のハイライトの一つですね。まるでロードムービーを見るようです。
は: ネイサン様のおんぼろ車で出発したものの、あるアクシデントで途中で車が故障し、修理屋に紹介されたホテルがChowder Inn。ここにもいろいろな事情があり、素晴らしいロケーションと良く手入れされた芝生が美しい素晴らしいホテルにもかかわらず、このお三人が長年の空白を経た挙句の最初の客だったのですね。
ゆ: そのホテルの主Stanley Chowderと彼の娘Honeyの歓待により、トラブルにめげていたネイサンとトムはとても楽しい数日を過ごし、ネイサンはこここそがトムの「Hotel Existence」ではないかと思い始めます。ハリーの金儲け話が実現すればここを買い取ろうとまで思い始めますが、出発の朝彼らを待ち受けていたのはなんと、ハリーの死の報せでした。。。

は: と、ここまででも物語は目まぐるしく展開しているのですが、この後も更なるどんでん返しの連続で休む間もなく話は進んでまいります。
ゆ: 静かに余生を暮らすはずだったネイサン、うらぶれて人生をあきらめかけていたトムにとっては全く予想外の展開ですが、親戚連中やブルックリンの仲間が織り成す悲喜劇に巻き込まれていくうちに彼らもまた人生を生きる喜び、目標を取り戻していきます。。。 ここから後は読まれる方のお楽しみにとっておきましょう。

は: さて小説全体を見渡してみますと、ここまで述べてきた主要な登場人物以外にも様々な登場人物がFollyを繰り広げ、全体が無数の大小のエピソードから成り立っている印象を受けますね。
ゆ: まさにオースターの映画「SMOKE」「Blue In The Face」をみているような錯覚にとらわれました。このように脈絡なく様々なエピドードが挿入されるのはもちろんオースターの小説の一つの魅力でもあるのですが、今回はそれに一つの落とし前をつけようという試みが語られています。
は: それがネイサンが終盤病床で思いついた「Biography Insurance」というアイデアでございますね。
ゆ: そうそう。突然の心臓発作に襲われ救急病院に搬送されベッドで横たわっているうちに、隣のベッドに入っては消えていく患者たちを眺めていて突然彼は思いつくのです。

名も無き一般人の死は決して後世語られることは無い

それなら、その無名の人たちの伝記を書く商売を始めてはどうかと。
は; 希望者があれば毎月小額の支払いで費用を積み立ててもらう。つまり、これは生命保険ならぬ「伝記保険」なのだということでございますね。
ゆ: 彼の保険会社勤務の経験からの直感で需要は絶対に少なくないはず。トムという有用な助手もいる。そしてもし書くなら先ずはハリーからだ。。。とネイサンの夢想は限りなく広がっていきますが、ここに再びポストモダン的事実を提示しましょう。

は: ポストモダン的と申しますと現実にそのような保険があるのでございますか!?
ゆ: ノンノン、はむちぃ君焦るのでな~い、でも当たらずといえど遠からずだよ、はっはっは~。
は: いきなり髭男爵でボケなくてもいいものを(--〆)。
ゆ: これは失礼、まあ冗談はともかく実はオースターはこれに近い事を現実に行っているのです、それが「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」です。ラジオ番組を受け持たされネタに困っていたオースターが妻シリからの助言で広くリスナーから本当にあった面白い話を募ったところ膨大な投書が寄せられたところから始まった企画で、実はこの小説より一足先に邦訳され文庫本でも出ています。

ナショナル・ストーリー・プロジェクト〈1〉 (新潮文庫)

は: なるほど、まさに名も無き人々の声を集めるプロジェクトなのでございますね。
さて、いよいよレビューも終盤に突入でございます。
ゆ: 皆様もいい加減お疲れでございましょうが、これからがこの小説の肝ゆえ、もう少しお付き合いくださいませ。
m(__)m

は: さて、本作の特徴といたしまして、現実の政治とリンクして物語が進みますね。
ゆ: 最初に述べた通り物語が2000年のブッシュ対ゴアの大統領選挙の時期に設定されていて、例えばトムハニーが共通してブッシュに批判的であることが、ホテルで二人が打ち解けるきっかけになったりしています。
は: ハニー

"Do you know what happened the last time a nation listened to a bush?"

と言う謎かけは特に面白かったですね。
ゆ: アメリカ国民は40年間砂漠を彷徨うんですね(笑。もちろん旧約聖書からのジョークなんですが、ユダヤ人が40年間彷徨った末に辿り着いたカナンが「蜜(Honey)と乳の流れる地」であるところなぞしゃれていますね。
は: そのお二人の願いとは逆に大統領選挙はフロリダ州での不透明な「計算ミス」事件によりブッシュ様が大統領に選ばれてしまいます。
ゆ: トムとハニーはこれに激怒してデモに参加したり政治的アクションを起こしています。これはオースター小説の新しい局面だと思います。
は: これはもう確信的にオースター様ご自身の政治的姿勢なのでございましょうね。
ゆ: おやはむちぃ君、するど~い。彼の長編小説中でここまではっきりと自身の政治的立場をはっきりさせたのはおそらく初めてだと思います。何故そこまでする必要があったのか?
は: それがたった1ページ程度の終章「X Marks The Spot」で明らかになるわけですね。
ゆ: "X Marks The Spot."は前半でハリーが語る台詞でもあるのですが、これによりブルックリンを舞台にしたこのミクロ的小説世界とマクロの現実世界が見事に融合して小説は幕を閉じます。ネタバレは控えておきますが、一つだけヒントを言っておくと、名匠黒木和雄監督が長崎原爆をテーマにした「明日Tomorrow」という映画の手法に近いと思います。

は: 思いがけず長いレビューとなってしまいましたが、絶好調のオースター節に加えて「Hotel Existence」「Life Insurance」という面白いテーマ、更には現実世界との融合という試みがなされた面白い本でございます。
ゆ: 長らくのお付き合いありがとうございました、興味を持っていただいた方がおられましらた、英語もそれ程難しくありませんしとにかくぐいぐい読者をぐいぐい引っ張ってくれますので、GW明けで落ち着いて読書などいかがでございましょう。
は: ではご主人様は「Man In The Dark」の方を頑張ってくださいませ。
ゆ: そうですね、ゆっくり楽しませていただきます。
は: 村上春樹の1Q84出版までに読了は無理だと思いますが(-.-)ボソッ
ゆ: ん?、ボンジュール!(髭男爵風)

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2009/05/06

2009年度日本マスターズ(短水路)大会@明石

Asoukumikojyounetsu
はむちぃ: お帰りなさいませ、ご主人様(久々の台詞)
ゆうけい: ただいま、はむちぃ(これまた久々)
は; それはそれとして、何故に先日の情熱大陸の麻生久美子様?
ゆ: いやあ、この笑顔が気に入ってねえ、「今日の一言」に載せただけで消えてしまうのは勿体無くって(^_^;)。
は: ははあ、なるほど、それで誤魔化すところをみますと、今回の大会もまだ不調から立ち直れなかったのでございますね
(;一_一)?
ゆ: ふお~ふぉっふぉっふぉ~(これまた久々)、馬鹿にするでないぞ、これを見よ、はむちぃ君!

Mastersakashi090505
は: おおっ、これは金、、、ならぬ銅メダルが二つもっ!ひょっとして他力本願でリレーが二つとか?
ゆ: 驚いた振りしてさりげなく馬鹿にしとりますな(;一_一)、私を誰だと心得ておる!?
は: へへ~申し訳ござりませぬm(__)m
ゆ: でも一つは200M混合フリーリレーだけどね(大汗。
は: やっぱり、、、とは言え久々の個人種目でメダルとはおめでたうござります。で、何の種目で?
ゆ: まだはむちぃ君が言うように本調子では無いので、25Mバタフライだけに挑戦してみますた。
は: 先日から練習されておられたクラウチング・スタートは役に立ったのでございますか?
ゆ: 一応自己ベストの18秒47が出たからね。でも浅いプールでスタート台も低いからタイムにはそれ程効いてないかも知れません。でも、とりあえずクラウチングで飛び込めるようになっただけでも嬉しいっす~(^^♪

は: 他のメンバーの方はいかがでございました?
ゆ: みんなとりあえず最低一つずつはメダルを取れたので良かったです。うちのチームに昔おられた方もみんな速かったですよ~。そうそう、女性の方で一人山本化学工業のバイオラバーを着ている人がいてね、おっそろしく速くなっててビックリしますた。
は: おおっ、例のたこ焼きラバーでございますね、もうマスターズ大会レベルまで浸透しているとは!
ゆ: 着るのに最初は20分かかるらしいけどね、でもあの泳ぎを見たらそそられます~(涎。
は: はいはい、それよになによりしばらく休んで体調を戻してくださいませ(-.-)。

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2009/05/05

STAX SR-404 LIMITED

Staxsig
 久々のオーディオネタです。こればっかし、さすがオーディオの出てこないオーディオブログ(笑。今回はEarspeakerネタでございます。私は締め付けられると頭痛がしてくるのでヘッドフォンは嫌いなのですが、パッドが独特の形状をしていて耳に直接当たらず、なおかつ静電型で耳当たりのよい美音系のSTAXSRS-4040 systemを使っています。ところが最近SR-404のパッドとフロントメッシュが経年劣化し、そろそろオーバーホールか買い替えをしなくちゃなあと思っておりました。そんな折りも折り、Λ(ラムダ)シリーズ30周年記念として1000台限定注文生産SR404 LIMITEDが発売されました。

 ん?30周年記念?1000台限定?注文生産?どっかで聞いたな、そう、拙宅のSP(Dynaudio Sapphire)と全く同じ。。。ああ、限定ものに弱い私(^_^;)。
 というわけで早速4040の購入でお世話になった三宮上新の西田さんに連絡を取って、どの選択が良いかSTAXに直接問い合わせてもらいました。その結果、

「申し訳ないがもう404のOHはできないし、自信作で劇的に音が良くなったので是非LIMITEDを聴いてほしい」

との返事がありました、と連絡を受けました。もちろんセールストークが何割か入っている事は分かっているので、できれば試聴をしたかったところですが、注文に追われて在庫が無いとの事で、思いきって買う事にしました。連休後くらいと言われていたのですが、幸い5月1日に入荷、2日に引き取り、それからずっとバーンインがてら聴き込んでおります。

Staxsig3
 第一印象は、、、黒い(爆。更にコードが少し幅広くなりました。ヘッドアークに「Λ SERIES 30th ANNIVERSARY」の文字、本体上面と側面にはSR-404 LIMITEDのエンブレムが刻み込まれており、所有者の満足感を煽っております(笑。

 変更点は次の2点です、HPから転載します。

『1:新開発銀メッキハイブリッドケーブル採用:SR-404 LIMITEDでは専用に新たなケーブルを開発、搭載しています。中芯線は一般的にも極めて評価の高い6N・Cu高純度軟銅線(φ0.14×3)を使用、その外周に銀メッキ軟銅線(φ0.08×9)を6本配置。全体の構造は線間容量を低減化させるために従来と同じく平行型としています。これにより、さらに「音の鮮度」が向上、今までのSR-Lambdaシリーズの音に「生々しい艶(ツヤ)」という領域が加わりました。

2:本革イヤーパッド搭載:スタックスのハイエンドイヤースピーカーSR-007Aで使用され高い評価をいただいた本革使用のイヤーパッドをSR-404の形状に合わせて新規にデザインし、搭載しました。本革(羊皮)採用の主な目的は本革ならではの通気性と、その柔軟性による頭部との装着感の改善を目指したものでしたが、「音の鮮度」、「音の品位」の向上にも大いに貢献しています。』

Freqresponse
 周波数特性グラフです。SR-404のそれと比較してみますと、、、全くのコピーじゃないかと思うくらい、変化ありません。下の2次歪み、3次歪みも視認出来る限りでは全く同じ。これでどう音が変わるんでしょう?

 というわけで早速聴いてみました。システムは

CDP: Accuphase DP-85
   ↓
STAX付属RCAケーブル
  ↓
Amp: STAX SRM-006t

です。第一印象は

1: あまり変わらん、周波数特性の通りか?
2: 本皮パッドはフィットするといえば聞こえはいいが私のように締め付けられるのが嫌いなものにはちょっときつい
3: バランスケーブルにしたらひょっとしたら激変するか?と思ってCardas Golden Reference(XLR)に繋ぎ変えてみましたが、むしろ付属ケーブルの方が良い

という非常に消極的な印象でした。ああ、ろくまんエソ。。。(涙
 まあ、静電型のふわっとくる柔らかくて軽い音が好きなのでそれはそれでまあいいかと思いなおし、聴く聴かないに関わらずずっと色んなジャンルの音をかけ続けておりました。

Apairofstax_2
 さすがの猿飛び、もとへ、さすが一応高級オーディオ、確実にSR-404と音が変わってきました。静電型特有の軽さ一音一音の線の細さ・柔らかさは変わりませんが、両耳間の情報量・音数が増え密度感が濃くなりました。低音も結構ずしんと来ます。このあたりは多分ケーブルの変更が効いているのでしょう。聴いた事は無いんですが雑誌等でのインプレッションを読んだ感じではおそらくSR-007Aと傾向が似てきているんだろうと思います。これが最近のSTAXの音作りの方向なのかな?

 SR-404だと低音もふわっと軽くて特にクラシックには抜群に合っていたのですが、ロックやジャズでは今一つ物足りないところがありました。それに比すると本機はジャンルを問わないオールマイティな機種であると思います。

 ただ、静電型特有の聴き疲れしない、そよ風が当たって鼓膜を撫でるような美音系の代表作がSR-404であり、それを気に入って購入した者としてはちょっと複雑な気もします。SR-404も引き続き生産されていますし、2万円の差を納得するかどうか、まあこれからもいろいろ聴き込んで納得したいと思っております。

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2009/05/04

グラン・トリノ

Grantrino
はむちぃ: みなさま、こん**は、GWいかがお過ごしでしょうか、今日のレビューは、GWに是非ご覧いただきたい洋画「グラン・トリノ」でございます。監督・主演のクリント・イーストウッド様は先日わが国の春の叙勲に叙せられ、話題になりました。
ゆうけい: 彼自身が叙勲をどう考えているのかは知りませんが、丁度この映画のプロモのため来日していた息子さんのカイル・イーストウッド(ベーシストで音楽担当)がとても喜んでいましたね。おそらく硫黄島二部作がいたく選者の琴線に触れたのだと思いますが、まあ最終肩書きだけでタナボタで降ってくる叙勲とは違って、彼には十分受けるだけの資格があると思います。

は: そしてこの映画も傑作の誉れが高いですね。これも秀逸な前作「チェンジリング」から殆ど間をおかず作られたとは思え無いほどの完成度には、はむちぃメ、驚きを隠せませんでした。
ゆ: 全くね、元々俳優出身だけあって殆ど全てをワン・テイクで撮ってしまうし、息のあったイーストウッド組を全面的に信頼しているから、あっという間に撮影は進んでしまうらしいけど、それにしても呆れるほどいとも簡単に傑作を作っちゃいますね。
は: 今回は新人脚本家ニック・シェンク様の持ちこみ脚本をいたく気に入って自ら主演・監督を買って出たとのことですね。
ゆ: これをやるのは自分しかいない、と一読して思ったそうです。彼は新人を世に出すことを自分の使命と感じていますし、その点でも素晴らしい監督ですね。彼を巨匠と呼ぶのはもう誰も否定しないと思うけど、それにしてもこれが79歳の監督が79歳の俳優を主人公にして撮った映画とは信じ難いねえ。

は: はむちぃメ、パンフレットを読ませていただきましたが、このお年でこのような傑作の監督・主演をするのはオーソン・ウェルズチャーリー・チャップリンにも不可能だったし、おそらくウッディ・アレンにも不可能であろうと書いてございました。
ゆ: まるで元巨人の王・長嶋の引退年齢を超えて4番を張っている阪神の金本みたいだな(笑。いや、冗談はともかく、マカロニ・ウェスタンと蔑まれ黒澤明の「用心棒」のパクリと非難された「荒野の用心棒」から彼の映画俳優人生が始まったことを思うと、

よくぞクロサワを超えたな!

と思いますね。
は: 黒澤明様は88歳でお亡くなりになりましたが、79歳以後に撮った映画は「夢」「八月の狂詩曲」「まあだだよ」の三本でございましたね。
ゆ: もうすっかり老成しちゃって、今のイーストウッドのような興行的にも芸術的にも映画を成功させるエネルギーは残っていませんでしたからね。
は でははむちぃメが序盤をまとめてみましたので、映画を振り返って参りましょう。

 舞台は現代のデトロイト。かつての自動車王国の面影はなく、住宅街は黒人やアジア系移民で溢れ、民族間の小競り合いが耐えない。そんな治安の悪い街からは白人は殆ど出て行ってしまった。
 主人公のポーランド系白人ウォルト・コワルスキクリント・イーストウッド)は、頑固で不機嫌な老人。元フォードの熟練工である事を誇りにし自らがスティアリング・コラムを取り付けた愛車のグラン・トリノを磨き上げる事が唯一の楽しみである。また、朝鮮戦争も出征したが、その際の苦い記憶を持つ。
 映画は彼の妻の葬儀で始まる。トヨタのディーラーをして羽振りのいい息子がランドクルーザーに乗っているのを苦々しく思い、葬儀にへそ出しルックで表れた孫には愛車を褒められても唾を吐き、亡き妻から面倒見を頼まれてやってくる神父には悪態をつく。「移民が増えた」と怒りながらも、転居して施設で暮らすよう説得する息子夫婦を叩きだすほど愛着のあるこの街を離れない彼は、護身用の銃で、周囲に睨みをきかす。
 そんなある日、隣に住むラオス・モン族の一家の息子タオ(ビー・バン)が、グラン・トリノを盗もうと忍び込む。見つけたウォルトは激怒するが、根はまじめなタオが従兄らに脅されていると知り、興味を覚える。そこからタオとタオの聡明な姉スー(アーニー・ハー)との交流が始まり、ウォルトはこのアジア系の隣人を理解し好感を持つようになる、タオ一家も彼に心を開いていく。

ゆ: スマートなまとめありがたう、はむちぃ君、さすが昨日奥様に洗ってもらっただけの事はあるな(笑。
は: おそれいります(-.-)、それにしても本当にイーストウッド様しかできないような役柄ですね。
ゆ: 彼の当たり役ダーティ・ハリーを彷彿とさせますね、持ち込み脚本との事ですから、先ず間違いなく彼を念頭に置いて書いたんでしょうね。

は 序盤での状況説明も見事ですね。テンポ良く話が進んでいくとともに彼の置かれている状況がはっきりしていきます。
ゆ: ついに現実でもクライスラーが倒産しましたが、まさにデトロイトははむちぃ君が説明してくれた通りの状況なのだろうなと思わせる説得力がありますね。息子たちが

「父さんはまだ50年代を生きているつもりなんだ」

と語るように、時代の流れと人種問題の深刻さが見事に重層的に描かれています。
は: 主人公の癒しがたい記憶の中で朝鮮戦争を、CIAが偵察に利用したために東南アジアを追われてアメリカに移住せざるを得なかったモン族の登用でベトナム戦争を語ることにより、アメリカの病根をさりげなく抉り出しておりますね。
ゆ: そのアジア系移民を嫌い、黒人を嫌う白人層も決して単一民族では無い事もちゃんと提示しています。彼自身がポーランド系、飲み仲間の理髪店店主がイタリア系、建設現場監督がアイルランド系で、お互い聞くに耐えないような差別用語で相手を罵り合いながら仲良く日常会話を交わす様がとても興味深かったです。しかしどんな映画でもアイリッシュは飲んだくれなんですね(^_^;)。

は: 東南アジアのモン族の登用はおそらくハリウッドで初めてでしょうね。
ゆ: 脚本家の着眼点をちゃんと理解してそのまま現実化させるところが彼の見識の高さですね。モン族のコミュニティは本当に小規模でしょうし、まして俳優など殆どいないでしょうから、普通なら他の民族に置き換えてしまうんじゃないでしょうか。それをせず、モン族の全くの素人を何の逡巡もなく主役級に登用し、また、モン族の慣習も積極的に見せています。そして主役の二人はその期待に見事に応えていますね、まさにイーストウッド・マジックの醍醐味でしょう。
は: それではその後の展開を説明させていただきます。

 タオを自分なりの流儀で教育し、就職の世話もしてやり、タオの成長を喜ぶウォルト。しかし、タオが従兄弟のチンピラ・ギャングたちに報復のいじめを受けた事に激怒した彼は暴力的な行動で相手をねじ伏せてタオに手を出さないように警告するが、結局それは取り返しのつかない事態を招いてしまう。警察を信用せず届け出ないタオ一家をに痛切な責任を感じたウォルトは、怒り狂って報復しようとするタオを彼の自宅に閉じ込め、正装し、初めて神父の勧めに従い懺悔を行い、独りで決着をつけるべくでかけるが。。。

ゆ: 先ほどダーティ・ハリーを髣髴とさせると書きましたが、ハリー・キャラハンは悪を倒すためならどんな暴力も辞さないキャラクターでした。今回ウォルトに扮したイーストウッドはそうでは無い解決方法を選択します。
は: その自己犠牲の高潔さは感動的ですが、ずばりご主人様の好きな解決方法ではありませんでしょう。
ゆ: そうだね(^_^;)、個人的にはあれしか無いのか、という疑問はもちろん持っていますよ。結局

あんな奴らに対話による説得は意味が無い

というスタンスではハリー・キャラハンと何ら変わってはいませんから。
は: 「衝撃のラスト」を用意しないとハリウッド的傑作は産まれませんものね。

ゆ: ほ~、今日のはむちぃ君は奥様に洗ってもらっただけあって(以下略)、でもネタバレしない程度に一応説明しておきますと、実は「衝撃のラスト」というのは看板に偽りありで、物語はもう少し続くんですね。そのエピローグにより重苦しくも深い感動を残して映画は終わるわけですが、実は私がこの映画で一番素晴らしいと思ったのはラストシーンからエンドロールに移るところなんですよ。
は: 青く澄み切った空、ミシガン湖と思われる綺麗な湖。その湖岸道路をのそばをタオが駆るグラン・トリノが走り抜けていきますね。そこへクリント&カイル・イーストウッドマイケル・スティーブンス、英国のジャズシンガー、ジェイミー・カラム共作の主題歌が滑りこんで参ります。本当に美しい映像と音楽でございました。
ゆ: ややロング・ショットで湖岸道路を捉えられる場所にカメラを固定し、グラン・トリノが走り去って見えなくなってからも後続の車を延々長回しで撮ってそれをエンドロールのバックにしているんですね。その映像も故意に彩度を落として古き良き時代をイメージさせています。
は: なるほど、それで延々と車が走り去るだけのシーンなのに言い様の無いノスタルジアを感じたのでございますね。
ゆ: 主人公のウォルトが一番輝いていた、そしてフォードが世界に自慢できるグラン・トリノを作った時代古き良きアメリカへの祈りにも似た思いがこの長回しのシーンには込められていたと思うんです。
は: クリント・イーストウッド様を名監督と呼ぶに相応しい技でございますね。というわけで、GWに何か一つ素晴らしい映画をみたい、と思われておられる方がおられましたら是非ご覧下さいませ。

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2009/05/03

忌野清志郎に捧ぐ

Kiyoshirou
Oh 何度でも夢を見せてやる
Oh この世界が平和だった頃の夢
RCサクセションがきこえる
RCサクセションが流れてる

(「激しい雨」 by 忌野清志郎&仲井戸麗市)

 今日の一言で速報しましたが、日本の誇る孤高のロックシンガー忌野清志郎氏が2日午前零時51分、がん性リンパ管症のため東京都内の病院で逝去されました。喉頭癌であることを自らのオフィシャルHP「地味変」で公表し、常に前向きに闘病生活を送っておられました。しかし、数ヶ月前に骨転移が見つかったという報道があり、商売柄個人的には遠からぬ日にこの時がくることを覚悟してはいました。。。

 でも悲しい。ひたすら悲しい。今朝はずっとRCを聴いています。思えばこのブログで最も多く取り上げた邦人男性ミュージシャンでした。

2006.07.18 さよならCOLOR
2006.07.22 これがロックだぜぃベイベー(もう一度動画をウプしました是非ご一聴を)
2006.09.23 夢助
2007.06.01 80年代邦楽ベスト25(1)学生時代編
2007.06.08 Rhaosody Naked
2008.02.03 サイドカーに犬
2009.01.31 偽善者 / The Timers (ザ・タイマーズ)(今日の一曲)

 オフ会でも何回かLP「シングル・マン」を聴いてもらいました。確か、あまりRCに興味の無いUENOさんにも無理矢理「スローバラード」を聴いてもらいましたね。今となっては良い思い出です。

 清志郎、僕のHard Timesを支えてくれたのはあなたの歌であり、あなたの反骨精神であり、あなたの生き方でした。さよならは言わない、またいつか会おう。

お別れは突然やってきて すぐに済んでしまった
いつものような なにげない朝は
知らん顔してぼくを起こした

空を引き裂いて 君がやって来て
ぼくらを救ってくれると言った。
検屍官と市役所は
君が死んだなんていうのさ
明日 また 楽屋で会おう
新しいギターを見せてあげる

(ヒッピーに捧ぐ 忌野清志郎)

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2009/05/01

今日のマスターズ練習

K2
 みっちゃんも綺麗、ってこの浮気モノ。と言うわけで、マスターズ練習日記です。体調はあまり良くないんですがマスターズ大会まで一週間を切っているので出かけてきました。

アップ: 200M
 
GWの合間のせいか参加者が少なく、最初は無難に200をアップ。

スイム: 50M x7本
 で、次はいきなりこれかよ(-_-;)。個人メドレーの順に25ずつ切り替えます。バターバック、バックーブレ、、、、で二回りするわけですな。苦手種目があるとどうしてもばてます。

スイム: 25M x4本
 ストローク数を落として行く練習。これはまあ得意なので最終を11ストロークあたりとして逆算して17ストロークから開始。2ずつ落として11まで持っていきました。

ダッシュ: 25M x2本
 一本目がブレスト、二本目がフリー。ブレでダッシュの練習は滅多にありません、おまけに私嫌いやし(苦笑。というわけで一応頑張りましたが軽く25秒かかっていたような。コーチ談ではほとんどの人が滅多にやらないので手と足のタイミングが合っていないそうです。

クールダウン:50M  x1本
終了後休憩。

スイム: 50Mx11本
 
本日のメイン。1分サークルでハード、イージーを繰り返して最後がハードで終わる、、、鬼のような練習ですな(--〆)。とりあえず何とかサークルをこなしましたが37,8秒でいけたのは1本目と11本目くらいでした。

キック: 100M
 この期に及んでまだキックをやるか。それもアウトで。ちなみにアウトとは全力でという意味です。終わってから脈拍を測ってくださいとの指示。へろへろで戻ってきたので却ってあまり上がらなかったです。24/10secくらい。

ダウン: 100M

計: 1500M

 大会前だと言うのに結構距離をこなしました。大会に向けて肩痛が大分ましになってきたのが唯一の好材料か。あ、そうそう、もう一つ、4月に2回あったスタート練習でクラウチング・スタートがやっと使えそうになってきました。本番のプールで試してみないと何ともいえませんが、やってみるじょ~。

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