2008/08/10

サファイアお披露目オフ会(当日編)

Offmeet080809_2
 さて、9日の日曜日、朝から拙宅一番のエージングソフトである「シベリウス2番(ヴァンスカ&ラハティ響)」をリピートでかけっぱなしにして仕事にでかけました。幸い昼前に帰宅する事ができ、最後の準備をして午後2時前にお三人をお迎えしました。まずkimukouさん、京都のまつさんがおこしになり、休憩していただいている間にHYさんも到着されました。しばし歓談の後、約3時間サファイアの音を聴いていただきました。

 まずXLOのテストCDのキース・ジョンソン博士の声で左右のスピーカーのルームアコースティックの影響による僅かな違いとセンター位置を確認していただき、その後私のリファレンスソフトでサファイアの音の大体の傾向をつかんでいただいた上で、お三人のソフトを順番に聴かせていただきました。
 殆どが自分が普段聴いた事のないソフトばかりで大変勉強になりました。とともに、サファイアも学習したのかはたまた急遽エージングが進んだのか、最後には今まで私に聴かせてくれた事のないような良い音を出すではありませんか(苦笑!

 休憩の際には三人のシステムのお話やオーディオのまつわる薀蓄を語っていただき大変楽しかったです。

 では恒例のセットリストです。まず1~5は私のリファレンスソフトです。

1: ラ・ストラガンツァ  「Super Artists on Channel Classics」
2:  La Campanella 「Nojima Plays Liszt」
 先ず弦とピアノでサファイアの音色と拙宅の残響を知っていただきました。2の最後のピアノの箱鳴りが濁るのが気になっていたのですがkimukouさんから「それ程気になりません」と言っていただいてほっとしました。
3: Brazilian Rhyme ( Marcus Miller ) 「Black」
 私がオーディオ再生の一つの目標にして入るマーカス・ミラー。ライラ・ハサウェイのスキャットがどれほど楽しそうに聞こえるかも再生のポイント。
4: Si Do Mhaimeo i ( Celtic Woman ) 「Celtic Woman」
 女性ボーカルとコーラス。私の好きなケルト音楽のドラムとフィドルも聴き所。
5: 虹 (手嶌葵) 「虹の歌集」
 北欧のスピーカーなので日本人の発音が自然かどうかをチェック。

~intermission~

6: Symphony No.3 in Cm Op78 "Organ"(Camille Saint-Saens) Tr12 (SACD)
 kimukouさんのソフト。オルガンの重低音の入った有名な曲です。リアバスレフポートをプラグで塞いでいましたので溢れ出るような重低音とはいきませんでしたがバランスは悪くなかったと思います。
7: Ungarische Rhapsodie Nr13 (Liszt)  「Voldos Plays Liszt (SACD)」
 HYさんのソフト。Nojimaよりタッチの柔らかいリストだったと思いますが、やっぱりHYさんのソフィアではもっとソリッドに鳴るそうです。
8: Fly Me To The Moon (Chie Ayado)  「To You (SACD)」
 京都のまつさんのソフト。綾戸節は健在ですが、SACDだと結構柔らかい声になりますね。ギターの伴奏がとてもクリアで綺麗でした。
9: L'hiver ( Laurence Equilbey ) 「 Accentus transcriptions 2 」
 kimukouさんのソフト。フランスのNaiveというレーベルから出ている、過去の名曲を合唱に「transcription」したアルバムらしいです。この合唱は再生の器量が問われる難しい曲で、厳しい試験を受けているようでした。「可」くらいでしょうか(笑。

~intermission~

10: 展覧会の絵(神谷百子) 「Arabesque」
 私のソフト。今回セッティングで一番苦労したマリンバの音を聴いていただきました。やっとマリンバらしい音が出ました。
11: From The Beginning (EL&P) 「The Return Of The Manticore Disc Two 」
 HYさんのソフト。懐かしいですねえ。壁にEL&Pの「展覧会の絵」を飾っているのを見てチョイスしてくださったそうです。グレッグ・レイクの声はプログレ界の宝だったと改めて思いました。ちなみにHYさんのお聴きになるプログレはELPだけだそうです。mottainai!(矢沢永吉風)
The Return of the Manticore
12: Things Ain't What They Used Be (Dave Grusin) 「Homage To Duke」
 京都のまつさんのソフト。この辺から徐々に大音量になっていきました。凄くスイング感に溢れていて、ダブルウーファーで聴いたらたまらんだろうなあと思いつつ聴いていましたが、まつさんから「このスピーカーでも結構良く出ています」と言っていただきました。
13: Piano Concertos No.1, 1st mvt(Shostakovich)
        Lise De La Salle(p), Gulbenkian Orchestra
 kimukouさんのソフト。これもNaiveレーベルでした。若くて凄い美人がこちらを睨んでいるジャケットです(笑。冗談はともかくショスタコのピアノコンチェルトは初めて聴きましたが、凄くスピード感があってライトウェイトのスポーツカーを疾駆しているような演奏でした。
Shostakovich: Piano Concerto No. 1; Liszt: Piano Concerto No. 1; Prokofiev: Piano Concerto No. 1
14: Spain (Naoko Terai) 「Live」
 私のソフト。疾走感のある演奏を聴かせていただいたので、こちらも疾走感のあるライブを聴いていただきました。

15: 交響的練習曲作品13(シューマン)
   アルフレッド・ブレンデル(p)
  HYさんのソフト。何と30分もあるそうで途中まで。さすがブレンデルという気迫と凄いテクニックを聴けましたが、これを30分も維持するのは至難の業でしょうね。「練習曲」と言う題名にたがわず超難曲なのでしょうね。
16: ベッリーニの歌劇「幸せな間違い」~「とても優しく愛しい人に」(Eva Mei) 「Bel Cant Arias」
 京都のまつさんのソフト。さすがエヴァ・メイ!と喝采を送りたくなるような絶妙のソプラノ・ベルカントでした。実はまだこのスピーカーでベルカントは鳴らしていなかったので、凄い凄いと噂のツイーターEsotar 2の底力を初めて知りました(恥。
17: Concerto Pour Violin (Dvorak) Tr7 (Isabelle Faust(vn))
 kimukouさんのソフト。ハルモニア・ムンディ・レーベルのアルバムです。ヴァイオリン、チェロ、ピアノのバランスの素晴らしさ、演奏の透明感等素晴らしい演奏&録音で、さすが高音質レーベルと言われるだけの事はあるなあと惚れ惚れと聴き惚れていました。

18: Viva La Vida (Coldplay)  「Viva La Vida」
 ちょっと休憩も兼ねて私のソフトから、肩の力を抜いて聴けるポピュラーなロック曲を。大音量で聴いてもイーノの仕掛けたケレンは十分理解できます。
19: Highway Star, Osaka 15th Aug 1972 (Deep Purple)
 HYさんのソフトより、ディープ・パープルの有名な1972年の日本公演の完全版です。羨ましい事にこの日の公演をHYさんはライブでお聴きになったそうです。
 ジョン・ロードのオルガンとリッチー・ブラックモアのギターの位置がLPでは逆に入っているのですが、この録音ではちゃんと立ち位置通りで、バリバリに熱いソロをかましていました。当時の日本では大阪の方が音が良いと言われてましたがその通りだったようで、この演奏は音質も良かったです。
20: Green Chimneys ( Roy Haynes Trio featuring Danilo Perez & John Patitucci)
  京都のまつさんのソフト。掉尾を飾るに相応しい素晴らしい演奏。最初のパーカッションソロから始まって全ての楽器がビシバシリズムを刻んでいきます。モンクの曲らしく、ロイのピアノが時々不協和コードを叩きつけるのですが、それも一音一音が綺麗に聴き取れて、まさに眼前で演奏が展開されているような録音でした。10分もある曲があっという間でした。
 大音量に部屋が馴染んできた事もあるのでしょうけれど、ここまでサファイアが鳴り切ったのは初めてで興奮してしまいました。
The Roy Haynes Trio

 以上、あっという間に三時間が過ぎてしまい私の体調も気遣っていただき、これにてお開きとなりました。最後には京都のまつさんに

「パワーアンプの駆動力をしっかりと受け止めるユニットもいいし、位相管理もほぼ完璧にできています。素晴らしいスピーカーですね」

と過分なお言葉もいただき大変嬉しく思いました。サファイアを買って良かったと確信できましたし、お三人のお陰で明るい展望も見えてきました。お招きして本当に良かったと思います、本当にありがとうございました。

| | コメント (5)

サファイアお披露目オフ会(準備編)

Rtsapphire080808
 拙宅に新スピーカー、ディナウディオ・サファイアが来てまだ一ヶ月も経たないというのにオフ会をする事になりました。数日前に京都のオーディオシーンでご高名なkimukouさんから

「ブログを拝見し、是非サファイアなるSPの音を聴かせて頂きたい」

とご連絡をいただきました。まだ人様にお聴かせする音ではないけどなあと逡巡したのですが、この際勉強させてもらおうとお引き受けしました。OKの返事を出したところ、何とダブルウーファーズで有名な京都のまつさんまで連れて来られるとの事、これは大変な事になったと思いました(^_^;)。毒を食らわば皿までじゃと覚悟を決め、マイミクさんに参加一名を募ったところHYさんも来られる事になりました。

 と言う訳で少し時間を遡りますが、スピーカー位置が概ね決定していたので残された数日間でセッティングを少しでも詰めておこうと奮闘努力の日々が始まりました(^_^;)。
 具体的には、スパイクベースバナナプラグをチョイスする事が緊急課題でした。まず、移動用の布を取り払ってアコリバのスパイクベース(真鍮製)だけにしましたが、金属同士で不要な共振があるのか音量を上げると簡単に音が濁りますし音質も良くありません。まあ、これは想定内と言う事で、Cub II時代は万能だったBDRのThe Pitsに変更。。。。。拙宅でのBDR万能神話は見事崩れ去りました(T_T)。エンクロージャの違いなんでしょうか、品位は高いし音の分離は良いのですが響きが強すぎて過飽和し、マリンバの音なんぞ鼓膜が痛くてとても聴いてられません。女性ボーカルもキンキン声だし、参ったなあ。と言う事でCDPのインシュを変えてみたり対策をして何とか押さえ込みましたが、根本的な解決には至りませんでした。。

Pb212 と言う事で木材製に狙いをつけました。拙宅のラックは山本音工なのですがそのスパイクベースは黒檀製で、特に変える気にもならないほど昔から馴染んでいます。サファイアのような木工の粋を尽くしたSPとフローリングの間には合うんじゃないかと見当をつけて、PB-21を買ってきました。早速あてがったところ、余計な響きが抑えられ、低音もそれ程緩まず、ジャンルを問わずそれなりに鳴ってくれました。もちろんBDRの方が優れているところも多々ありますがこれでオフ会は乗り切ろうと決めました。

Srbn  次はバナナプラグ。Yラグが合わずに裸線にして突っ込んでいたのですが、大音量を入れたりするとちょっと緩んできますのでやっぱりしっかりと固定できるものにしようと思ったわけです。ケーブル大全2009で「音が変わらない」と貝山先生が褒めておられたし、値段がリーズナブルなのでオヤイデのSRBNを購入しました。
 確かに音質は変わりませんが、接触面積が増えたせいか、音が少し太くなったようですが、これも日曜まで馴染ませることにしました。

 後はひたすら色々なCDを聴き込み、一喜一憂しつつ微調整を繰り返しましたが、仕事も忙しく週末も当番で十分な時間がなく、達人三名にお聴かせして良い音なのかどうか十分に自信を持てないまま当日を迎えてしまったのでした。

| | コメント (0)

2008/05/05

讃岐伊予日記(1) OT邸オフ会

Analogyamato
 さて、一応オーディオブログを標榜しておりますので讃岐伊予日記第一回はやはりOTさん宅オフで始めましょう。

Thielcs7_2  二泊三日の最終日だったんですが、午前中はアクアパレットで一緒に水泳させていただきました。気持ちよく泳げましたのでそのハイな気分のままOTさん宅へお昼ごろ到着。松山市の南の方の郊外にある瀟洒な一軒家です。お二階へあがらせていただくと否応なく名機ティールCS7の雄姿が目に入ります。

Ear1001  お部屋は約12畳くらいの長方形で、縦長にお使いです。向こう正面にご友人作成の音反射ボードがあり、その前のラックに主要機器が並んでいます。その前に床置きでhide。さん宅と同じデジアンが置いてあり、スープラ・ソードのスピーカーケーブルが繋いであります。このケーブルの音は気に入っておられるそうですが、真っ白でないのが残念だそうです、こだわってますね~(^_^;)。

Accu80l81l_2   スピーカーは壁からかなり離れ、ティール推薦の平行置きでした。部屋の反対側にはベッドと机があり、その前にリスニングポイントとなる椅子が置かれています。大体部屋の長径の1/3あたりでしょうか。ですからCS7の大きさを考えると私にとってはかなりのニアフィールドリスニングになる感じでした。そして椅子の右横には最近導入されたアキュのCDT+DACや使っていないカセットデッキなどのラックが置かれています。では所狭しと置かれていたシステムのごく一部(笑)をご紹介しましょう。

Loudspeakers: Thiel CS7

Power Amplifier: Acoustic Reality eAR1001
Preamplifier: Luxman C-10

CDT+DAC: Accuphase DP80L+DC81L
SACDP: Sony SCD-1
DVD-Audio Player: Toshiba SD-9200

Turntable: Micro BL-91
Tonearm: SME3009
Cartridge: Denon DL-103

Phonoequalizer: Yamaha HX-10000

FM Tuner: ­Trio KT-9700

 いやあ、私もそこそこいろんなオフ会を経験させていただきましたが、

CD、SACD、DVD-Audio、LP、FM

と五種類もの音を聴かせていただいたのは初めてです。とにかく何でも聴いてやろうというOTさんの好奇心の旺盛さには脱帽です。えっ、あれも聴かせろ、これも聴かせろといったのは誰だって(^_^;)?

 さて、肝心の音のインプレですが、OTさんからは

「思いっきりけなしてください」

という難しい注文が出ているのですが、前の晩必死にセッティングしていただいたのに、そんなひどいことできませんよ。たとえ「ルパン三世カリオストロの城」を結局見てしまっていたとしても(爆。私もホテルで見ていましたが、あれは銭形警部の名台詞を聞くまではやめられませんからねえ(笑。

Luxmantoshiba  冗談はともかく、すごく闊達で活きのいい音でした。ラックスマンティールといえば「ビロウドのように滑らかで美しい美音でクラシックを鳴らす」のではないかという先入観がありましたが、さにあらず、ガッツのあるしゃきしゃきした音で、ティールをまるでJBLのようにブイブイ言わしてます。

「こりゃ、ジャズやロックに合うんじゃないですか!」

と聞いたら、

「時間をかけてそういう風に鳴らしこんできたんです」

という潔いお言葉が返って来ました。

 いやあティールをここまで飼いならすとはOTさん畏るべし。ちなみにラックスマンのC-10(改)は世間が誤解しているそうで、バリバリ鳴るタイプだそうです。噂に名高いボリュームアッテネーターの感触もアキュとはまた違った快感がありました。最近導入されたアキュの80L+81Lも十分現代に通用する音で感心しました。

 では、セットリストを覚えている範囲内で。

1:ブラスの祭典(2) 佐渡裕&シエナ・ウィンド・オーケストラ(DVD-AUDIO)

 昨日のセッティングではデジアンがクリップしてしまったそうですが、恐怖を感じるほどブラスの音が飛んできます。私はDVD-Audio登場当時テクニクスA10を選んでしまったんですがあちらが柔なら東芝は剛ですね。

2:原田知世ベスト(CD)
3:原田知世: Music&Me(CD): 

 私のためにわざわざ知世様のベストを用意してくださったOTさんに感謝。25年前と現在の「時をかける少女」を聞き比べさせていただき感涙に咽びました(笑。平行置きででかいスピーカーなのでややボーカルの音像は大きめですね。

4:Fourplay:Fourplay(CD)

 遅ればせながら私の不動のリファレンスソフト。ネイサン・イーストのベースがこれほどブリブリ鳴っているのを聴いたのは久しぶりでした。

5:Takk: Sigur Ros(CD)

 OTさんが少し席を離れられたのをいいことに、シガー・ロスのグロサリを轟音でかけてみました。OTさんによると隣家と離れているので、いくらでもガンガンかけていいそうですが、私の耳が持ちません(涙。でもやっぱりシガー・ロスは気持ちよいです。でも「バグルスみたい」といわれたのはちょっとショック(^_^;)。

6:Celtic Woman: Celtic Woman(CD)

弦の音を大好きなMaireadの「The Butterfly」で、全体のハーモニーを「You Raise Me Up」で。センターが右にずれているんじゃないかとOTさんは気にしておられましたが、リスニングチェアで聴いている限りではフォーカスはびしっと合ってセンターはずれてませんでしたよ。

7:土と水 Duo Live In 萩(CD)

 OTさんのキラーCD。広島のサウンド・デンが録音したベースとサックスのDUOです。迫力満点、弦がぶんぶんうなり、汗が飛び散り、リードは唾だらけになり、蝉が鳴き、小鳥が囀っております。

8:Yo-Yo MA Plays Ennio Morricone(SACD)

 ここでずっと気になっていたソニーのSCD-1を聴かせていただきました。SACDはそれまでの硬派の音から一転して輪郭が細めになり音場がふわっと広がるのが心地よかったです。SACDの説明をしているみたいだと言われそうですが、まあ、SACD初号機ですからむべなるかなと。途中で映画の話の方が盛り上がってしまいましたが(爆。

9:We Are One: Kelly Sweet(CD)

SCD-1のCDレイヤーはポップスに合うとのことだったので、持参したケリー・スイートをかけてみました。う~ん、でもやっぱりCDはアキュの圧勝かなあ。まあお互いアキュ同好会ですから。

10:宇宙戦艦ヤマト組曲(LP)

 折角ですからアナログもとのご好意でまずかけてくださったのがヤマト組曲!

「ヤマトか、何もかも懐かしい」

てな冗談はさておき、マイクロ+SME+DENONの音はとても折り目正しいまじめな音でした。

11:SEIKO/TOWN: 松田聖子(LP)

 OTさんとよく話が合うのはこの辺のJ-POP全盛時代。私は明菜派だったんですが、この1984年ごろのベストアルバムを聴かせてもらって、聖子さんもやっぱりうまかったんだなあと感心しました。こりゃヤフオクで探さなくちゃ。OTさんによるとこの後彼女は咽喉を痛めたため急速に歌唱力が下降していくそうです。

 残念ながらこの辺で時間が来てお開きとなりました。いやあ、けなすところなんかなかったですねえ(多分。OTさんは

「ティールCS7はソフトを選り好みするので好かん、そのうち替えます」

とおっしゃってましたが、分かる気もするし勿体無い気もします。曲ごとにセッティングを変えれば何とかなるんじゃないですか(^_^;)。って、重すぎるわい、と言うお叱りの声が聞こえてきそうですね。とにもかくにも本当に楽しい時間をありがとうございました。今度訪れる機会があれば奥道後温泉もよろしく!

| | コメント (8)

2008/03/23

UENO邸オフ

Systemx
( Ferrari Red - coloured Sytem X in Il Mare )
 久々のオフ会記、それも遠征編です。昨日UENOさんのお部屋を訪問させていただきました。以前拙宅に来ていただいた事がありますので、ステサンの菅原先生風に言うとやっと「裏を返す」事が出来ました。

 UENOさんはオーディオ関係のHPの魁として有名なモアの巣箱(現元・モアの巣箱)を主宰され、自前のオーディオルームを建てられ、更には最近自作スピーカーSystem Xを完成された、大変アクティブなオーディオファイルでいらっしゃいます。System Xは関西のオーディオファイル、更にはウィルソン使いの間で大変話題になっておりましたので、一度聴かせていただきたいと切望していました。

Uenoaudioroom 久々の再会のご挨拶もそこそこに早速リスニングルームへ招き入れていただきました。お部屋は側面全面木張りという贅沢な作りで、心地良い木の香りがドライブ疲れした体を癒してくれます。暗めに照度は落としてあり、部屋のほぼ中央の二つのスポットライトがSystem Xを浮かび上がらせ、フェラーリに使われているRosso Corsa色の美しさを際立たせています。UENOさんの美学が一瞬にして理解できる、素晴らしいセンスです。

 見事な仕上げのスピーカーをひとしきり眺めてから、いよいよ音を聴かせていただきました。システムは下記のとおりです。

CD Player: Esoteric X-01
Integrated Amplifier: Mark Levinson No.383L
Loudspeaker: System X ( Self-made )

Esoandml 部屋を機器類で煩雑にしたくないと言う潔さが際立つシンプルなシステムは部屋の左隅にコンパクトにまとめられています。ケーブル類は殆どが銀単線で自作されておられますが、とても美しい仕上げです。スピーカーは壁から十分離してやや内振りにセッティングされ、御影石のボードに載せられています。ですから部屋は十分広いのですが、私の感覚で言うとかなりのニアフィールド・リスニングとなります。

 先ずは勝手知ったるFourplayの「101Eastbound」をかけていただきました。一聴して驚くほどしなやかで柔らかく清澄な音です。エソテリックのCDPとレヴィンソンのアンプは徒にそのブランド色を主張せずただ正確な情報を送り込むことに専念し、フォステクスのユニットと自作銀線が音を決めている印象を受けました。

Systemxupper ベルテックの弩級SPグランドベルに使われているのと同じユニットとのことですが、ツイーター、ミッド、ウーファーのどの帯域もハイスピードで、UENOさんが追求されている「トランジェントの良い音」にぴったりですね。

 もう一つ驚いたのが音場の深さです。それ程内振りが強くないにもかかわらずバッフル面よりかなり奥に定位しています。フリー・スタンディングにセッティングした場合音場は深くなると言いますがまさしくそうなっていました。勿論ウィルソン・オーディオを参考にした形状の堅牢なエンクロージャが、清潔で揺ぎ無い音像定位に貢献しているのは言うまでもありません。例えば三村奈々恵さんの曲では、実際大阪ブルーノート(現ビルボード大阪)で私たち夫婦が座っていたステージ前のテーブルとマリンバ・ヴィヴラフォンの距離をそっくり再現したような位置関係に音像が定位しており、あの時の感激が見事に蘇りました。

Systemxlower もちろんフリー・スタンディングのセッティングで犠牲にしている部分もあると思います。それは例えば低音の量感であったり音場の広さであったりするでしょう。また私にとってのニアフィールドリスニングは、ある種の直接音のみ前に飛んでくるという違和感もありました。
 しかし殆どのソースでその様な点はあまり気にならず、ひたすら音楽の気持ち良さを堪能させていただきました。特にオーケストラの再現は鳥肌ものでした。ツィメルマン&小澤のラフマニノフは圧巻で、下手するとピアノばかり目立ってしまう演奏が絶妙なバランスでオケと融合しており、最後は泣きそうになりました。家内はクレーメル&バーンスタインのブラームスが余りに気持ちよくて寝てしまいそうになったそうです。

 UENOさんが

「自分はオーディオマニアではなく、音楽愛好者である」

と日頃から主張されているのはこういう割り切りの良さなのではないかと思います。でも、これだけの音はやっぱりオーマニにしか出せませんよ(笑。UENOさん、素敵な時間をどうもありがとうございました。

 最後に持参したソフトのセットリストを記しておきます。
CD
1: 101 Eastbound: Fourplay ( Fourplay )
 不動のリファレンス曲。UENOさんもFourplayで音決めされているそう。
2: シンシア: 原田知世 ( Music & Me )
 冗談抜きで素晴らしいボーカルソフトです、一度お聴きあれ!System Xでも心地よく歌っていただきました。
3: Glosori: Sigur Ros ( Takk )
 UENOさんがヘヴィメタをリファレンスとされていると聴いていたのでこちらからはシガー・ロスを持参しました。ちょっとアンビエントぽい音作りなのでもう少し音場が広がってくれた方が良かったかも。ちなみにUENOさん、ヘヴィメタは主にヘッドフォンで聴いてるそうです。
4: ラ・カリファ: 三村奈々恵 ( Prana )
 先述したようにOBNでの感激が蘇りました。トランジェントの良い音はマリンバのような楽器ではっきり確認できますね。一点だけ、右Chのギターの音だけ前へ出るのが少し違和感がありました。
5: Spain: 寺井尚子 ( Live )
 では実際ライブ盤はどう再現されるのか?非常に優等生的再現でした、もう少し暴れてくれてもいいんですが。
6: ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第二番第三楽章: ツィメルマン、小澤&ボストン響
 最高でした。この曲のためにセッティングしていただいたかのように感じられました。
7: ブラームス・ヴァイオリン協奏曲第二楽章: クレーメル、バーンスタイン&VPO
 ステサンでヴァイオリニスト樫本大進氏が「オーボエに続いて入ってくるクレーメルのAの音が天上の音のようにたなびく」と表現されたソフト。まさにその通り。その後のオケの展開も極上の一言。
8: Feilds of Gold: Eva Cassidy ( Live at Blues Alley )
 ここでもう一度ライブ盤に挑戦。これはかなり良かったですが、これももう少し音場が広くてもいいのかもしれません。
9: First We Take Manhattan: Jeniffer Warnes ( Famous Blue Raincoat 20th Ann Ed )
 UENOさんにサンプリング音を主体としたテクノをかけていただいたので、こちらもSEの入ったジェニファーのソフトをかけていただきました。バーニー・グラントマンのリミックスで音の鮮度が上がっているのが良く分かります。故スティーヴィ・レイ・ボーンのギター・ソロがややお上品か?
10: El Pueblo Unido Jamas Sera Vencido: Giovanni Miravassi ( Avanti! )
 ツィメルマンもそうですが、ピアノには抜群に相性の良いシステムですね、羨ましいです。

DVD
1: Future Lovers/I Feel Love: Madonna ( The Confession Tour )
 折角の機会なのでDVDも見せていただきました。画像が入ると音場がそれ程広がらなくても満足できます。このあたりがオーディオにこだわらないUENOさんの見識でしょうか。やはり良い音で聴くマドンナのライブは最高です!
2: Popplagid: Sigur Ros ( Heima )
 一言、快感でした。他の二人はどうだったか分かりませんが(苦笑。この後UENOさんのボルダリングのDVDも見せていただきました。DVD作成のものすごい凝りようにも唖然としましたが、あんな岩を登っているのかと言う方が驚きでした(笑。

| | コメント (2)

2007/12/29

自宅オフ:moukutsuさん来訪

GRPオールスター・ビッグ・バンド・プレイズ・ジャズ・スタンダーズ
 先日ヤフオクでインターコネクトケーブルを落札していただいたmoukutsuさんが、本日ご友人の女性オーディオファイルとお二人で来訪され、拙宅の音を短時間ではありますが聴いていただきました。

 moukutsuさんと言えば「オーディオ博物館」と呼ばれるほどの種々の機種を使いこなされ、また「500Hz中心論」などを展開される理論派でもあられ、理論と実践を兼ね備えた関西有数のオーディオファイルでいらっしゃいます。
 今回は、ご友人がアポジーのスピーカーを導入されたため、その使いこなしの勉強の一環としてお連れになったようです。初めてお会いするmoukutsuさんはとても物腰の柔らかな紳士でいらっしゃいました。ご友人の女性も気さくで楽しい方で、幸い話も弾み楽しい時間を過ごさせていただきました。

 moukutsuさんは嬉しい事に私のブログをいつもご覧いただいており、SP買い替え検討中の記事も読んでおられたため、事前に

Cub2最終形

の音を是非お聞かせいただきたいとのリクエストを頂いていました。うわっ、えらい事になっちゃった、と多少後悔しつつ(^_^;)、あれこれ考えながら昨晩からセッティングをいじっていました。とは言え、下手な小細工など通用する相手ではないことは十分分かっておりましたので、ウィルソン・オーディオ特有の高音のきつさやゴムまりのような低音の質感なども敢えてごまかさず、そのまま出す方向で煮詰めました。

 到着された後、しばし歓談の後、先ずは当方の用意したソフトを聴いていただき、ウィルソンの音を大まかにつかんでいただくこととしました。

1:バッハ「無伴奏チェロ組曲」より:ガイヤール 「AA誌サンプラーCD」(チェロの弦、胴鳴り)
2:The Butterfly:Celtic Woman 「Celtic Woman」(フィドルの弦、アイリッシュ・ダンスのリズム感)
3:突然の贈り物:大貫妙子 「Pure Acoustic」(ボーカル、ピアノ)
4:Bridge Over Troubled Water:Eva Cassidy 「Live At Blues Alley」(ボーカル、ライブの音場)
5:Rural Renewal:Crusaders 「Rural Renewal」(グルーブ感、低音の質感)
6:Dear Oscar:小曽根真トリオ 「Wizard of Ozone」(ピアノトリオのスイング感)

 大体moukutsuさんの想定内のウィルソンの音が出ていたようです。ご友人の方にはエヴァ・キャシディを気に入っていただけたようで良かったです。

 続いてお持ちいただいたソフトでこちらも勉強させていただきました。
1:菅野レコーディングバイブル:BEST SOUND SELECTION by Mori Shima
Tr5: Eclipse(Takemitsu)
Tr7: It's A Sin To Tell A Lie

 このSACD/CDはまだ聴いた事がなかったので有難かったです。Tr5は邦楽で尺八と琵琶の複雑な倍音の入った難しいソフトでしたが、拙宅のDP-85でもSACDとCDの質感の違いは十分聞き取れました。と言っても、ヒスノイズからして全く雰囲気が違うんですから、嶋先生の努力の賜物ですが(^_^;)。moukutsuさんからは琵琶のバチのアタック音がアポジーでは出しにくく拙宅のシステムでは割とよく出ていると評価をいただきました。Tr7は世良譲トリオのスイング感が割りとよく出ていたのではないかと思います。

2:Spain(Corea)GRP All Star Band 「プレイズ・ジャズ・スタンダーズ」
 デイブ・グルーシンのピアノやリー・リトナーのギターなど個々の質感はまずまず掴めており、音場もそれほど濁りなくクリアに再生できたかなと思います。しかし、実はビッグ・バンド・ジャズは拙宅のやや苦手な分野で、その予想通り全体としてはやはり腰高の再生となってしまっており、この曲だけはサブウーファーがあった方が良かったかなと思いました。500Hz中心論のmoukutsuさんも同じ思いで聴いておられような気がしました。

 名誉挽回と言うわけではありませんが、当方から寺井尚子の「Live」から同じSpainを聴いて頂き、こちらは寺井さんのヴァイオリンとアラン・パスクァの高音中心のピアノが核となる演奏ですので拙宅のシステムでもバランス良く鳴りました。これが今回お二人に一番気に入っていただけました。手前味噌ですが(実は私も久しぶりに聴いたのですが)今までで最高の再生だったかな、と思います。

3:Le Temps Du Lilas:Barbara
 ステサンでよく和田先生が取り上げておられるシャンソンのバルバラを初めて聴かせていただきました。やはりウィルソンはアメリカのSPですね、やや明るすぎてバルバラのフランス語の妖艶さを表現することは難しかったです。でも雰囲気は良く分かりましたので、次のSPの参考になります。moukutsuさんの無言の励ましと受け取らせていただきました。

4:Audiophile Sampler
Tr1:Rey A Quien Reyes Adoran
Tr18:So Many Stars

 これも初めて聴かせて頂くサンプラーで勉強になりました。一曲目は聖歌隊の合唱、18曲目はジャズ・ボーカルの好録音盤でした。

 しばし休憩後、話の種程度にロクサンのアナログの音も聴いていただきました。ようやく最近になって小編成のポップス、ジャズなどはそれほど破綻なく聴けるようにはなったのですが、オーケストラなどはまだ音が暴れます。それを承知でカラヤン&BPOの「木星」(ホルストの惑星より)なども聴いていただきました。
 moukutsuさんはふんふん、と言う感じで良い所もアラも全て聴き取っていただいていたようですが、お連れの女性の方は「木星」を通しで聴いたのは初めて、ということで喜んでいただけて思わぬ僥倖でした(^。^)。

 最後は我が家のキラーチューン、別名「無理やり聴かせる盤」ともいいますが(笑、山崎はこの「飛びます」を聴いていただきました。moukutsuさんから、アナログのボーカルは可聴音域に独特の密度感があっていいですね、と言うお褒めのお言葉をいただき、大変有難かったです。

 短時間でしたが楽しい時間を過ごさせていただきました。今後への励みにもなりました。お二人のアポジーもいつか聴かせて頂きたいです。どうもありがとうございました。

| | コメント (4)

2007/02/12

拙宅&hide。さん宅オフ

Thiel
(hide。さん宅、Thiel CS7 and eAR1001)
 今日は遠路はるばる拙宅までOTさんにご訪問頂き、楽しい時間を過ごさせていただきました。また、それに引き続きTeam Thielの管理人であられるhide。さん宅にご訪問の計らいを取ってくださり、ティールの凄みのあるサウンドを堪能してまいりました。OTさん、hide。さん、ありがとうございました。

Mrot まずはお昼過ぎにOTさんが拙宅に到着、しばしお茶の後幾つかのCD、アナログのソフトを聴いていただきました。部屋のアシンメトリの関係で少しボーカルが右にずれる点をすぐさま指摘されてしまいました。しかし概ね良く躾けられている音ですとのご評価をいただき少しほっとしました。悩んでいる低域の量感、密度についても色々とアドバイスをいただきました。38ウーファーにすればいいもんでもない、と言うことがよく分かりました。
 中途休憩で一路プールに。OTさんは私のブログの水泳カテゴリーの数少ない、と言うか唯一人のコメンテーターです(^_^;)。現役時代背泳ぎのスペシャリストでおられたので今日は色々とアドバイスをいただきました。特にキックとローリングにつき教えていただき大変ありがたかったです。
 自宅に帰ってから、お茶がてら「横丁へよ~こちょ」の昨日の録画を無理やり見ていただきました。ヨギータが受けてよかった(爆。実は池乃めだか師匠のファンだそうで、親近感一層アップ!
 その後、少しまたオーディオに戻り(ほんとにオーディオオフか!?)、普段はオーマニが聴きそうにないソフトを幾つか。カルチャークラブや山崎ハコを喜んでいただいたので嬉しかったですね。

 そして夕方からhide。さん宅へ向かいました。国立公園を借景とする山の中の一軒家でしかも白亜の豪邸!素晴らしいオーディオ環境です(^○^)。hide。さんもリビングオーディオですが、拙宅とは違い一角を区切って非常にシビアなセッティングをしておられます。さすが難しさでは定評のあるThielを使っておられるだけの事はあります。クラシックを主体として聴かせていただきましたが、とにかく低音の充実振りに

「ドギモヌカレタヤロ(byヨギータ)」

もう、畏れ入りましたとしか言いようがありません。事前にOTさんから、Thielはパッシブラジエタがウーファーがなり終わっても振動し続けているので制動が極めて困難、と聞いていましたが、そんなことを微塵も感じさせません。また楽器からの直接音とホールトーンを明瞭に鳴らし分けることが課題とおっしゃってましたが、私が持参したシベリウスのテンペスト組曲で見事にそれが達成されていて、決してオーバーではなく「畏怖を感じさせる」ような押し寄せる低域の空気感を実感しました。
 唯一感じたのが左右のユニットで低音の密度が僅かに違うことでしたが、定在波を避けるために数cm右にオフセットしているためで、如何にこのSPがセッティングにシビアに反応するのかよく分かりました。正直拙宅で使いこなすのは至難の業、hide。さんもOTさんも凄い使い手ですね。

Ear_1  以前ルーツサウンドさんにCS7の中古が出ていたのですが、マスターから使いこなすのは至難の業と言われてました。クラシックとポップスでセッティングが全く違ってくるのでジャンルを固定しないと無理(当然ながらクラシック専門と言う意味)、と聞いていました。しかし、hide。さん宅ではものの見事にどちらも高次元で鳴らされていました。一つには前段機器をそれ用に2セット組んでおられることもありますが、主体はやはりセッティングの妙でしょうね。冒頭の写真のような「しゅうへい」ブランドの拡散板などの配置も勉強になりました。
 更に驚いたのが噂のデジタルパワーアンプeAR1001でした。綺麗なクローム仕上げにブルーのLEDが美しい超小型アンプですが、hide。さんがクレルから乗り換えられたのも頷けるドライブ力でぐいぐいSPユニットを動かしている印象でした。使っているICEパワーはジェフのModel 501と同等らしいですが、以前大場商事の試聴会で聞いた501よりもっとダイレクトにSPを制御している感じがしました。トランスの有無に関係あるのかもしれませんが。

Welltemperedlyra もう一つ楽しみにしていたのが、同じライラを使っておられるアナログで、ターンテーブルが憧れのWell-Tempered Referenceだということでした。こちらも素晴らしい調整で、ライラのカートリッジの「精緻で情報量が多い」と言う特徴を見事に引き出されており、ライラに最も適合するターンテーブルと言う評価がよく分かりました。
 シェフィールド・ラボのLPを持参してかけていただいたのですが、アマンダ・マクブルームの「The Rose」の最強音部に於いて、拙宅ではどうしても割れてしまうボーカルとグランドピアノが何の破綻も無く鳴ってしまうのにはショックを通り越して気抜けしてしまいました(^_^;)。hide。さんもOTさんもこれのどこが難しいの?と言った表情で訝っておられましたね。多分拙宅のシステムとはアームの能力が違いすぎるのだと思います。
 というわけで、存分にティールサウンドを堪能させていただいた上に、綺麗な奥様に美味しいロールケーキと美味しいコーヒーまで頂き、夜も更けてきたのでお暇させていただきました。OTさん、hide。さん、楽しい時間をありがとうございました。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006/07/30

UENOさんとオーディオ&水泳オフ

 今日は新・モアの巣箱でご高名なUENOさんに我が家をご訪問いただきました。新車の軽トラで颯爽と現れたUENOさんは若い上にイケメンで、家内もすぐに打ち解けてしばし歓談。家内の実家も農業で軽トラを使ってるのでそのあたりも琴線に触れたようです(^o^)

 音楽歴をお聞きしたところ学生時代ヴァイオリンを演奏したおられたとの事、当方からのソフトは今日はヴァイオリンを多目にしてみました。
 先ずはマドンナの「Die Another Day」の人工的に作られたボーカル&メインパートとバックのアコースティックの弦の対比を聴いて頂いた後、幾つかのジャンルを経て、ヴァイオリン攻勢は、寺井尚子(ライブ)にはじまり、壷井彰久(KBB)、エディ・ジョブソン(UK)、ヴァンスカ&ラハティ響のシベリウス、スヴェトリン・ルセフ等々。
 amberさんとの因縁のシベリウスのカレリア組曲は実際演奏されたことがおありとの事、またDolonさん宅での印象の深いルセフはMAレコーディングレーベルのマルセロ・ザルボスに通じるところがあるとのコメントをいただきました。調べてみるとマルセロ・ザルボスはブラジルの方のようで、確かにルセフの情熱的な演奏はラテン系に通じるところがありますね。私が彼に魅入られたのも「カルメン狂詩曲」でしたし。
 とかなんとか言いながら一番はまってもらえたのはCeltic Womanだったりして(苦笑。
ケルティック・ウーマン
ケルティック・ウーマン

 UENOさんにご持参いただいたソフトは柴田淳、サラ・マクラクラン、Pinkの女性ボーカル、そして現代プログレの最先端を突っ走るDream Theater など。
 ここでいきなり懺悔(自爆!普段プログレプログレと偉そうな事言いながら実はハマってしまうのが怖くて今までDTは拙宅では一回も聴いたことなかったんです(^_^;)。という訳でDTはバラード演奏を先ずは聴かせていただき、しばらく後で変拍子バンバンのプログレの王道的演奏を聴かせて頂きました。なるほど、プログレの先達のあらゆる要素をぶち込んでいますね、勉強になりました。

 とはいえ、肝心の音ですが、kimuraさんのブログを見ていたにもかかわらず、私もやってしまっちゃったのです。気楽にお迎え下さいと言われていたものの、しばらく触っていなかった事が不安になり、ユニットは触らなかったもののCub2のネットワークボックスのネジ締めを昨晩やってしまったのです。小音量で聴いている時は特に感じなかったのですが、いざオフ会が始まってみると

硬い硬い、キンキンやんか(T_T)

途中から少しほぐれてきましたが、UENOさんの耳には悪いことをしました<m(__)m>やっぱりWilson畏るべし。(ねっ、kimuraさん)

 とりあえず後はアナログをぼちぼちと。是非聴いてもらいたかったRCサクセションの「スローバラード」をまあまあ満足して聴いてもらったのでとりあえず良かったです。

 さて、一息ついたところで、事前にお勧めして水着持参できていただいたので、行きつけのスポーツジムへ。実はUENOさん、最近トライアスロンの泳ぎを平泳ぎからクロールへ変更すべく特訓中との事。これはブログでの水泳仲間を増やす絶好の機会(^o^)とばかり二人してプールへ向かい次は水泳オフです。
 水着に着替えたUENOさんを見ると予想通り、アスリートらしい筋肉質の絞った身体つきです。体脂肪10%以下確実。実はこういうタイプの方は比重が重いのでえてして

沈むんです(^_^;)

 でもって先ず一泳ぎしていただくと、予想通り頑張れば頑張るほど上体が起きて下半身が沈みがちに。「しんどいでしょう」と訊いたら、やはりそうだとの事。丁度マスターズのコーチがフリーの時間で泳いでおられたので、彼にもアドバイスしていただき臨時でフォームのアドバイス。するとみるみる良くなり、僅か30分で見違えるように綺麗で楽そうに泳げるようになられました。さすがに若くて運動神経が良いだけありますね、羨ましいくらいです。

 あっという間に一時間半くらい経ってしまい、帰りの運転のこともあるので上がりにしていただきました。一風呂浴びてすっきりして、お別れしました。
 我が家の夕食はお土産に頂いたコロッケとメンチカツ。肉の密度が凄く、こんな美味しいコロッケは本当に久しぶりでした。ありがとうございました。

 というわけで楽しいオフ会でした。UENOさん、また軽トラ飛ばして来てくださいませ。

 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006/06/10

しゅうへいさん宅オフ

Renaissance1
 今日は数年来の念願がかない、InfinityのRenaissance90をお使いのしゅうへいさん宅にお邪魔させていただきました。同じ神戸市内に住むオーディオファイルとして、ご高名はかねがね伺っておりましたがその素晴らしいサウンドは噂どおりのものでした。

Offmeet1 午前中にamberさん宅でオフ会を済ませたkimuraさん、Klimaxさんそしてamberさんをお昼過ぎに拙宅にお招きし、先ずはアフタヌーンティーしながら我が家のシステムも聴いていただきました。普段滅多に聞けないヒップホップ系やJ-POPの女性ボーカル、そして懐かしのジミヘンまで楽しませていただきました。
 こちらが返礼として用意したのは音の「狂気(凶器^^;?)」を求めるkimuraさんに呼応すべくLed Zeppelinの「How The West Was Won」より「Rock'n'Roll」を爆音で。みなさんに好評だったので何より(^o^)

How the West Was Won
How the West Was Won

 終了後いよいよ4人で神戸の表にあるしゅうへいさん宅を訪問させていただきました。元気な息子さんの出迎えを受けつつ、リスニングルームに入ると、ありました、名機インフィニティのルネッサンス90が(冒頭写真)。Klimaxさんも同機をお使いで特に興味津々の御様子。システムは下記の通り。

CD Player: Linn Majik (200V)
Preamplifier: Mark Levinson 38SL
Power Amplifiers: Classe CAM200 x2
Loudspeakers: Infinity Renaissance90

 そして電源対策、ケーブル類の吟味、更にはルームチューニングを入念になされています。特にルームチューニングに関しては、中央背後に拡散板、一次反射面各所にグラスウールボードを美しい自作木枠に収納した自作ボード、更にはコーナーバスターが配置され入念な音作りのなされた部屋でした。また、前段機器を収納するミュージックツールズのラックの美しさも目を引きました。

Majik さて聴かせて頂いた音ですが、ルネッサンスのリボンツイーターを活かしきった全く破綻の無い、繊細でかつビロウドのような滑らかさを持つ美しいものでした。しゅうへいさんの目指す、刺激的な音を一切出さない音作り、ボーカルの口元がぽっかりと浮かぶ音像定位も見事に決まっておりました。

38sl その為の前段機器、パワーアンプの選択も素晴らしいもので、余裕をもって音楽を鳴らしきり、かつ普段しゅうへいさんがお聴きにならないいろんなジャンルの音にそれなりに即応して対応していました。丁度BMWの7シリーズを120km/hで巡航させている時のような余裕の気持ちよさ、といった感じでしょうか。

Cam200 音場の広さであるとか低音の凄みであるとかも、この機器とルームセッティングの仕方によってはいくらでも出せるような気がしましたが、それはしゅうへいさんが今の音作りのためにあえて切り捨てておられる事で、その辺の見切りの潔さも勉強になりました。

 終了後焼鳥屋さんで歓談し、楽しい時間を過ごした後お開きに。お招きいただいたしゅうへいさん、一切を仕切っていただいたkimuraさん、初めてお会いしたにもかかわらず楽しくお話させていただいたamberさん、Klimaxさん、みなさん有難うございました。

| | コメント (6) | トラックバック (1)

2006/04/23

自宅オフ会

Tohu
 今日は近々転勤されることになったhomさんと、先日Hoteiさんのクリニックでお邪魔させていただいたMさんをお招きしオフ会を催しました。Hoteiさん以外の方に来ていただくのは久々で緊張しました^^;。

 実は先日SPケーブルをキンバーセレクトに替えたばかりで、毎日音が変わるし一昨日などホントにこれは本当にキンバーか?といぶかしむほど高音がキンキンしてきて真っ青

これは人様に聴いていただく音ではない

と茫然自失の状態でした。多分キンバー独特の響きの多さを押さえようと早まって全体的なバランスを崩したのだろうと思います。
 気を取り直して2日間かけて結線やインシュレーターの位置、ラックのネジの締め具合等全て見直し、ついでに少し中央からズレていたパワーアンプの位置も修正しました。硬いものばかりで浮かせていたSPケーブルの支えもキンキンの原因かと思われ、冒頭写真のトウフ君をはじめ、はむちぃのお仲間のぬいぐるみたちも総動員して試行錯誤を繰り返し、やっと昨晩遅くになって何とか普通に聴いていただける音になりました。

Homm 昼過ぎにお二人をお迎えし、しばし談笑後試聴に入りました。写真はお二人に聴いていただいているところ、前がhomさん、後ろがMさんです。幾つかのソフトで響きがやはり過多になるものもありましたが概ね「全うな音ですね」というご評価を頂きホッとしました。
 同じくCub2をお使いのMさんから、「次のSPは考えておられますか」とのご質問を頂きましたが、こちらの苦労に答えてくれるSPですしこれからもCub2で行けるところまで行きたいとお答えしました。でも、homさんをお送りするついでに寄ったルールサウンドさんで丁度ATCSCM100Tslのデモ中で、homさんが拙宅でかけられたソフトを再聴させていただきましたところ、やはり大口径ウーファーでないと得られない世界もあることが分かりました。ああ悩ましい(^_^;)。MさんがJBL4344を手放せないお気持ちよく判ります。

 では試聴ソフトの紹介など。
homさん:
1:山弦 / Someday My Prince Will Come
 ギターDUOが心地よく、弦の響きもまずまずリアルに出ていたと思います。

INDIGO MUNCH
INDIGO MUNCH

2:Michael McGoldrick / Wired To The Moon
 
フルートをフィーチャーしたアヴァンギャルドなアイリッシュ音楽という感じでした。普通のフルートの音色とは違ったかなり太い音が前衛的な演奏とマッチしていました。

Wired
Wired

3:レイチェルZ・トリオ / Fragile (「愛は面影の中に」より)
 曲目を失念しており、homさんに教えていただきました。変則的なドラムの鳴りっぷりはなかなかでしたが、残念なことにハードに打鍵しまくるレイチェルZのピアノの響きが飽和してしまいました。今後のセッティングの課題です。

4:Kyle Eastwood / Big Noise
 homさんにお願いして持ってきていただいたCD。クリント・イーストウッドの息子さんのリーダーアルバムで、一曲目は父の口笛もかっこよく演奏も疾走感に溢れていてしびれました。ダーティ・ハリーのような映画音楽に使っていいんじゃないかな。

Paris Blue
Paris Blue

Mさん:
1:MA onSA(SACD)
 最近三浦先生がよくレビューに使っておられるMA RecordingsのSACDです。Mさんがご自宅にSACDプレーヤーを御持ちで無いので希望されました。アキュフェーズは結局デルタシグマ変換をしてしまうのでCDと音の傾向は殆ど変わらないのですが、さすがに音質の素晴らしいサンプラーでした。

2:Mozart:The Abduction from the Selaglio / Sir Charles Mackerras and Scottish Chamber Orchestra and Chorus ( Telarc )
Telarcのアルバムだけあってクリアでダイナミックレンジも広く取られた好録音でした。オーケストラの各楽器の分離やコーラスのハーモニーも混濁なく再現できたかなと思います。CDを見せていただくとDSD録音となっていましたからSACDもあるのかも。

3:Chopin:Piano Concerto Nos 1&2 / Krystian Zimmerman and Poland Festival Orchestra ( Deutche Grammophon ) 
 一番第一楽章5分あたりから。Mさんのお話によると、Zimmermanは自分用のスタインウェイを常に持ち運ぶそうですが、指揮兼任で弾くそのピアノの質感は良く出ているように思いました。しかしバックのオケとの有機的な絡みが今一つの印象を受けました。Mさんも途中でもういいですとの事でしたので、その辺お気に召さなかったのかもしれません。2のような小編成のオケならまだ何とかなるのですが、大編成のオケは拙宅では日頃あまりかけないのもので、今後の問題点かなと感じました。

 ということで2日間の奮闘といい、今日聴かせていただいたソフトといい、勉強になりました。homさん、Mさん、ありがとうございました。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2006/03/29

Hotei's Clinic :M氏宅編

hoteiclinic
 3月25日の土曜日にまたまた、Hoteiさんのクリニックを見学させていただきました。拙宅と同じCub2をお使いであるとの事で声をかけていただきました。

 朝の仕事を終えて午後から閑静な住宅街にあるM氏宅にお邪魔すると、いよいよこれからというところでした。Mさんは昔からJBLをマルチで駆動されたりしておられたベテランのオーディオファイルでいらっしゃいます。大変研究熱心でおられ、Wilson Audioに直接質問の手紙を書かれたり、最新のソフトはジャンルを問わずご購入されたり、またインターネットを通じて知り合われた先日ご紹介したF氏邸へも出向かれていかれたそうです。Mさんの現行システムを先ずご紹介しておきます。

CD Player: Linn IKEMI
Control Amplifier: Linn Kairn
Power Amplifier: Linn Klout
Loudspeaker: Wilson Audio Cub2
                   JBL 4344
Subwoofer:サーロジック D.Cube2
Analog Player System : Linn Sondek LP12 + Ekos + Arkiv

 ご覧のようにLinnでCub2とD Cube2を駆動するというシステムです。リスニングルームは2階にあり、12畳で半分がフローリング、半分が畳という構成で、もちろんSPはフローリングの側に設置されており、縦置きの構成といえます。

CUB4344 Mさんのご不満は思うように低音が出ないこと、音が硬くきついこととの事でした。その為サーロジックのデジキューブも導入されたのですが、まだ満足できないとの事でHoteiさんのクリニックを受けられました。伺うまではこれだけの機器でどうしてかな、と不思議に思っておりましたが、写真のごとく、Cub2がJBLの横で窮屈そうにしていました。実際音を聴いても確かに音がほぐれておらず音場が広がらない印象がありました。

 そこで早速HoteiさんからまずCub2に最適な位置を探しましょうとの提案がありました。そしてまずJBL2基を真ん中に寄せてCub2の周りに広い空間を作りました。何とそれだけで随分音がほぐれてしまいました。後はHoteiさんのいつもどおりのセッティング方法でスイートスポットを探します。面白かったのがJBLの位置を僅かにずらすだけでスイートスポットが動いてしまうこと。4344はかなり音場に影響を与えるようです。おまけに大きいものですから、Cub2のスイートスポットを決めてしまうと置く場所が無いのがはっきりしています。Mさんも悩まれましたが、決断して部屋から出すことになりました。今は独立されたご子息のお部屋へ取り敢えず移動させました。

linns そこで見つけたのがクアドラスパイアのラック。実は作りつけのラックが今一つかな、と思ってました。 Ikemi, Kairn, KloutをHoteiさん独特の移動術で動かしても、いまひとつ綾戸智恵の声などがほぐれていなかったんです。これを使わないのはmottainai、ということでHoteiさんの説得により、早速利用することにしました。先ずは長い間使っておられなかったので、Hoteiさんにより調整のしなおし。クアドラのスパイクの微調整は初めて見るので大変勉強になりました。そしてHoteiさんがタバコ休憩に行かれている間にMさんと私で機器のセッティング。クアドラはLinnと同じく英国の製品なので、写真の如くまるであつらえたかのようにぴったりです。早速音を聴いてみると見事にきつさが取れ、音場の広がりも上々でした。

 それにしてもサーロジックのD.Cube2は凄いです。以前Dolon邸で2台使いを知ってはいましたが、単体で音を聴くのは初めて。カットオフが急峻でほとんど上の音が聞こえずホント風が来るよう。メインシステムの音色に影響を与えないという意味では非常に使いやすいSWですね。だからといってボリュームを不用意に上げるととんでもない振動が襲ってきますけど。

quadraspire 左の写真が概ねのセッティングを終わったところ。私は予定がありこれで失礼しました。帰ってから自分の音を聴くと、知らぬ間に随分Cub2の音を柔らかくしたものだなあ、と変な感慨が(^_^;)。故朝沼先生に怒られそうです。というのは冗談ですけど、冗談抜きでピントが甘くなってる事を発見。やっぱり他人の音を聴くというのは勉強になるなあ。って昨日の喜びもつかの間、またもやセッティング地獄じゃん(大汗。

dog 良い勉強をさせていただきましたM氏に深く感謝いたします。西村屋のコーヒーも大変美味でした。ワンちゃんにもよろしく(^o^)/

追記:

その後Hoteiさんと連絡を取り、その後の経過を訊きましたところ、サブウーファーを後方隅に変更して更によくなったとの事です。

またクアドラスパイアのラックの調整法につきコメントを頂きましたので引用させていただきます。

『 まず、クアドラスパイアを使用しているお宅に行くと、必ずゆるみを
チェックします。で、ほとんどの場合、ゆるんでいるので、それを修正
するだけです。

 調整は、最初に組み立てる場合と同じで、下の段(一番スパイクに
近いところ)から順番にねじを閉めていきます。この際手で締められる
最大限に締めておくことです。クアドラには購入時に締め上げ時の滑
り止めのゴムが付属していますが、一般的にはこれを使えば良いで
しょう。女性にはきちんと締めるのは無理なので、その場合は男性に
してもらうことです。

 このように、下からしっかりと締めていき、最後に天板のねじを下と
同じ程度に締め込みます。ここはマッチ棒状態の工具が付属してい
ますので、それを使います。

 スパイク部は、スパイクを回転させて高さを調整、この他にロック用
のねじリングがありますので、これで軽くロックしておくと、スパイクの
ガタは止められます。これも工具を使わず手の力だけ、という意味で、
軽く、という表現をしたわけです。』

| | コメント (2) | トラックバック (0)