2009/09/23

倉敷

Oharamuseum2
(大原美術館)
 さて、1000円で行く岡山紀行2回目は倉敷です。目的はずばり大原美術館。過去にいろんな展覧会で「大原美術館蔵」の作品は目にしていましたが、本家にまだ出かけた事がなかったのです。いつかは一度と思っていたのですが、高速休日千円とtakiさんの記事に背中を押されてしまいました(笑。

Tiboli  山陽道途中で二つ続けてトンネルの出口で事故っていて少々の渋滞はあったものの、ほぼ予定時刻に到着できました。空いていそうなJR倉敷駅の北側の駐車場に入れました。
 北側と言えば左写真のチボリ公園跡地。昨日の「ドイツの森」はもちろんドイツですが、こちらはデンマークを模したテーマパークでした。駅から直ぐの立地でとても綺麗な景観なのに潰れてしまって残念です。ハウステンボスがオランダ、パルケ・エスパーニャがスペインと、日本にはいろんな国がありますが(笑、どこも経営は苦しいようですね。ハウステンボスは立地上韓国や中国の客を多く迎え入れる事ができるのでなんとか運営を続けられていますが、この倉敷という土地では難しかったのでしょう。

Kurashikiriver2  さて、倉敷と言えば何と言っても美観保存地区。町のど真ん中にある古い運河沿いの通りです。さすがに休日とあって凄い人出でしたが、おそらく500メートルもない短い通りですから、ここだけが売りで倉敷の観光は成り立つのだろうか、といらぬ心配までしてしまいました。というのも、takiさんもブログに書いておられましたがちょっとこの地区を外れると閑散としていて閉店している店も多いんですよね。

Cafeergreco   家内と一往復してみましたが、天気もよく気持ち良かったです。お昼時で食事処はどこも満員でしたが、倉敷珈琲館というお店の「マンデリン・アイス」がとても美味しかったです。珈琲中毒の私が保証します(笑。というわけでかの有名なカフェ・エル・グレコ(写真)には入らずじまいでした。またの機会の楽しみにとっておきましょう。

Oharapostcards さて前置きが長くなりましたが、何といっても大原美術館です。予想をはるかに超えた展示数と作品の種類に感動しました。大原美術館というと何となく印象派を沢山集めているという先入観がありましたが、どうしてどうして、クラボウ全盛期の日本の繊維産業の隆盛を偲ばせてくれる程多彩な展示作品群でした。その中でも、takiさんも指摘されておられましたが、表現主義、フォービズム、キュービズム、シュールレアリスム、アンフォルメル、ポップアート等の現代美術が結構多くて楽しめました。先日高村薫の「太陽を曳く馬」の表紙にも採用されていたマーク・ロスコや、なかなかお目にかかれないハンス・アルトゥングの作品があったのには感動しました。写真の絵葉書は

上左: ピエール・ボナール「欄干の猫」(1909)
上右: 児島虎次郎「和服を着たベルギーの少女」(1911)
中左: 岸田劉生「静物ー赤リンゴ三個、茶碗、ブリキ罐、匙」(1920)
中右: ハンス・アルトゥング「T1964-R23」(1964)
下左: 青木繁「男の顔」(1903)
下中: イブ・クライン「青いヴィーナス」(1970,再制作)
下右: ジョルジョ・デ・キリコ「ヘクトールとアンドロマケーの別れ」(1918)

です。大原美術館のツボを外した絶妙の選択と言えるでしょう(笑。

Bizenart_2   他にも色々と芸術関係の施設もあって楽しい時間を過ごせました。写真は倉敷芸術科学大学の展示館にあった卒業制作らしき備前焼でなかなか見事でした。

 というわけで、念願の倉敷探訪はなかなか充実した時間を過ごせて有意義でした。帰りも幸い三木東インターまで渋滞無く帰れてラッキーでした。翌日に龍野西から渋滞に捕まった某S氏にはお気の毒でした(^_^;)。 

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2009/03/22

出雲旅行

Matsuetenshkaku
(松江城天守閣より宍道湖を臨む)
 しばらくご無沙汰させていただき、某学会のついでに出雲旅行をしてきました。旅行のついでに学会も覗いてきたという説もありますが。松江はもう学生時代以降何度も訪れていますが、宍道湖を臨む本当に美しい街です。

Matsuecastle
 松江のシンボルである松江城。県庁所在地では唯一天守が保存されている名城です。桜の見頃には早すぎたのが残念でしたが、相変わらず庭園は綺麗に手入れされていました。

Izumotaisha
 玉造温泉に一泊して翌日は出雲大社へ。ここも確か三度目になりますが、もちろん縁結びの願掛けに行ったわけではありません(笑。まあ、健康祈願ですね。

 雲太、和ニ、京三と称された巨大な本殿は「平成の大遷宮」事業で工事中のため、巨大な逆巻きの大注連縄は御仮殿に飾られており、ここで二拝四拍手一拝してお祈りしました。
 さて、上の一文に井沢元彦氏の「逆説の日本史」に記された「出雲大社の謎」のキーワードを全てぶち込んだんですがお分かりでしょうか?折角祈願してきたので不吉なことは敢えて書かないでおきますが、興味のある方は逆説の日本史(1)古代黎明編をどうぞ。

 とにもかくにも日本一異色で壮大な神社であることは間違いありません。この不思議の国の空気を十分に感じて帰路につきました。

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2008/12/25

今年を振り返る2008(4)歳時記・旅行編

Bocchandokei
(坊ちゃん時計、道後温泉)
はむちぃ: 皆様メリー・クリスマス!「今年を振り返る」シリーズもあと2回を残すのみでございます故、今しばらくおつき合いのほどをお願いいたします。
ゆうけい: メリー・クリスマス、ミスター・ロー(うっ、と口を塞がれる)
は: 言わせねえよ(レッドカーペット流行語大賞)、「戦メリ」ネタはもう使い古しております!
ゆ: 使い古したり、マンネリだったり、ラジバンダリ!(レッドカーペット流行語大賞)、ああしんど、と言うわけで振り返るのも3回で十分かなとも思ったんですが(^_^;)、まあオーディオも残ってますし、その前に一息ついて今回は「歳時記・旅行編」をやってみましょうかね。一体これは本当にオーディオブログなんでしょうか(^_^;)

は: 今年のご旅行は四国と東京でございましたね。
ゆ: 東京は観光目的では無いので、実質的には四国は琴平・松山だけでしたね。
は: それもOT様と水泳・オーディオオフが目的だったのでは?
ゆ: まあ言うても温泉巡り旅行ですから(笑、讃岐伊予日記の未公開画像でも楽しんでいただきましょう。冒頭写真は道後温泉入り口にあるカラクリ時計で「坊ちゃん時計」の名で親しまれております。

Konpiraokusha
(金刀比羅宮奥社、琴平)
は: 金刀比羅宮は昔善通寺に住んでおられたのに初めてお参りになったのですね。
ゆ: 縁がなかったと言うか、善通寺から脱出する時間も無いほど忙しかったと言うか、まあその両方なんですが。
は: そう言えば先日「サマータイムマシン・ブルース」を見て懐かしがっておられましたね。
ゆ: そうそう、場所は特定していませんでしたが明らかに善通寺市が舞台でしたからね。まあ、閑話休題、体調が心配でしたが、金刀比羅宮の最深部、写真の奥社までいけましたし、美味しい讚岐うどんも食べられたし、満足でした。宿泊した温泉旅館でもらったタオル入れ袋は今でもプールへ行く時に水着袋として愛用しております(笑。

Akiyamabrs
(秋山兄弟生誕地、松山市)
は: 松山は道後温泉と市内観光でございましたが、いかがでございました?
ゆ: 正岡子規記念館秋山兄弟の資料を見てから生誕地にも寄ったので、また司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読みたくなりました。
は: 帰ってから早速ヤフオクで落として読みかえしておられましたね。

ゆ: 貧しい暮らしから脱するために松山を後にして師範学校へ何とか入学し、その後様々な運命の悪戯で日本で最初の騎兵部隊を作り上げて日露戦争を戦った秋山好古正岡子規とともに文学を志向して帝大文学部へ進むも志半ばにして海軍へ転じ、歴史的なロシア艦隊との日本海海戦を勝利に導く参謀となる秋山真之、この二人の兄弟の活き活きとした描写はさすがシバリョウでしたね。
は: 乃木希典の評価などを巡って司馬様の作品では最も異論の多い作品ではございますが、坂の上の雲にいつかは手が届く、と言う夢を持てた時代の空気が鮮明に活写されておりますね。
ゆ: この本でも触れられていますが、日露戦争において日本に出資したユダヤ資本の一つリーマン・ブラザーズがよりによって読後半年あまりで破綻するとは何と言う運命の皮肉でしょうか(涙。

は: そう言えば松山と言えば俳句の街でございましたが、何か吟じられましたでしょうか?
ゆ: あちこちに投句の用紙があったんですが、こういう時は詠めないもんですねえ、全然駄目でした(苦笑。
は: というわけで、歳時記の方へ移りますが、不定期ゆえ、季節が随分偏っております。
ゆ: なんとなく冬の方が多いですね(^_^;)。

2月18日: 雪雲

雪雲をものともせずにジムへ行く ゆうけい
雪雲の蝗(いなご)の如く襲来し はむちぃ

は: これが病人の闘病俳句でございましょうか(ーー;)。
ゆ: いやいや、お恥ずかしい、でもあの雪雲の襲来は凄かったですね、山の向こうにどす黒い雲が見えたなと思ったらあっという間に吹雪になりました、はむちぃ君の句は写実句ですね(笑。

4月5日: 白木蓮

目覚めよと 白木蓮の咲き誇り ゆうけい

ゆ: 緑道で好きな花の一つなんですが、実は体が冬眠から目覚めない、すなわち水泳のタイムが伸びない苛立ちを歌っております。

4月24日: 馬酔木

来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり  水原秋櫻子

鈴なりの 馬酔木に酔ひし雨上がり ゆうけい

8月24日: 百日紅

散れば咲き散れば咲きして 百日紅 加賀千代女
女来と帯纏き出づる 百日紅 石田波郷

蝉時雨過ぎ去りて尚 百日紅  ゆうけい
風凉し 青天井に百日紅  はむちぃ

10月13日: 鰯雲

鰯雲ひろがりひろがり創痛む  石田波郷
鰯雲人に告ぐべきことならず  加藤楸邨

落日は我が生なるか鰯雲 ゆうけい
鰯雲夕日に映える鱗かな はむちぃ

は: やっと闘病俳句っぽい句を詠んでおられますね。
ゆ: 丁度夕日と鱗雲が重なって綺麗だったもんでね。まあ、波郷先生じゃないんだから鬱陶しい句ばかり詠んでたらブログが湿っぽくなっちゃいますし。

11月12日: 冬の月

寒月に水浅くして川流る    山口誓子
冬の月より放たれし星一つ  星野立子

痩せ犬の遠吠えも凍(い)て 冬の月 ゆうけい
寒月よ照らせ この身もちぎれ雲 はむちぃ

は: 月は冬の季語には少のうございまして、この「冬の月」か「寒月」くらいしかないと言うお話でしたね。
ゆ: 寒月と言えば夏目漱石の「吾輩は猫である」の水島寒月君を思い出しますが、あれは寺田寅彦先生がモデルと言われていますね。
は: 全然俳句と関係ありません(-.-)。
ゆ: スマソ、まあしかし、はむちぃ君も生意気な句を読むようになりましたな(笑。

11月22日: 冬ざれの町

鎮魂を 見世物にする冬来たる  ゆうけい
蒼天を 白のアーチで切り取りて
   束の間で良し 君祈るべし  はむちぃ

は: プールで泳ぎながら詠んだ句でございますね。
ゆ: 昼間ルミナリエのアーチの準備を見たのを思い返しながら泳いでたんだよね。
は: ルミナリエも新聞によると観光客も減りつつあるそうですし、募金集めもだんだん苦しくなってるそうでございます。
ゆ: 個人的には潮時かと思うのですが、ふるさと納税でまかなおうと言う意見も出るに至っては、ちょっとそれは違うだろうと思いますねえ。

12月2日: 小春日和再び

小春日や 石をかみいる 赤とんぼ   村上鬼城
玉のごとき 小春日和を 授かりし  松本たかし

小春日の一歩一歩の生を祝(ほ)ぐ ゆうけい
細長き 主(あるじ)の影を追いかける
  小春日和の風舞いの径     はむちぃ

は: というわけでございまして、歳時記は来年も不定期でもお届け、、、できればよいのですが、期待せずにお待ちくださいませ。
ゆ: 恩師から「俳句は諦観を詠む」と教わりましたし、そう言う年齢になってきてはおりますので、ぼちぼち詠めればと思っております。

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2008/12/16

異界東京探訪

Shinjukusunset
(" Starless "  photo by Bible Black, Dec 13th, 2008 )
 冬の夜の星一つ無き異界かな ゆうけい

 体調を崩した今の私にとって旅行というのは一つの賭けなのですが、今回は案の定東京駅に着いたころにしんどくなってしまいました。まるでワープ酔いしたような(苦笑。

Choujyoumen
 予定では昼食を某M氏お勧めの「日本橋たいめいけん」という店でとるつもりだったのですが、そこまで行く元気は無くなってしまいました。という事でオプションとして教えてもらっていた東京駅八重洲口側食堂街の中華料理店の名物「頂上麺」を食べる事にしました。
 写真の如くぐつぐつ煮立っている餡かけラーメンです。具はフカヒレのみという潔さ。これで1800円。関西ならもう少し量を減らして1200円くらいで出すな、とか、家内と下世話な話をしていました。で、お味の方ですが、

しょっぱい

なんぼしょうゆ味とはいえ、しょうゆ入れ過ぎちやうのん?麺やフカヒレ自体は悪くないのでそれだけ掬い取ろうとするのですが、なにしろ餡ツユになってますからなかなか離れてくれない(^_^;)。家内も同意見でしたが、周りのお客さんは完璧に飲み干してました。

 さて、鎮痛剤で少し体も楽になり、家内の新宿三越の某店に行きたいという希望で、懐かしの中央線に乗って新宿駅へ。さすが、日本一(世界一?)人の多い駅、もう眩暈がするくらい人が目の前を交錯していきます。街中の喧騒もやっぱり神戸とは桁違い。
 90分お互いに自由時間として三越前で分かれました。私は皆様の予想通りディスクユニオンへ。

Beatleshaiban
 丁度その日は「ビートルズ廃盤セール」をやってました。「」のモノ/ミントが105000円、「リボルバー」のマト2/モノが42000円、、、豪勢やのう(爆。「Help!」のマト1が2万5千円くらいだったのでそそられましたが、根が貧乏性のヘタレですから買う根性はありません。ビートルズはさっさとあきらめて他を物色。欲しかったアルバムが安価で売ってましたのでそれ一枚だけ記念に買って出ました。またの機会にでも紹介します。

 時間が余ったのでオーディオユニオンへも行ってみました。ビルの8階にクラシック館と併設されていて、予想よりはるかに狭いのにビックリ。東京は地価が高いからなでしょうねえ。高級機器の部屋ではJBLのEverest DD66000がとても繊細な美音を出していたのが印象的でした。今季号のステレオサウンドに載っているマーク・レビンソンの新製品No.512で送り出しをしているのが効いている感じでした。

 外へ出るともう日が暮れていました。経度の関係でしょうけど日が暮れるのが早いですね。空を見上げると下の方は薄明るいのに、肉眼では星一つ見えない、

Starless

の世界でした。冒頭の写真をデジカメの画面で確認した時には思わず、映画20世紀少年の1999年大晦日の夜を連想してしまいました。そしてその下の世界には街に繰り出す信じられないくらいの数の人々。やはり東京は異界だと感じつつ、ほうほうの体でホテルに向かったのでした。

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2008/09/30

東京タワー、家内と私と、時々クゥ

Tokyotower
 さて、上野散策の後少し時間が余っていたので、家内の希望もあり東京タワーへ出かけました。最近色々な映画に取り上げられて人気なようで、薄暮から夜景へ変わる時間帯だった事もあり、結構な人出でした。特に250Mの高さにある特別展望台へ上がるEVは行列ができていました。

 この日は曇天で重く雲が垂れ込めていました。「河童のクゥと夏休み」でクゥがタワーの途中で力尽きかけた時、俄に一点掻き曇り竜が出現し雨を降らせるシーンを思い出しました。分かる人にしか分からないネタですみません(^_^;)。

Rainbowbridge
 特別展望台から観たレインボウブリッジです。その向こうにフジTVの社屋が見えています。360度素晴らしい夜景でしたが、やはり海の見える景色が一番好きです。と言うか、関東平野は広すぎて、本当に

「おっとう、ここは人間の巣だ」

これまた分かる人にしか分からないネタですみません。

Whalebone
 おまけです。講習の後時間が余ったので息子の通う大学に足を伸ばしました。そこにあった鯨の骨格標本です。

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2008/06/23

神戸デュシャン@三宮

Koubeduchamp
 昨日は雨の日曜日、ということで朝から映画を観てきました。今日の神戸は、前田有一が自身の映画批評で「採点不能」とまで形容した驚異(脅威?)の傑作「僕の彼女はサイボーグ」の

綾瀬はるか小出恵介が舞台挨拶に来る

ということで物々しい雰囲気に包まれておりました(嘘。いやいや二人が来たのは本当です。なんでもこの映画、神戸は元町でロケしたそうですね。

 というわけで「綾瀬はるかの出ている映画」を観たあと、三宮上新に前記事で書いたフライングモールの貸出機を返しに寄りました。雨が強くなってきたので上新のすぐ傍のマンションの一階にある洋食レストランで昼食をとる事にしました。冒頭写真が入り口、私が言っても何の説得力も無いですが、なかなかおっされ~です。

Nikomihamburg  店の名は「神戸デュシャン」と言います。神戸では有名なTOOTH TOOTHと同系列の経営の新しい洋食店で、中の雰囲気も明るくてモダンで新しい神戸らしさをアピールしているようです。何と掘り炬燵の部屋までありますが、お勧めは厨房の前のカウンター席。ここに座ると西村シェフをはじめ、きびきびと働くコックさんを見る事ができて期待が高まります。

 食べたのは名物「煮込みハンバーグ」で、蓋の付いた鉄製のお鉢に入って出てきます。熱々で触れませんので、ウェイトレスさんが蓋を開けてくれます。写真でピンクの泡みたいに見えているのはまだ溢れ続けている肉汁です、す、凄い。デミグラスソースは一日以上煮込んで作られているそうで、濃厚な味わいです。熱々のハンバーグに絡めながらフウフウして食べると口の中に肉の柔らかさとソースの味わいが同時に広がって幸せどぇ~す。ちなみに付け合せの野菜も美味しいです。

 満腹になったので帰宅して早速プールに出かけ、カロリーを消費してきました(笑。えっ、綾瀬はるかのプリンはどうしたって?そんなもん、チケットあるわけおまへんがな(苦笑。

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2008/05/11

藤城清治の世界展@松山

Matsuyamahujishiro
(松山賛歌:藤城清治、愛媛県美術館壁画)

 さて、長々とお送りいたしてまいりました讃岐伊予日記、最後は思わぬサプライズとなった美術館訪問で終わりたいと思います。我々の世代には「西遊記」の影絵や、「パルナス」のTVCMで馴染み深い影絵作家、藤城清治氏の光と影の世界展が偶然、愛媛県美術館で開かれていたのです。名前を御存じない方でも、リンク先の作品の特徴的な画風を見れば、殆どの方がああ、あの影絵をかく人か、と思い当たると思います。

Hujishirogahaku_2   ちょうどその日は藤城先生ご自身がサイン会をされていると言う幸運にも恵まれました。早速図録を購入し、アンケート用紙に記入しサインしていただきました。先生はもう84歳におなりで耳は少し遠くなっておられるようで、横に立っている秘書の方が耳元でアンケートの感想を読んで伝えておられました。最後ににこやかに握手していただいて有難かったです。

 ご高齢にもかかわらず、先生の創作意欲はいささかも衰えておられず、会場外の松山を描いた壁画には感動しました(冒頭写真)。もちろん会場内の数多くの作品のどれもすばらしかったです。あるものは細部まで緻密に描きこまれて美しく、あるものは懐かしく、あるものは微笑ましく、そしてそれら全てに共通するのは光と影の織り成す幻想的な世界です。子供たちも沢山訪れており、歓声を上げていたのが普通の美術展と異なり、先生の画風を象徴しているように思いました。

 ここに掲載できないのが残念ですが「生命賛歌」や「木馬の夢」と言った大作には深い感動を覚えました。また、1980年代のエポックメーキングな出来事だった「USA For Africa」のアーチストの録画風景を描いた作品もあり、先生の意外な一面も覗くことができました。

 作品の即売会も併設されており、欲しいものも沢山ありすぎて困ってしまうほどでしたが、やはり大きいものになると20万円近くしますし、なにせ帰りの列車の発車時間が迫っていたので泣く泣く会場を後にしました。でも、旅先でこのような素晴らしい美術展に出会えた事はとても幸運で、OTさん宅オフとともに深く心に残った一日でした。

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2008/05/09

讃岐伊予日記(4) 植物誌編

Sendan
 さて、今回の讃岐伊予日記はごく一部にご好評をいただいている植物誌編をお送りいたしましょう。まずは冒頭の写真は琴平駅近くの公園にありました「大せんだん」の巨木です。琴平町には天然記念物が二つあり、そのひとつがこの木だそうです。もう一つは象頭山、すなわちこんぴらさんですね。

Tutuji

 その象頭山の中腹、すなわち金刀比羅宮の参道に咲いていたつつじの木です。鮮やかな紅が印象的です。

Dougokouen

 こちらは道後公園(湯築城跡)の手入れの行き届いたつつじの花。美しい庭園風景ですね。

Benimadonna

 子規記念館にあった「紅まどんな」の花。 まつやま農産物ブランド認定品だそうでマドンナのように麗しい果実がなるそうです。

Nanjyamonjya

 松山城付近に咲いていた「なんじゃもんじゃ」と言う花。木犀科で別名「一葉(ひとつば)たご」。白いプロペラ状の花が可憐です。
 なんじゃもんじゃとはなんじゃそれと言われそうですが、本当にそんな名前がついているそうです。調べてみましたら明治時代、東京の青山練兵場の道路沿いにこの木があり、名前がわからなかったので「何の木じゃ?」とか呼ばれているうちにいつのまにか「なんじゃもんじゃ?」という変わった名前になってしまったそうです。

Shiinohana

 松山城に上がるリフト付近で猛烈な匂いが立ちこめていました。栗の花が咲いているのかなと思っていましたが、リフトの上がったところに花の案内板がありました。こう書いてあります。

「椎の花 人もすさめぬ にほひかな 与謝蕪村 ブナ科シイノキ属」

椎の花は夏の季語、すさめぬは調べてみましたら「すさむ=愛する、愛でる」と言う意味だそうで、好まぬとか嫌うとか言う意味になるんでしょうね、なんとなく分かるような濃厚な匂いでした。

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2008/05/08

讃岐伊予日記(3) グルメ編

Ogatayaudon
(小縣屋の生じょうゆうどん)
 さて、旅の楽しみと言えばやっぱり食べることですね。というわけで今回の讃岐伊予日記はグルメ編です。

 まずは何と言っても讃岐うどんです。一日目琴平に着いたのが丁度お昼ごろで、駅近くの観光案内所で訊いてみるとガイドブックに載っているうどん屋さんはどこもちょっと遠く、しかも休みの所が多いとのこと。仕方なく旅館への道を歩いていると参道の手前にウドンタクシーを発見。訊いてみるとこのウドンタクシーは映画「UDON」にも登場したそうです。で、お勧めのお店に連れて行ってもらうことにしました。運転手さんに道すがら色々教えてもらいましたが、ゴールデンウィークに休む名店が多いのは

混み過ぎて近所に迷惑をかけるから

だそうです。ホント、映画に出てきたエピソードそっくりです!

Ogataya  その運転手さんにお任せで連れていってもらったのが、元祖しょうゆうどんの店「小縣屋」でした。お店は田んぼの中。タクシーを降りると名店なのかトホホ系なのか紙一重の雰囲気。駐車場の拡声器からは何とキャンディーズの曲が流れています(^_^;)。

Ogatayadaikon  恐々中に入ると、幸い流行っているお店特有の活きの良さに溢れていてほっとしました。生じょうゆうどんとは、うどん玉にしょうゆをササッとかけただけのシンプルな食べ方なんですが、出てきたのは、ゆでたて麺が入った丼と丸ごと1本の大根、おろし金の3点セット!予め運転手さんから教えてもらっていたとは言え、やっぱりびっくりしました。ちなみに大根は自家栽培だそうです。

 写真ではそれほどかかっているように見えませんが山ほど大根をおろし、すりゴマ、ネギ、スダチ汁、特製生しょうゆをかけていただきました。うどん自体は硬すぎず柔らかすぎず、これぞ讃岐うどん。良く硬すぎるのと腰が強いのを勘違いしているようなお店がありますが、この食感で一安心。味付けもスダチと大根おろしが入っていることもありあっさり系で私好み、確実に今まで食べてきた讃岐うどんの中でも上位にランクする美味しさです!高いタクシー代を払ってつれてきてもらった甲斐がありました。

 ちなみにウドンタクシーは小玉で3-4件回るのが普通だそうですが、私たち夫婦にはこの店の小玉だけで十分でした。「うどんは別腹」はやはり四国人特有の消化器か(笑。ちなみに私は20年前、この近くの善通寺に一年ほどいた事があったんですが、当時の同僚の先生に何と

うどん性高血圧

による入院歴がありました。病院食であっという間に高血圧は消失し、退院して早速馴染みのうどん屋に行ったら、「うどんってこんなにしょっぱいのか!」と驚いたそうです。うどんには結構塩が入っているので要注意なんですね。

Matsuyamazushi

 さて、二日目の松山には正直言って何の前知識もありません。みかんと坊ちゃん団子くらいしか思いつかないです(笑。二日目の午後、道後温泉につくと、やっぱり団子やタルトのお店ばっかり。と思っていたら本館近くの「すしまる」というお店に「名物 松山鮓」と言う幟が立っていたので、早速入ってみました。

 お店の説明書きには「漱石や子規も好んだ」と書いてあります。出てきた料理を見ると写真の通り、普通の散らし寿司風。と言うかそのまんまでした(^_^;)。やや甘めで、酢で締めた小魚が美味しかったです。隣に写っているのは江戸時代から伊予伝統の五色そうめんだそうです。でも数えてみましたが白赤黄緑しかなかったような?

Omarmango

 では私たち夫婦は道後温泉で何を期待していたのか!?ずばり、道後山の手ホテルの「シェフ本田の伊予牛ロイヤルコース」なのでした。

Yamanotehotel  道後温泉本館で入浴してホテルに帰ると「ルネッサ~ンス」風の黒服さんがニコニコと迎えてくださいます。部屋でちょっとくつろいでから、いざ高級感溢れるレストランへ(内心どきどきしながら)向かいました。メニューは下記の通り。

アミューズ
オマール海老とマンゴーのローズ仕立て
フォアグラとトリュフ入りのラヴィオリ コンソメスープ
瀬戸内海産の魚介類 ポタジェール仕立て
夏みかんのソルべ
伊予和牛ロース肉のステーキ マデラ酒風味ソース
季節のサラダ
フランス産チーズ
パティシエ オリジナルデザート
コーヒー パン

Iyogyuu 「どうですかみなさ~ん!」とアントキノ猪木並みに叫んでしまいそうでしょ(笑。ちょっと残念だったのはメインディッシュの伊予牛(左写真)がそれ程大した事無かったことですが(笑、概ね値段だけの事はあるな、という美味しさでした。特に上の写真の「オマール海老とマンゴーのローズ仕立て」は絶品でした。

 メインディッシュが終わった後、チーズが出てきた時には家内と二人で

「まさかこれがデザートで終了か!?」

と心配しまくりました。で、チーズもとっても美味しかったですけど、本物のデザートが出てきた時には本当にほっとしました(爆。お・い・し・か・った・ですよ~、マンゴとカスタードのプリン!これにてグルメ編終了で~す。

Desert

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2008/05/07

讃岐伊予日記(2) 名所編

Dougohonkan
(道後温泉本館正面)
 さて、讃岐伊予日記2回目は王道に戻りまして「名所編」をお送りします。今回は琴平と松山市を訪れたわけですが、何と言っても名所ナンバー1は道後温泉本館でしょう。夏目漱石や正岡子規がよく利用し、「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルにもなった温泉です。

Dougohonkan3 複雑な屋根構成の上に聳え立つ振鷺閣(しんろかく、左写真)には赤いギヤマンガラスがはめ込まれ、頂上には真鍮製の鷺が立っています。中は昔ながらの銭湯の雰囲気でしたが、OTさんによりますと

「ミシュランで世界一古い温泉に認定された」

そうで、そのせいか、外人観光客も湯船に浸かっておられました。

Dougokouen2
Dougokouentenboudai_2 道後温泉の傍にある正岡子規記念館で正岡子規に思いを馳せた後、傍の道後公園(湯築城跡)を訪れました。
 桜の季節は過ぎておりましたがツツジなどが綺麗に咲いていました。展望台まで登ると松山市内や道後温泉街が一望できます。何とか工夫してパノラマ写真を撮ってみました。写真左手の山の上に松山城、右端の方に道後温泉が少し見えています。

Matsuyamajou2_3  その松山城です。日本100名城の一つにあげられている美しいお城で、街中の山上にあります。面白いことにロープウェイとリフトが併設されており、どちらを選ぶこともできます。リフトで上がると気持ちよかったですが、椎の木のにおいが猛烈に立ち込めていました。左はリフトを上がった先の広場で撮った写真。OTさんへのサービスで家内を入れてみました(笑。

Matsuyamabrs2_2  市電大街道駅近く、松山城付近の街中に、司馬遼太郎先生の名作「坂の上の雲」で有名な秋山兄弟生誕地と言う史跡がありました。史跡にしてはいやに立派な建物でしたが、なんでも近く「坂の上の雲」がNHK大河ドラマになるそうで、子孫の証言を元に最近建てられたばかりだそうです。大河ドラマには興味の無い私ですが、どういう配役になるのか興味が湧いて調べてみました。兄弟には阿部寛、本木雅弘、子規に香川照之、子規の妹に菅野美穂、うん、これは悪くないですね。 久しぶりに見てみようかと思いました。

Konpiraguu2

 さて、所を変えて讃岐は琴平にある金刀比羅宮です。琴平町象頭山中腹に位置し、「金比羅(こんぴら)さん」として親しまれており、長い長い石段が有名です。上の写真は石段785段を登った所にある御本宮です。ここで海抜251メートルあります。提灯の「金」の字が特徴的ですが、これは「人」が「長く」「平和」にという意味をこめて「人」「長」「平」を組み合わせて「金」の字に似せている そうです。

Maltsmermaid  御祭神は大物主神崇徳天皇です。古くから海の守護神として有名で、左写真のように堀江謙一さんが太平洋を横断したMalt's Mermaid号が奉納してあったり、参拝客の中に明らかに船員風の方がおられたり、巨大なスクリューが飾ってあったりしました。

 どういうわけか若いカップルも多かったですね。どういうわけかしょっちゅう写真を撮ってくれるように頼まれましたが、家に帰って娘が買ってきた本を読むとB型の特徴らしいです(笑。

Konpiraokusha_2

 御高齢の方のツアーなどはたいていここで終わりですが、実は金刀比羅宮の石段はここで終わりではありません。1368段の石段を登りきると巌魂神社(奥社)に着きます。ここで海抜420メートル、普段から病気だ病気だと言ってる割には楽勝でした。家内からもっとゆっくり歩けと何回も頼まれましたが「足が速い」のもB型の特徴らしいです。

 奥社の右側は琴平町が一望できるすばらしい景観です。一方左側の斜面は岩肌が露出しており、威徳巌と呼ばれています。その岩肌には烏天狗と天狗の石面が貼り付けられていました。

Tengukarasutengu

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