2009/09/22

ドイツの森

Germansunset
リルケ読む面(おもて)上げれば秋日影(しゅうじつえい) ゆうけい
木漏れ日の影美しき秋日暮(あきひぐれ) はむちぃ

 なかなか「秋の日」と言う季語は使いにくくて、私みたいな素人にはテクニックを駆使できません(笑。ということで、ちょっくらドイツに行ってまいりました(大嘘。

Rieling  この連休に初めて高速一律1000円を享受する事にしました。とは言え、体力の問題もありますのでそう遠くは行けません。という事で実は家内と岡山方面へ出かけてきたわけなんです。
 冒頭の写真と左写真の美しいワイン畑は、岡山農業公園「ドイツの森」と言うところにある「村エリア」です。本当にライン河畔を模してリースリング種の葡萄畑を作ってあります。私も調べるまで全然知らなかったくらいのどマイナーなテーマパークですが、岡山では人気があるらしく、凄い人出でした。9月6日にはもやしもん8にも出てきた「オクトーバー・フェスト」も催されたようです。まあ酒の飲めない夫婦には関係無いですけど、どんなものか見たかった気はします。

Kibanacosmos_2 その代わりといっては何ですが、あちこちで花畑が満開でした。写真のオレンジ色の絨毯は葡萄畑の近くにあるキバナコスモスの花畑です。もちろん普通のコスモスやバラも目を楽しませてくれましたし、何より快晴だったので芝生の緑と空の青のコントラストが気持ち良かったです。

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2009/09/01

百合

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生垣に百合掃き溜めに鶴の如(ごと) ゆうけい
八月は疾(と)く過ぎて今百合の花   はむちぃ

うつむいて何を思案の百合の花  子規
満目の百合折る事も飽きにけり  虚子

 もう9月になりましたね。今年は梅雨が長く猛暑が短かったせいか、あっという間に8月が過ぎてしまった気がします。百合は本来は夏の季語なのですが、今緑道の生垣のあちこちから顔を出して咲いています。花が無ければ生命力の強い雑草のようです(笑。

 速く過ぎ去ったとは言え、8月には水害や地震がありました。被災者の方には一刻も早い復興を祈っております。

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2009/08/16

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蝉二匹 余命をかけて啼ききそへ ゆうけい
蝉時雨 庭に死骸の二つ三つ  はむちぃ

悉く遠し一油蝉鳴き止めば 石田波郷
啼きながら蟻にひかるる秋の蝉 正岡子規

 久しぶりの歳時記です。油蝉とミンミン蝉が細い幹の両側で競うように鳴いていました。それにしても今年は天候が不順ですね、この前やっと梅雨が終わって蝉時雨が聞こえはじめたと思っていたら、今日は早くもつくつく法師の声が聞こえました。

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2009/05/15

抱卵

Hiyoegg
奥方の母性を覚ます抱卵期 ゆうけい
ひよどりも 抱卵すれば母の顔 はむちぃ

 4月のある日、家内が庭の木に営巣しかけの巣を見つけました。何の巣だろう、メジロかなエナガかな、と楽しみにしていたのですが、ある日私が巣にヒヨドリがいるのを見つけて報告するとがっくり。鵯越と地名があるくらいでこの辺では普通に見かける鳥なのですが、家内は

でかい
色が汚い
声が悪い
他の小鳥をけ散らす

と、いつもヒヨドリを毛嫌いしているのです。じゃあ巣を撤去するか?と考えているうちにを産んでいるのを発見。家内の母性本能が目覚めたのか、このまま置いておこうという事になりました。
 ここ数日ヒヨドリがずっと抱卵しております。果たして雛は孵るんでしょうか?あまり脅かさないようにオーディオも音量を落として聴いております(苦笑。

 ちなみにはむちぃ君、ひよどりは秋の季語なのだよ(笑。

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2009/04/12

山桜

Yamazakura
晩年の父母 あかつきの 山ざくら 飯田龍太
山又山山桜又山桜 阿波野青畝

あな嬉し 霞の空と山桜  ゆうけい
山桜一気に咲いて春を告ぐ はむちぃ

当地も急に暖かくなり、日中は汗ばむくらいの陽気となりました。ソメイヨシノが満開になったと思ったら、早くも山桜も満開となりました。生きる幸せは春に花を見ること、毎年そう感じます。

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2009/03/25

出雲の桜

Izumosakura
出雲路に 花の便りの届く頃 今ひとたびの 逢瀬を君と ゆうけい
御社の 境内に花咲きそめて 参拝の歩を しばしとどめつ はむちぃ

 桜前線も早めに北上中のようですね。まだ3月だというのにもう出雲大社の桜は咲き初めていました。

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 工事中の出雲大社本殿です。下手な写真でその大きさが伝わらないのが残念ですが、壮大な規模の社になると思います。

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2009/01/11

鏡開き(鏡割り)

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山茶花も鏡開きに薄化粧 はむちぃ
一人死に二人死にして鏡割り ゆうけい

相撲取の金剛力や鏡割り  鬼城

 11日は鏡開きですね、本来は鏡餅をこの日に割るので鏡割りなんですが、「割る」は忌み言葉として開きを使うことが多いようです。そんな松の内でも私の職場は明るさとは無縁の世界で、特に今年の正月は重症の患者さんが多くて気が滅入りました。そんな世界のことを詠んだものですから、あえて「鏡割り」の方を使わせていただきました。はむちぃ君の句も

山茶花も薄化粧して鏡割り

の方がおさまりが良いような気もするのですが、縁起をかついであえて「鏡開き」にしてもらいました。

 寒波が押し寄せる厳しい寒さの連休となりましたが、皆様には体調にくれぐれもお気をつけくださいませ。

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2009/01/01

元旦のご挨拶~寒椿

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元旦の椿の紅の凛として ゆうけい 
寒椿 ひとに語れぬ悲恋あり はむちぃ

寒椿つひに一日の懐手 石田波郷
冬つばき世をしのぶとにあらねども  久保田万太郎

はむちぃ: 皆様、あけましておめでとうございます。本年も「はむちぃの月夜のラプソディ」をよろしくお願いいたします。m(__)m
ゆうけい: をいをいはむちぃ君、正月早々いきなりボケてくれるじゃないか(^_^;)。皆様あけましておめでとうございます、本年も「ゆうけいの月夜のラプソディ」をよろしくお願いいたします。m(__)m

は: では早速今年の抱負をお願いいたします。
ゆ: 「みんななかよくぼちぼちと」でいきまひょか。
は: そ、それは、余程古い阪神ファン以外誰も知らないスローガンでございましょ!(--〆)
ゆ: クマさん、人が良すぎましたな(^_^;)。それはともかくはむちぃ君、艶っぽい句を読んでおりますな(笑。
は: 寒椿の風情を表現しようと思いまして(*^。^*)。
ゆ: 演歌じゃないんですから、でもめでたい正月のせいか、何となく良い句のような気もするから不思議ですな。まあそれはさておき、波郷の句のようにぼ~っと正月を過ごしたいもんです。
は: せいぜいお仕事もがんばってくださいませ。
ゆ: まあそんなこんなで今年もこんな調子でやっていきますのでよろしくお願いいたします。

は: ちなみに本日は7年振りのうるう秒が入るそうでございます。
ゆ: 8時59分60秒に注目ですね。

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2008/12/25

今年を振り返る2008(4)歳時記・旅行編

Bocchandokei
(坊ちゃん時計、道後温泉)
はむちぃ: 皆様メリー・クリスマス!「今年を振り返る」シリーズもあと2回を残すのみでございます故、今しばらくおつき合いのほどをお願いいたします。
ゆうけい: メリー・クリスマス、ミスター・ロー(うっ、と口を塞がれる)
は: 言わせねえよ(レッドカーペット流行語大賞)、「戦メリ」ネタはもう使い古しております!
ゆ: 使い古したり、マンネリだったり、ラジバンダリ!(レッドカーペット流行語大賞)、ああしんど、と言うわけで振り返るのも3回で十分かなとも思ったんですが(^_^;)、まあオーディオも残ってますし、その前に一息ついて今回は「歳時記・旅行編」をやってみましょうかね。一体これは本当にオーディオブログなんでしょうか(^_^;)

は: 今年のご旅行は四国と東京でございましたね。
ゆ: 東京は観光目的では無いので、実質的には四国は琴平・松山だけでしたね。
は: それもOT様と水泳・オーディオオフが目的だったのでは?
ゆ: まあ言うても温泉巡り旅行ですから(笑、讃岐伊予日記の未公開画像でも楽しんでいただきましょう。冒頭写真は道後温泉入り口にあるカラクリ時計で「坊ちゃん時計」の名で親しまれております。

Konpiraokusha
(金刀比羅宮奥社、琴平)
は: 金刀比羅宮は昔善通寺に住んでおられたのに初めてお参りになったのですね。
ゆ: 縁がなかったと言うか、善通寺から脱出する時間も無いほど忙しかったと言うか、まあその両方なんですが。
は: そう言えば先日「サマータイムマシン・ブルース」を見て懐かしがっておられましたね。
ゆ: そうそう、場所は特定していませんでしたが明らかに善通寺市が舞台でしたからね。まあ、閑話休題、体調が心配でしたが、金刀比羅宮の最深部、写真の奥社までいけましたし、美味しい讚岐うどんも食べられたし、満足でした。宿泊した温泉旅館でもらったタオル入れ袋は今でもプールへ行く時に水着袋として愛用しております(笑。

Akiyamabrs
(秋山兄弟生誕地、松山市)
は: 松山は道後温泉と市内観光でございましたが、いかがでございました?
ゆ: 正岡子規記念館秋山兄弟の資料を見てから生誕地にも寄ったので、また司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読みたくなりました。
は: 帰ってから早速ヤフオクで落として読みかえしておられましたね。

ゆ: 貧しい暮らしから脱するために松山を後にして師範学校へ何とか入学し、その後様々な運命の悪戯で日本で最初の騎兵部隊を作り上げて日露戦争を戦った秋山好古正岡子規とともに文学を志向して帝大文学部へ進むも志半ばにして海軍へ転じ、歴史的なロシア艦隊との日本海海戦を勝利に導く参謀となる秋山真之、この二人の兄弟の活き活きとした描写はさすがシバリョウでしたね。
は: 乃木希典の評価などを巡って司馬様の作品では最も異論の多い作品ではございますが、坂の上の雲にいつかは手が届く、と言う夢を持てた時代の空気が鮮明に活写されておりますね。
ゆ: この本でも触れられていますが、日露戦争において日本に出資したユダヤ資本の一つリーマン・ブラザーズがよりによって読後半年あまりで破綻するとは何と言う運命の皮肉でしょうか(涙。

は: そう言えば松山と言えば俳句の街でございましたが、何か吟じられましたでしょうか?
ゆ: あちこちに投句の用紙があったんですが、こういう時は詠めないもんですねえ、全然駄目でした(苦笑。
は: というわけで、歳時記の方へ移りますが、不定期ゆえ、季節が随分偏っております。
ゆ: なんとなく冬の方が多いですね(^_^;)。

2月18日: 雪雲

雪雲をものともせずにジムへ行く ゆうけい
雪雲の蝗(いなご)の如く襲来し はむちぃ

は: これが病人の闘病俳句でございましょうか(ーー;)。
ゆ: いやいや、お恥ずかしい、でもあの雪雲の襲来は凄かったですね、山の向こうにどす黒い雲が見えたなと思ったらあっという間に吹雪になりました、はむちぃ君の句は写実句ですね(笑。

4月5日: 白木蓮

目覚めよと 白木蓮の咲き誇り ゆうけい

ゆ: 緑道で好きな花の一つなんですが、実は体が冬眠から目覚めない、すなわち水泳のタイムが伸びない苛立ちを歌っております。

4月24日: 馬酔木

来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり  水原秋櫻子

鈴なりの 馬酔木に酔ひし雨上がり ゆうけい

8月24日: 百日紅

散れば咲き散れば咲きして 百日紅 加賀千代女
女来と帯纏き出づる 百日紅 石田波郷

蝉時雨過ぎ去りて尚 百日紅  ゆうけい
風凉し 青天井に百日紅  はむちぃ

10月13日: 鰯雲

鰯雲ひろがりひろがり創痛む  石田波郷
鰯雲人に告ぐべきことならず  加藤楸邨

落日は我が生なるか鰯雲 ゆうけい
鰯雲夕日に映える鱗かな はむちぃ

は: やっと闘病俳句っぽい句を詠んでおられますね。
ゆ: 丁度夕日と鱗雲が重なって綺麗だったもんでね。まあ、波郷先生じゃないんだから鬱陶しい句ばかり詠んでたらブログが湿っぽくなっちゃいますし。

11月12日: 冬の月

寒月に水浅くして川流る    山口誓子
冬の月より放たれし星一つ  星野立子

痩せ犬の遠吠えも凍(い)て 冬の月 ゆうけい
寒月よ照らせ この身もちぎれ雲 はむちぃ

は: 月は冬の季語には少のうございまして、この「冬の月」か「寒月」くらいしかないと言うお話でしたね。
ゆ: 寒月と言えば夏目漱石の「吾輩は猫である」の水島寒月君を思い出しますが、あれは寺田寅彦先生がモデルと言われていますね。
は: 全然俳句と関係ありません(-.-)。
ゆ: スマソ、まあしかし、はむちぃ君も生意気な句を読むようになりましたな(笑。

11月22日: 冬ざれの町

鎮魂を 見世物にする冬来たる  ゆうけい
蒼天を 白のアーチで切り取りて
   束の間で良し 君祈るべし  はむちぃ

は: プールで泳ぎながら詠んだ句でございますね。
ゆ: 昼間ルミナリエのアーチの準備を見たのを思い返しながら泳いでたんだよね。
は: ルミナリエも新聞によると観光客も減りつつあるそうですし、募金集めもだんだん苦しくなってるそうでございます。
ゆ: 個人的には潮時かと思うのですが、ふるさと納税でまかなおうと言う意見も出るに至っては、ちょっとそれは違うだろうと思いますねえ。

12月2日: 小春日和再び

小春日や 石をかみいる 赤とんぼ   村上鬼城
玉のごとき 小春日和を 授かりし  松本たかし

小春日の一歩一歩の生を祝(ほ)ぐ ゆうけい
細長き 主(あるじ)の影を追いかける
  小春日和の風舞いの径     はむちぃ

は: というわけでございまして、歳時記は来年も不定期でもお届け、、、できればよいのですが、期待せずにお待ちくださいませ。
ゆ: 恩師から「俳句は諦観を詠む」と教わりましたし、そう言う年齢になってきてはおりますので、ぼちぼち詠めればと思っております。

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2008/12/02

小春日和再び

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小春日や 石をかみいる 赤とんぼ   村上鬼城
玉のごとき 小春日和を 授かりし  松本たかし

陽だまりで 枯葉をしとねの 昼寝かな はむちぃ
聖マルタンの夏の午後のしあわせ ゆうけい   (2年前

小春日の一歩一歩の生を祝(ほ)ぐ ゆうけい
細長き 主(あるじ)の影を追いかける
  小春日和の風舞いの径     はむちぃ

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